昆虫ナウ!2007
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昆虫ナウ!2008 #38
「確かに少ない」
掲載:2008/10/24 (4画像で構成)
近年、アキアカネの激減に関する話題が新聞等でも頻繁に取り上げられています。
休耕田の増加や新種農薬の普及等生息に適さない環境への変化が原因とされています。
秋の風物詩として親しまれて来たこのトンボもやがて絶滅危惧種に!!
そんな事は考えたくもないけれど、確かに減りつつあるなと言うのが私の実感です。
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東京でも親水形式の公園では、秋の陽を受け数多く飛び交う姿が当たり前でした。
でもここ数年の推移からは、年を追うごとに減り続けているというのが実感です。
やっと見つけた個体も警戒心が強く、遠くの枯れ枝で神経質な挙動を見せています。
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数が少ないと警戒心も強くなる様です。人の近づく場所には中々止まってくれません。
以前は池の畔の手すりにずらりと並んで止まる姿を良く目にしました。
でも、この日はぽつんと一羽だけ。
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大きな翅は長距離飛行をこなせることの証。
暑さが苦手で、真夏には涼しい山へ集団で移動する習性を持つと言われています。
ここまで成長するには、そういう事も含めて様々な試練を乗り越えて来ている筈です。
そこに更に生息環境の悪化が加われば・・・厳しいんでしょうね。
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居て当たり前と思われていたものが、知らず知らずの内に姿を消してしまう。
私たちの身近にいる生き物の世界では何度も経験して来たことです。
歌にも唄われて親しまれて来た赤とんぼにもその危機が迫っているのでしょうか。
そんな心配の気持ちを抱きながら、そーっとシャッターを切りました。
(全画像:10/19に都内の公園で撮影)
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Digital Camera: PENTAX K10D/TAMRON 90mm Macro(1st, 3rd & 4th image),
RICOH Caplio R7(2nd image),
Processed by Adobe Photoshop CS3 Mac,
Exp.Date: 2008/10/19 at Tokyo(東京)
(c) 2008 Toshio Someya All rights reserved.
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