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花に来て吸蜜する者、ゆったりと日光浴を楽しむ者。秋晴れの日の過ごし方は様々。
晩秋を生きる昆虫達にとって、ここ数日の好天は何よりも有り難い状況の筈です。
このまま継続して、秋の昆虫シーンを少しでも長く楽しめればいいのですが・・ |
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この時期の花と言えばセイタカアワダチソウ。今日も多くの昆虫が訪れていました。
これは成虫での越冬も可能なキタテハ。
花のある今の時期に、出来るだけ沢山栄養をとっておこうと言う感じです。 |
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タテハチョウの多くは翅の表と裏で大きく印象が異なります。この蝶も然り。
翅裏の渋い色合いは、真冬の枯れ野に合わせた擬態と思われます。 |
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ベッコウハナアブも来ていました。鼈甲細工を思わせる斑紋入りの翅がユニークです。
ところでこのアブ、その体形が示す通り、結構ずぶとい奴らしい。
幼虫時代にはスズメバチ類の巣に潜んで、幼虫や蛹を食べる荒技をしているんだとか。 |
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サクラの木も多くの葉を散らし、だいぶ寂しくなって来ました。
次の春に備えての花芽が目立つ枝。その先端に止まっているのはアキアカネです。
派手に飛び回る事はありませんが、のんびり翅休めする姿は数多く確認出来ました。 |
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水辺に近いこの場所は、アキアカネ達にとっての終の住処となる筈です。
これからも穏やかな陽射しに包まれた平安な日々が続けばいいのですが・・
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