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          季節の変わり目。不安定な天候はよくあることだけど、今年のは特に過激です。 
      突然襲って来る強い雨。東京23区に大雨洪水警報という報道を何度耳にしたことか。 
      この不安定な空模様は昆虫にも思わぬ影響を与えている様です。 | 
  
  
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          八月終盤。夏を精一杯生きて来たトンボにとっては次世代に生を繋ぐ大切な時期です。 
      シオカラトンボの雌(ムギワラトンボ)がお尻を水面に突き立てて産卵していました。       | 
  
  
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    | 一度でなく何度も。その度に水面に大きな波紋がひろがります。
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    雄と雌のおつながり状態です(下方が雌)。岸辺の草むらで数多く目撃しました。 
      このぶんだと産み落とされる卵は相当な数になる筈です。 
    来年には、この場所で沢山の成虫が誕生か・・・ところが・・・       | 
  
  
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    産卵が盛んに行われていた場所のほぼ全体像がこれ。 
      造成地の工事用道路に出来た水たまり。舗装が平坦でないらしく水が溜まりやすい。 
      ここのところの大雨の後遺症で、広範囲に広がり、一見池の様にも見えなくもない。 
      でも水深はせいぜい2cm程度です。晴天が続けば当然からからに乾いてしまいます。 
      せっかく産み落とされた卵の運命は言う迄もなく・・ 
      ここに集まったシオカラトンボ達、悲しい勘違いをしている訳ですね。罪作りだなぁ。 
      都市部に生きる昆虫の生息環境の厳しさを改めて感じ取った光景でした。       | 
  
  
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    近くの草むらで見たヒメアカタテハの産卵。お尻を曲げて産みつけています。 
      かなり傷みの見られる翅から察して、残された時間はそれ程多くないはずです。 
      好みの草の葉から葉へ飛び回って、忙しく産卵を繰り返していました。 
      でもここは人の手が加えられる公園の一角。徹底的な除草が繰り返される場所です。 
      産み落とされた卵の運命は、たぶんシオカラトンボの場合と同様と思われます。 
      この場合は勘違いとは言えないけれど・・いずれにしても厳しいなぁ。 | 
  
  
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          Digital Camera:
      
      
      NIKON D60/AF-S VR Micro NIKKOR ED 105mm,  
      RICOH Caplio GX100(4th image only),  
    Processed by Adobe Photoshop CS3 Mac,  
      Exp.Date:
     2008/8/30 at Tokyo(東京)  
    (c) 2008 Toshio Someya All rights reserved.  | 
  
  
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