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戻った陽射しとともに夏が息を吹き返した感じで、気温もかなりの上昇を見せました。
そうは言っても、夏から秋へ、季節の変わり目に差し掛かっていることは確か。
昆虫の世界にも、それを感じさせる雰囲気が漂い始めました。 |
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セミの声は相変わらずやかましいのですが、一時に比べればかなり鎮まった様にも・・
息絶えて路上に転がる個体を目にすることも度々。夏の終わりを感じる光景です。
(左:アブラゼミ、右:ミンミンゼミ) |
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ウスバキトンボは、私にとって秋の始まりを感じさせてくれるとんぼです。
場所は限定的ですが、現在かなりの数を目にすることが出来ます。
幅広の翅を使いひたすら飛び続ける感じなんですが、ごくたまーに翅休めすることも。
この低木は彼らの常用休息場所。毎年注目しているのですが、今年もずばりでした。 |
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秋の昆虫シーンに欠かせないキャラクターと言えば、立派に成長したバッタたち。
今日出会ったこのトノサマバッタも、主役をはるのに十分な資質の持ち主でした。
殿様と呼ばれるだけはあるなぁと、素直に納得しました。 |
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殿様は格好いいけど、このイボバッタは一寸どうかなって言う感じ。
砂利がごろごろしている場所に紛れ込むと、見分けが難しい隠れ名人です。
名前の通り肌もごつごつのイボだらけ。ひたすら砂利になりきろうと努めています。
彼らに出会ったら ”全然気づかないよ” と振る舞うのが礼儀と思われます。 |
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ヒメアカタテハに対する接し方も同様でしょうか。翅を閉じるとこの通り。
この先、秋の終わり更には冬に入っても目撃出来る長寿命の蝶です。
枯れ草に紛れる姿は、身を守る為の絶対条件と思われます。 |
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でも気分が良くなって翅を開くと、折角の擬態が台無しになっちゃいます。
このへんの茶目っ気ぶりが、姫と言う可愛らしい名前の由来かも。 |