 |
産んだ卵を葉っぱで包み地上に落とすオトシブミの習性。
知ってはいたけれど、実際その場面には出くわしたことがありませんでした。
今回、長野まで足を伸ばしての昆虫観察でようやく実現しました。
噂通りの巻き取り名人ぶりにただただ感心。やはりたまには遠くもいいなぁ・・ |
|
林道脇に車を停めて・・この辺りにいるかもという当てずっぽうが大当たり。
いました!そしてしっかり巻いてました。 |
|
大切な卵だから早く揺りかごで守ってあげたいという母心でしょうか。
てきぱきとした手際良い作業ぶりです。 |
|
ただ円筒形に巻くだけじゃない。
端っこを丁寧に折り曲げて、卵が転がり落ちない様にする仕上げも入念に。 |
|
巻き取りが無事完了。引き続き根元を切り取る作業を始めました。
”ちょっきんちょっきん” |
|
うまく切り取れました。揺りかごはふわりと地上に落ちて行きました。
”無事に育つか心配でしょうがない” という感じでしょうか。
しばらくこの姿勢のままじーっとしていました。 |
|
これは別の場所で目撃しました。
オトシブミでも揺りかごを地上に落とすものと樹上に留めるものがいる様です。
これは後者のタイプですね。まさに樹上でゆらゆら揺れる揺りかごみたい。
でもこの母親の腕前はちょっと未熟かな。卵がひとつむき出しになっていますね。
何事もなければいいけれど・・
※揺りかご(揺籃)は卵の保護と共に卵からかえった幼虫の離乳食(?)となります。
決して産みっ放しではない。優しい気持ちを持った昆虫だなぁと感じました。
(上部4画像は佐久穂町で7/2に撮影。最下部の画像は上田市で7/4に撮影) |
|
Digital Camera:
OLYMPUS E-510/ZUIKO D 35mm Macro(1st - 5th image),
PENTAX K10D/smc PENTAX DA 35mm Macro Limited(6th image),
Processed by Adobe Photoshop CS3 Mac,
Exp.Date:
2008/7/2 & 7/4 at Nagano(長野)
(c) 2008 Toshio Someya All rights reserved. |
 |
|
|