YAZILI KAYAヤズルカヤ

ハットゥサスから徒歩約40分。ハットゥサスの遺跡と共通の入場券。


主室(A室)

切り立った岩によって自然にできたこの部屋は、周りを取り囲む岩肌にずらりとレリーフが彫られている。実際には聖所であったらしいが、屋根のない美術館みたいなもので、午前11〜12時くらいが陽当たりのいい時間。


   
       
主室−神々の主群像

左側が天候神テシェプ、向かい合って豹に乗っている太陽女神ヘパト、その右がシャッルマ。さらに右の下には双頭の鷲。
写真に写りきらなかった左側には、切り立った山をまたぐハットゥサそのものの天候神がいる。


   
       
主室−太陽神

主室のレリーフは、神々の主群像のほかに、様々な神が列をなしている。これはその中の太陽神で、頭に太陽円盤を乗せている。


   
       
小室−12神の行列

垂直に切り立った壁の間には、小室が設けられ、ここのレリーフは比較的保存状態がよい。剣ととんがり帽子がお揃いの12神が行進しているレリーフ。この奥には壁にぼっかりと穴があり、どこかの博物館がレリーフを持ち出したのかと思ったら、どうやら骨壺などを奥埋葬場所だったらしい。


   
       
小室−シャッルマ神とトゥトゥハリヤW世

大きな神が小さな王の肩に手を回し、右手首をつかんで守っているという、珍しいポーズのレリーフ。


   
       
ヤズルカヤ全景

小さな岩山を利用したレリーフの部屋の前方には、祭壇を持つ神殿跡が残っている。神々の名や王の名が発見されたことにより、ハッティ(ヒッタイト)帝国の聖所だったと考えられている。


   
       
 
 
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