
個人的なペンギン(Linux)、恐竜(SL Zaurus)に関する覚え書きです。
Contents (目次)
- SL Zaurus(SL-A300)
SL Zaurus(SL-A300)
- swap file の作成
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- dd if=/dev/zero of=<作成するファイル名(c.f.:/home/swap_file)> count=<作成するファイルのサイズ(c.f.:10Mの時は20480)>
- mkswap <作成したファイル名(c.f.:/home/swap_file)>
- swapon <作成したファイル名(c.f.:/home/swap_file)>
dd コマンド:スワップファイルの作成。
mkswap コマンド:作成したファイルをスワップファイルとして割り当て。
swapon コマンド:スワップ機能を有効にする。スワップファイルの置き場所を本体内にするには、作成するファイル名を/home/<filename>(/<filename>でも良いのかな?)とし、
SDカードにするには/usr/mnt.rom/card/<filename>とすれば良いようです。
SDカードの抜き差しが気軽に行えなくなるので、私は本体内にスワップファイルを作成しました。スワップ機能を自動的に有効にする方法。
rc.swap のような名前のスワップ機能を起動するスクリプトを、/etc/rc.d/以下辺りに作成します。(中身は次のような内容です。)
#!/bin/sh /sbin/mkswap /home/swap_file /sbin/swapon /home/swap_file exit 0
このスクリプトは、本体内にswap file を作成した時の物です。
SDカードなどに作成した場合は、このサイト等を参考にして、スワップファイルの自動判別スクリプトを追加してください。chmod 755 rc.swap とでもして、rc.swapファイルに実行権を与えてやります。
(本来なら、root以外からは見えないように、chmod 711 rc.swap とした方が良さそうですが、端末にしているWindows からもファイルを見たいので、実行権を755としています。)あとは、ln -s rc.swap /etc/rc.d/rc5.d/S35swap 等として、先ほどのファイルのシンボリックリンクを、/etc/rc.d/rc5.d/以下に作成するだけです。
- SD Card を ext2形式でフォーマット
SL Zaurus で使用する SDカードは、VFAT形式のフォーマットで特に問題はないのですが、Linux で使用されている ext2形式でフォーマットすることもできます。
ext2形式でフォーマットするには、まず、SDカードをアンマウント(# umount /dev/mmcda1)してから、以下のコマンドを入力することで行えます。
# mkfs.ext2 /dev/mmcda1
- samba でファイルサーバー化
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イーサネット上でSL Zaurus のsamba機能を有効にする方法です。
- /usr/lib/samba/smb.conf を編集
interface = usbd0 を interface = usbd0 eth0 とする。 - /etc/rc.d/init.d/samba stop で一旦samba を止める。
- /etc/rc.d/init.d/samba start でsamba を再起動する。
[root] comment = for test path = / read only = yes guest ok = yes
ここで、read only を no にすると・・・(キャー、すべてのファイルが変更可能に・・・) - /usr/lib/samba/smb.conf を編集
- samba の ユーザーとパスワードの設定
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- samba の ユーザーとパスワード設定ツール smbpasswdを入手する。
私はhttp://gadget.mda.or.jp/zaurus/から入手しました。 - smbpasswdをインストールする。
- コマンドラインからsmbpasswd -a <user name>と入力。
- passwordを聞いてくるので同じpasswordを2回入力する。
Windows からのアクセスのみだと必要の無い作業なのですが、なぜか私の環境ではWindows からのアクセスでもpasswordを聞いてくるので仕方なく設定しました。
- samba の ユーザーとパスワード設定ツール smbpasswdを入手する。
- telnetサーバー
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- /etc/inetd.conf を編集
# These are standard services.とコメントされている直後の
#telnet stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.telnetd
または
#telnet stream tcp nowait root /usr/sbin/in.telnetd
の頭に着いている#記号を取り除く。 - passwd root でrootのパスワードを変更。
- /etc/securetty を編集
ttya0〜ttya7を追加 - initdを再起動する。
ps -ef | grep inetd でinitdのプロセスNo.を確認し、
kill -HUP <プロセスNo.> にてinitdを再起動。
リセットするという手も・・・
SL-B500やSL-C7x0ではユーザー名zaurus、パスワード無しでtelnetサーバーにloginできるようですが、SL-A300ではユーザー名zaurusが設定されていないようなので、新たなユーザーを作成するか、passwd コマンドでrootのパスワードを変更してから使用することになります。
- /etc/inetd.conf を編集
- 新規ユーザーの作成
- adduser <New User Name>
なぜか、Web上で情報が見つからなかった項目です。
/binを何気なく覗いていると、adduserコマンドが・・・
試してみたらしっかり、新規ユーザーの作成コマンドでした。 - Boa でHTTPサーバー化
Boa は Linux 用のコンパクトなHTTPサーバーで、Zaurus Software IndexにあるBoa のページから、SL Zaurus 用のバイナリーパッケージが入手できます。
コマンドラインから、ipkg install boa_0.94.12_arm.ipk でインストールできます。Local Timeの設定
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
/etc/localtime と言う /use/share/zoneinfo/Japan のシンボリックリンクを作らないと有効にならないようです。
注:本体のみインストール可
- FTPサーバー
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FTPサーバーのバイナリーパッケージをhttp://psifertex.com/zaurus/troll-ftpd_1.28_arm.ipkから入手。
このパッケージはTrolltechがFreeで配布しているFTPDを、Zaurus用にパッケージ化した物で、http://psifertex.com/zaurus/が配布元です。
(# wget http://psifertex.com/zaurus/troll-ftpd_1.28_arm.ipk で直接ダウンロードすることも可能。)
FTPデーモンのパッケージをインストール。(ipkg install ***ftpd***_arm.ipk)
/etc/inetd.confを編集
# These are standard services.とコメントされている直後辺りに以下の行を追加。
ftp stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd ftpd -l -a (with TCP Wrapper)
ftp stream tcp nowait root /usr/sbin/ftpd -l -a (without TCP Wrapper)
- #killall -HUP inetd でinetd を再起動。
注:本体のみインストール可
- ruby のインストール
バイナリファイルの入手先:SourceForge.jp projects zaurus-ja
A300でCGIを動かす場合の注意点
- libruby.so のシンボリックリンクを/usr/lib/に作成する必要あり。
# ln -s /opt/QtPalmtop/lib/libruby.so /usr/lib/libruby.so # ln -s /opt/QtPalmtop/lib/libruby.so.1.8 /usr/lib/libruby.so.1.8 # ln -s /opt/QtPalmtop/lib/libruby.so.1.8.0 /usr/lib/libruby.so.1.8.0
1.8 及び 1.8.0 はバージョンによって変わります。 - ldconfのパッケージ(http://club.h14m.org/kenji/diary/?200301c&to=200301261#200301261に有ります。)を入手し、起動時にldconfig を作動させる必要あり。
SourceForge.jp projects zaurus-jaにある ruby 1.8.0-1のパッケージでは上記に点の作業を行わないとCGIが動きませんでした。(A300のROM バージョンは1.5です。)
Web 上の情報を見ている限りでは、A300特有の事例のようです。
- libruby.so のシンボリックリンクを/usr/lib/に作成する必要あり。
- シェルスクリプトのアイコン化
Opie-sh を使用
- 画面のカスタマイズ
/home/QtPalmtop/apps/ 以下の*.desktop の情報から作成している。
/home/QtPalmtop/apps/ 以下のデレクトリがタブに相当。
各デレクトリ内の .directory 内にタブ名やタブのアイコンの情報が記載されている。
以下のコマンドで設定が有効になる。
# qcop QPE/System 'linkChanged(QString)'
文字コードはUTF-8。