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    悪名高き害虫アブラムシの天敵はナナホシテントウ(以下テントウ)。 
      アリは、アブラムシに近づくテントウを追い払う護衛役と言われています。 
      だからテントウとアリは仲が悪い。その定説に一寸疑問を感じるシーンがこれです。 | 
  
  
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    大きなアリがアブラムシの群れに襲いかかっている訳ではありません。 
    アブラムシのお尻から出る甘露を吸い取っている場面です。 
    テントウを追い払ってあげる見返りがこの甘露という訳ですね。 | 
  
  
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    この画像で白く光って見える球状の液体が甘露です。 
      アリが近寄って来るとアブラムシは律儀にお尻上げの体勢に入ります。 
      アリが前脚でお腹を撫でると、お尻からぷくーっと甘露を出すという決まりみたい。 
      お互いしっかりとした信頼関係で結ばれての連係動作と思ったけれど・・ | 
  
  
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    手前にぼんやりと写っているのはテントウです。 
    ”しめしめ沢山群がっているぞ” とアブラムシに接近中。 
    でも相変わらずアリは甘露吸いに夢中。テントウには全く関心を示さず。 | 
  
  
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    テントウは更に接近。手近なところから捕食を始めました。 
      一方アリは甘露をたっぷり吸い終わってさっさとどこかに消えてしまいました。 
      かなり長い間観察しましたが、やって来るどのアリも皆同じ行動パターンでした。 
      追い払う動作は全く目撃できません。道理でこの草にはテントウが沢山いる筈だ。 
      これって完全にアリの契約義務違反だと思うんだけど。 
      アリが護ってくれると信じきって、ひたすらお尻から甘露を出し続けてるアブラムシ。 
      いくら害虫とは言え、哀れ過ぎるなぁ。 
    (2008/4/26と5/1に撮影) 
    注)甘露とは:植物から養分を吸収したアブラムシが排泄する糖分を多く含む液体 | 
  
  
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          Digital Camera: PENTAX K10D/TAMRON 90mm Macro,  
        Processed by Adobe Photoshop CS3 Mac,  
      Exp.Date:
     2008/4/26 & 5/1 at Tokyo (東京)  
    (c) 2008 Toshio Someya All rights reserved.  | 
  
  
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