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樹液バーとも呼ばれる様に樹液を出す樹は、それを好む昆虫にとってまさに酒場です。
お酒が入れば人が変わって、居合わせた客同士でのもめごとも起こりがち。
クヌギの樹でそんな光景を目撃しました。
ただ今回は喧嘩の中心人物(?)があまりにも強すぎました。 |
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樹液が沁み出るのは、枝が切り落とされたこの部分だけの様です。
最良の場所に陣取っているのはオオスズメバチ。
同じく樹液狙いのカナブン達はただ遠巻きにするだけ。何故ならば・・・ |
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どうやらこのオオスズメバチは樹液を独り占めにする魂胆の様です。
カナブンが少しでも近寄ろうとすると、ご覧の様に強力な頭突きで追い払います。 |
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体格の差はいかんともしがたい。何しろ相手は日本最大の蜂ですからね。
隙を見て樹液に近づいたカナブンもご覧の様にこてんと横倒しにされてしまいました。
一緒にいた仲間もこれを見て ”こりゃやばい!”と逃げ去ろうと言う体勢ですね。 |
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と言う訳で、カナブン達はなす術もなく、ただ遠巻きにして眺めるだけ。
”さっきからずーっと飲み続けだよ。いい加減にして席を譲ってよ・・”
”うぃー! 文句あるなら掛かって来い。いつでも相手になってやるぜ。”
何とも始末の悪い酔客ではあります。
※カメラマンも距離を置いて最望遠側で慎重に撮影しました。
不用意に近づいたり大きな身振りで刺激を与えるのは危険です。
同様の場面に遭遇の際は十分にご注意ください。
(一部画像は状況説明の為トリミングして拡大してあります) |
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Digital Camera: RICOH Caplio R7,
Processed by Adobe Photoshop CS3 Mac,
Exp.Date:
2008/6/27 at Tokyo (東京)
(c) 2008 Toshio Someya All rights reserved. |
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