
Zaurus SL-A300 をサーバー化する手順です。
最初は、単にSL-A300とPC間のデータのやりとりをイーサネット経由で行いたかっただけでした。
それがあまりにも簡単にできたのと、telnetでPC側からZaurusをリモートコントロールできた事に感動してしまったので、いつの間にかWebサーバーにまでふくれあがってしまいました。
ここでの記述内容はあくまで、私個人が使用している環境です。
したがって、すべての環境で作動することを保証する物では有りません。
また、サーバー化することにより、ザウルス本体のセキュリティレベルが低下する事も有りますので、試される方はあくまで自己責任において行ってください。
Contents
サーバーにするための準備
Zaurus SL-A300 をサーバーにするためには、最低限次のような物が必要となります。
- ハードウエア
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コミュニケーションアダプター(CE-JC1)
CFカード型LANカードを接続するために必要です。CFカード型LANカード
メーカー作動確認済みLANカードSDカード
(必ず必要な訳では有りませんが、できるだけ大容量な物が有ると便利です。)
要するに、イーサネットに接続できるハードウエア環境を構築してください。
ちなみに、私個人の環境はLANカードにプラネックスコミュニケーションズ株式会社のGW-CF11H、アクセスポイント(兼ルーター)としてI-O DATAのWN-B11/Rを使用しています。
余談:これを書いている時点ではまだ、SDIOに対応したLANカードが発売されていません。
ただ、SDIOに対応したLANカードを使用しても、別途ストレージデバイスが必要になるので、コミュニケーションアダプターは必要でしょう。 - ソフトウエア
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ネットワーク設定 (コミュニケーションアダプターに付属)
最新版はhttp://zaurus.spacetown.ne.jp/sl-a300/menu-sla300.aspからダウンロードできます。ターミナルソフト (コマンドラインで操作するためのもの。)
SL-A300にはターミナルソフトが付属されていないので、別途用意する必要があります。
私は、http://www.myzaurus.com/licQpe_terminal.aspからダウンロードした物を使用しています。
他にもあると思いますので、気に入らない方は探してみてください。エディター (設定を書き換えるために必要)
Sl-A300付属のメモ帳では、設定ファイルの書き換えができないので必要になります。
コマンドラインからvi が使用できるので、「viを使い倒そう」等を参考にviを使用するのも良いかもしてません。私は、Zaurus SL-A300上ではZEditorを使用し、telnet 経由では vi を使用しています。
これらの物が準備できたら、上記3種類のソフトをインストールし、各自のネットワークに合わせてネットワークの設定を行ってください。
参考にした物