☆ 星くずの”たわごと” 02 ☆   更新日: 2015年12月29日

** 人間の体を作っている原子はずっと昔に爆発した古い星の内奥部で作られた。その意味で人間は星くずからできているといえる。 **
                                                  
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☆ 2015年12月29日 : 貧困、飢餓、やりきれないですね!

 朝日新聞の天声人語や社説はいつも読むことはないのですが、12月23日付けの天声人語にふと眼がいってしまいました。それは、故野坂昭如の「二度と飢えた子どもの顔は見たくない」という冒頭の文言でした。そこには、次のような話が載っていました。「先日の本誌記事に胸のつぶれる思いがした。貧困にあえぐ30歳の母親は、よくご飯にサラダ油としょうゆだけの”食事”を二人の娘に食べさせたという。二人は腹をすかせ、ティッシュペーパーを口にした。次女は塩をふってかみしめた。ろうそくの炎をみつめながら、長女は”死んじゃうの”と聞いたそうだ。」

 このような話は、現在の日本でもあちこちにあるのではないでしょうか。だいぶ昔、”一杯のうどんを親子で分けあって食べた”という話があったことを思い出しました。まるで、クリスマスの夜の”マッチ売りの少女”の世界です。日本では、一人親など、大人が一人の世帯の子どもの貧困率は5割を超えるとのことです。とりわけ、母子家庭は厳しく、その世帯数が1983年に比べて1.7倍に増えたそうです。世界的にみれば、貧困で飢えた子どもは、もっともっと数え切れないほどいるはずです。

 この現代において、何とかできないのでしょうか。とてもやりきれない思いでいっぱいです。政治にとって、差別、貧困、飢餓などの撲滅は最優先課題です。戦争準備のために自衛隊強化をやっている余裕などないはずです。オリンピックで国民の英気を盛り上げることも大切かもしれませんが、片や食事もままならないということでは、話になりません。テレビでは”大食い競争”です。あきれて開いた口がふさがりません。”りっぱな”教会できれいに着飾って平和を祈っても、自己満足に見えてしまいます。新聞も実態を報道するだけでは、免罪符にもなりません。新聞自身も含めて、Breakthroug的な運動を起こすことができないのでしょうか(まあ、望むべくもありませんが)。

 まあ、愚痴を言うだけなら簡単ですよね。評論家と変りがないわけですから。でも、一人ひとり、個人的には不条理な世界にどっぷりと浸って生きているわけで、どうにもなりません。ということで、今年もやりきれない気持ちで年末を迎えることになりました。”皆さん、良いお年を!”などと言う気持ちにもなりません。


☆ 2015年12月23日 : ”エントロピー”に感動??

 最近、年老いたせいか、山歩きをしたり旅行に行ってもあまり感動を覚えることが少なくなってきました。他方、科学の分野で、今まで知らなかったことや理解できなかったことが、”なるほど!ああ、そうだったのか!”と、新たに理解できたときなどは、とても知的興奮を覚え、感動することがよくあります。

 最近のその一つが、”エントロピー”です。、この”エントロピー”という言葉は、理工系の人ならほとんどの人が知っているはずですが、学生の理解度は低く、よくわからないままに卒業をしている人が多いそうです(昔は、社会科学系でも”エントロピー”が取り上げられていたはずです)。そう言う私も、”エントロピー”については学んだはずですが、意味がさっぱりわからず、現在に至っています。

 この”エントロピー”という概念は、熱力学(蒸気機関などの熱機関を扱う学問)から生まれた概念ですが、その後統計力学(多くの粒子からなる系を統計(確率)的に扱う学問)で再定義され、更には情報工学でも主要概念として取り込まれるようになりました。ところが、この”エントロピー”は抽象的な概念で、実態が見えないため、とても理解が困難です(”エネルギー”という言葉も抽象的概念ですが、今ではあいまいながら一般的に使われる言葉になっています)。
水彩画作品05:静物01(模写)
 永年、”エントロピー”という概念が私の頭の中でもやもやとしていたので、最近、書棚からブルーバックスの関連入門書を数冊取り出して、何度も何度も繰り返し読んでみました。その甲斐あってか、最近になって、ようやく”エントロピー”の概念のイメージが湧くようになってきました。といっても、理解できたというには程遠いレベルですが。とは言え、”あー、そういうことだったのか!なるほど、全体のイメージがわかったぞ!”ということで、最近ちょっぴり自己満足に浸っているというわけです。本当は、自分で研究し、新たな発見をしたときに、多いに知的興奮を得ることができるのでしょうが、その道を外れた今となっては、ささやかな理解で我慢しなければなりません。つまらないお話ですみません。


☆ 2015年12月3日 : わんだふる山中湖のアクセス数が70,000件を達成!

 先週末、アクセス数が70,000件を達成しました。1999年の創刊?以来16年がたちました。2007年10月に40,000件を達成していたので、それから8年たってようやく30,000件増えたということです。アクセス数が少ないにも係らず、よく続きましたね。2009年12月には、10周年記念?でカレンダープレゼントを行いましたが、もうそんな気力も残っていません。

 今年、「山中湖の近況報告」をやめ、現在の「星くずのたわごと」に切り替えて1年経ちましたが、「たわごと」をもう少し続けてみようと思っています。おつきあいよろしくお願いします。

 先週、8日間のスペイン旅行をしてきました。また、旅行記を書き下ろそうと思っています。ご期待を??
建設中のサグラダ・ファミリア聖堂 情熱的なフラメンコ・ダンス


☆ 2015年12月3日 : 急に寒くなってきました

 暖かかった山中湖も、急に寒くなってきました。朝はマイナス3度まで下がりました。朝日が昇ると、芝生の露が、ちょうど虹の現象と同じく、太陽光を屈折させて、七色に輝きます。芝生一面に、七色に輝くダイヤモンドが敷き詰められたように見えます。朝のひと時だけ、家内とリッチな気分に浸ることができます。ただし、それも一瞬の出来事で、しばらくすると、現実の世界に戻されてしまいます。ああ、がっかり!!

 ひまわりの種を食べに、多くのシジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワがやってきますが、今年は初めてゴジュウカラが2回訪ねてきました。眼の上にス−ッとのびた白い線ですぐにわかります。うれしかったです。

 今週から水抜きを始めました。ちょっと面倒くさいですね。
100万$のダイヤモンドの輝き ヤマガラの朝食


☆ 2015年11月24日 : ハワイ島マウナ・ロア山からの写真

 今年7月に、長男がハワイ島の第2の高峰であるマウナ・ロア山を登頂してきました。ハワイ島の気候は雨が多く、晴天は珍しいらしいのですが、長男が登った日は快晴だったそうで、とてもラッキーだったそうです。左の写真は、長男が撮影した写真です。すばらしいですね。

 ちなみに、私も同じ頃ハワイ島のキラウェア火山を訪れたのですが、時々小雨が降ったりで、残念ながらよい写真は撮ることができませんでした。20年ほど前にもキラウェア火山を訪れたのですが、そのときも霧でまったく展望がききませんでした。運が悪いですね!!

夕日(Mt.Mauna Loa in Hawaii ) 銀河?(Mt.Mauna Loa in Hawaii )


☆ 2015年11月16日 : 山中湖は暖かいです

 今年の山中湖の10月11月の気候はとても暖かいです。10月15日にストーブの火入れをやったのですが、特に冷え込んでストーブがないと我慢ができないということはありません。夜、足元が寒いときだけストーブをつけている状況です。

 9月15日付けの”たわごと”で、山中湖村の陶芸クラブ”蒼生クラブ”での揉め事の話を取り上げましたが、その後も揉め事は一向に収まらず、混乱しています。前回、”あまり争いごとには巻き込まれたくない”と伝えましたが、後ろに隠れて黙り込むのはどうも性に合わないようで、私の”正義感??”からついつい口出しをしてしまい、混乱の真っ只中に入り込んでしまったようです。私と家内は役員への抗議のために、文化祭への作品出展を拒否しました。早く正常化してほしいものだと思っています。

 今年の秋は、越後(石内、十日町、松代、松之山方面)や蓼科、軽井沢へ泊りがけのドライブに行きました。脚がよくないので山登りは避けているのですが、11月6日は、久し振りに甲州100名山の一つの鶏冠山(黒川山)を歩いてきました。約4時間の行程でしたが、山歩きは気分が晴れ晴れとします。気分が落ち込みやすいときは、本当によい清涼剤となります。
水彩画作品04:模写


☆ 2015年10月30日 : 富士山5合目でカモシカを発見!

 今年は、スバルラインがオフシーズンの平日に無料開放されているということで、このチャンスを逃がすわけには行かないと、スバルラインを通って5合目まで行ってきました。久し振りに、御中道をのんびりと歩こうと思って、御中道に入ったのですが、すぐに赤い実が眼に入ってきました。そうです、コケモモの実です。もう採り終ったらしく、多くはなかったのですが、ついつい夢中になってXXしてしまいました。家でジャムを作ったのですが、少しいやなにおいがして、特においしいとは思いませんでした。ちょっとがっかりでした。

 5合目駐車場から奥庭駐車場へ戻る途中、道路わきの斜面に2頭のカモシカを発見しました。富士山でカモシカを見るのは初めてでした。とても感激!興奮しました。ラッキー!です。

富士山5合目で発見したカモシカ2頭 御中道でコケモモを少し頂きました


☆ 2015年10月26日 : 朝日新聞(2015.10.21)「意見広告」

 10月21日(水)に、「一人一票の国民投票で首相候補を選ぶ会」という意味のよくわからない会の「意見広告」(文責者:升永英俊、伊藤真弁護士)が大きく(一面の半分ほど)掲載されていました。タイトルは、「ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気がつかないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。」です。お分かりですか?誰の発言か。そうです、あの率直な発言で超有名な”麻生大臣(元首相)”のお言葉です。

 この発言は、新聞で報道されたのを覚えていますが、2013年7月29日の東京都内の講演会での発言のようです。だいぶ昔の話になってしまいましたね。その後は、報道されたとか、どこかで取り上げられたという覚えがありません。政府から強い”お達し”があったのかなと想像していますが、どうなのでしょうか。そして、10月21日の新聞を見て、ちょっと驚いたというわけです。

 少し長くなりますが、国民にとってとても重要なことと思いますので、「意見広告」に記されている麻生の発言内容(録音テープから書き起こし)と、「意見広告」の概要を以下にを記します。

 水彩画作品03:紅葉(旭が丘湖畔)

T.麻生財務大臣発言:「昔はみな静かに(靖国神社に)行っておられましたよ。各総理大臣もみな行っておられたんですよ、これは。いつから騒ぎにしたん
  です?マスコミですよ。ちがいますかね。いつのときからか、騒ぎになった。と私は・・・。騒がれたら、中国も騒ぐことにならざるをえない。韓国も騒ぎます
  よ。だから、静かにやろうや、というんで。憲法も、ある日気がついたら、ドイツのこともさっき話しましたけれでも、ワイマール憲法がいつのまにか変わって
  て、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気がつかないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。」

U.ナチス・ヒットラーは、「緊急事態宣言」を使って、独裁国家を創った:
 1)1933年のドイツ
   1933/01/30  ナチス・ヒットラー内閣成立
        02/02  解散・国会議員総選挙
        02/27  国会議事堂放火 ・・ナチスは共産党の仕業と言ったが、実際はナチスの意図的行為ではないかという疑いがある(筆者コメント)
        02/28  ヒットラー内閣は、大統領をして、緊急事態宣言(大統領令)を発令させた。緊急事態宣言に基づき、プロイセン州だけで、約5000人
               (共産党員、社会民主党員等)が、数日のうちに、令状なしで、逮捕・拘禁された。
        03/05  選挙投票 (ナチ党+国家人民党; 51.9%の得票率で、議席数は340(53%))
        03/23  全権委任法成立
        04/26  プロイセン州に、ナチス政府は、秘密警察(ゲシュタポ)を設けた。国民の一部は、秘密警察に密告した。そして国民の多くは、密告
               を恐れた。
        07/14  「緊急事態宣言」した、ナチス政府の命令により、ナチ党(ナチスともいう)以外の政党は、存続、新設を禁止された。
        11/12  国会議員総選挙(投票率:95.3%、ナチスの得票数92.2%、無効票7.8%))

   1933/3/5の選挙で、ナチス以外の政党に投票した【全投票人の56.1%(=100-43.9)の人々】のうちのほとんどが、その8ヶ月後の1933/11/12の
   選挙では、真逆に、ナチス支持の投票をした。その理由の一つは、「緊急事態宣言」下での、ナチスに反対する人々に対する、大量の逮捕・拘禁・その
   後の行方不明を知って生まれた恐怖心と無力感と諦観であろう。

 2)2013〜2015年の日本
   2013/12/06  秘密保護法成立
   2015/09/19  安保法成立

V.自民党憲法改正草案98条、99条:
   「第98条(緊急事態の宣言」 1 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然
   災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発するこ
   とができる。(略)

   「第99条(緊急事態の宣言の効果) 1 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制
   定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な支持をすることができる。 2 (略)

   3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために
   行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第14条、第18条、第19条、第21条その他
   の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。 4 (略)

W.歴史を見ると、「【ナチスの手口を真似る政党のリーダーが、自民党憲法改正草案の「緊急事態宣言」条項を用いて、独裁国家を創る可能性】は、皆無。」と
   は断言できない。自民党憲法改正草案の緊急事態宣言条項は、【憲法9条改正】とは比べものにならない程、怖い。


 ドイツの現代史は昔少しばかりかじったことがあり、ワイマール共和国がいつのまにかナチス独裁国家に変わったことは少し覚えていますが、詳細は忘れていました。今回こういう意見広告が出されたことはすばらしいと思います。ただし、この意見広告は今回が初めてなのかわかりませんが、もしそうだとすると、何かタイミングがずれており、今頃何なの?という感じがしないでもありません。事態は安部の思惑通り、着々と進んでおり、国民は戦争法案など過去の話になりつつあるような雰囲気ですね。朝日新聞も、このような内容の記事を”一面”全面に出すような気概がほしいですが、まあ無理でしょうね。

 ところで、日本は、別に遠い国の超有名なナチスの歴史に学ばなくても、身近な日本の明治以来の帝国主義的現代史を持っています。台湾、韓国の併合、中国への進出と満州属国化などに向けて、日本がどのように軍事政権を打ち立て、海外侵略をやっていったかを、国民すべてが真摯に学ぶべきです。軍靴の響きが聞こえてきます。


☆ 2015年10月21日 : 文化の秋

 18日(日)は、山中湖村のボランティア祭りがあり、蒼生クラブも陶芸作品のバザー販売を行いました。売上げはまあまあだったようです。11月の3日(火)からは文化祭も始まります。

 今年はまだそんなに冷え込むことはないのですが、やはり夜は火がほしくなります。ストーブをつけてみました。暖かくてよいですね。

ストーブを点けてみました ボランティア祭り(1) ボランティア祭り(2)


☆ 2015年10月12日 : 「あおいおばさんのジャム」

 今年も「あおいおばさんのジャム」を製作し、知り合い、友人の方々に頒布しました。皆さん喜んでいただけるので、家内はそれを励みにして?がんばっています。本当はジャムを作って食べるのが目的というよりは、自然の真っ只中に入り込んで、豊かな自然の恵みを探して採取するのが楽しいからです。豊作のときもあれば、不作のときもありますが、林の中を歩き回れることに感謝と喜びを感じています。いつまで続くのかな??

 ということで、自然の恵みを頂こうと梨が原に入ったのですが、休日にも関わらず、日本軍の諸君が軍事演習?をしていました。右の写真は、道の脇に隠れ、木々の枝葉で偽装した軍隊の車です。対北朝鮮か対中国に向けた軍事演習なのでしょうか・・・やめてほしいですね。

今年の「あおいおばさんのジャム」 隠れているものを探してみてください


☆ 2015年10月06日 : 秋の惠と陶芸作品

 秋も深まり始め、ようやく週末が晴れるようになったので、梨が原や青木が原樹海を訪れて、自然観察をやっています。ついでといっては何ですが、ヤマブドウもいただいています。1、2年前には大量に採れた所がまったく採れないというケースもありますが、今年はほぼ”平年並み”の収穫でした。東京で家内がせっせとジャムつくりに励んでいます。

 山中湖村の文化祭が近づいてきたので、陶芸作品の制作に励んでいるのですが、思ったとおりの作品がなかなか出来なくて、若干いらついています。陶芸を始めてもう5年くらい経ちますが、さっぱり進歩が見られません。まあ、陶芸活動は雨の日の暇つぶしくらいにしか考えていないので、上達は望めませんね。
秋の惠ヤマブドウ 陶芸作品(うまく出来ません)


☆ 2015年09月26日 : 長谷川ジャズトリオ in 芦川

 山梨県の旧芦川村をご存知ですか?。現在は、笛吹市に吸収合併されて、笛吹市芦川町となっています。地理的には、富士河口湖町の北側にある御坂山塊をトンネルで通り抜けた山間の集落です。標高は山中湖村と同じ1000mくらいで、人口は400人ほどのいわゆる”限界集落”とのことです。

 私は黒岳や釈迦岳の山登り、すずらん群生地の観察.など、何度か訪れていますが、今回は芦川の古民家”藤原邸”で開かれたJazz演奏会を聴きに訪れました。何でこんな山奥でJazz??と思う方も多いと思いますが、村で”コーヒー店を営んでいる杉山さんが、あの超有名な長谷川ジャズバンドトリを呼んで開催したということです(おさかべ夫妻も見えていました)。今回が3回目だそうで、村おこしも兼ねているようです?
古民家藤原邸(笛吹市芦川) Jazz in 芦川(藤原邸内)

 参加者はざっと数えて80名くらいで、大盛況でした。時が止まったような山奥の里でのJazzはなかなか素敵でした。音楽だけではなく、休憩タイムには、コーヒー、シフォンケーキ、コンニャク、タクアンが出されて、参加者全員大喜びでした。癖になりそうな気がします。


☆ 2015年09月22日 : 醜いドラマが終わりました

 先週末、予定どおりに、醜いドラマが終わりました。一部の憲法学者による戦争法案の憲法違反発言などで少し揺れましたが、安部政権の想定どおりに衆参両院で可決され、目出たし目出たしの幕引きとなりました。もともと、前回の選挙で圧倒的多数の国民から支持されていた安部政権ですから、「世論」に惑わされず、自身の信念に基づいて物事を進めたのは当然で、また経済が失速しない限りは法案成立も規定の事実みたいのものでした。株価急騰、物価上昇、雇用改善などの安部戦略がうまく機能しましたね。これで「国民」は安部政権に一定の支持を与えたのです。選挙で支持しておいて、また安部経済政策の「恩恵」を受けておいて、法案に反対と言っても、それではインパクトがありません。

 今後も、安部政権の期待通りに、時間とともに「国民」の発熱も収まり、何もなかったように国民は経済の成長に期待するようになるでしょう。次の選挙は、安部政権の圧勝とまではいかなくても、自公政権は安泰なのではないでしょうか(裏切りの民主党にはもちろん期待などありません)。それとも、「国民」が目覚めて大逆転とでもなるのでしょうか。まあ、どちらにせよ、日米軍事同盟のカサのもとでの日本という位置づけが変わらない限り、憲法9条の改悪に向けた動きが徐々に深く深く潜行していくのでしょう。

庭で大量に収穫したナメコ


☆ 2015年09月15日 : 陶芸クラブ

 山中湖には、村民のための陶芸クラブ、”蒼生クラブ”があります。山中湖村の文化部に属しているそうです。会員資格は村民だけでなく、別荘所有者も認められます。会員になるには、原則蒼生クラブが開催する村民体験教室で数回制作活動をすることが条件となっており、そこで仲間と活動するのに相応しい人かどうか審査されます。

 現在は30名未満の小さなクラブですが、会員は素人からセミプロ(他の陶芸教室で教わってきた人)まで多彩で、女性が圧倒的に多いです。ところが、このクラブ、運営がうまくいかず、揉め事が多く、驚いています。人間が数人集まれば、それはあの人が好き、この人は嫌いという感情はどうしても出てくるものですが、それが仲間どうしてグループを作って、独自の動きをするようになると、好き嫌いの問題ではなくなってきますよね。”ゼウスの贈り物パンドラ”の話が気になってしまいます。

 もちろん私も家内も4、5年前からクラブ員で、”天気の悪い日は陶芸日和”などと言いながら(天気の良い日は山歩きと植物観察の日です)、陶芸活動を多いに楽しんでいます。このような文化クラブであまり争いごとには巻き込まれたくないと思っていましたが、そうもいかなくなりそうです。困ったな??
陶芸作品:シロフクロウの陶板


☆ 2015年09月08日 : ギリシア神話におけるパンドラ

 8月3日の「火の神プロメテウス」の続きです。前回は、プロメテウスがゼウスから火を盗んで人間に与えたため、ゼウスから罰せられたという話まででした。しかし、その続きがあるようで、ゼウスはプロメテウスを罰すると同時に、人間にも”刑罰”を与えたということです。その”刑罰”とは、人間どもに女を与えたというのです。そして、ゼウスはこの人間最初の女性に、犬のような心と、詐欺の性とを植え付けるように命じたとも記されています。また、ゼウスの命によってオリュンポスの神々すべてが女性に贈り物を授けたということで、”パンドラ”と名づけられたという説と、無名のままであったという説があるようです(ここでは話の都合上、女性は”パンドラ”と名づけられたとします)。

 パンドラがどんな女であったかは、次のように記されています。 「というのは、この女から恐ろしい族、女どもの種族が生まれたのだ。彼女らは死すべき男どもと一緒に暮らし、大きな災難となっている。おぞましい貧窮の際には連れ添わず、裕福だけをわかちあう。」 「そして、煩わしい女どもを避けて、結婚するのを避ける者は、老いては世話する者もなく、死ねば財産を親族に分配されてしまう。」 まあすごい女性蔑視の話ですが、要するに女性の性格そのものが不幸の原因だと言っているわけです。今こんなことを言ったら、女性から袋叩きにされてしまいますよね。

水彩画作品02:バラ
 ギリシアでなぜこのような神話が語られたのかは私にはわかりません。ポリスの市民もそんな風に考えていたのでしょうか。もちろん、私は絶対このように考えていないので、勘違いしないようにお願いします(時々頭の片隅をおぼろげに何かが通っていくような気もしますが・・・)。

 さらに、神話ではパンドラが大きな失敗をしてしまったそうです。皆さんも知っているように、パンドラの瓶の話です。すなわち、ゼウスとプロメテウスとの争いが起こる以前には、不幸も労働もなく、また神々と人間とが直接に交渉し合えるエデンの楽園のような時代があったが、パンドラが”あらゆる不幸が詰めてあった瓶”を開いてしまったために、”不幸”が満ち溢れた世の中になってしまったというのである。その不幸が撒き散らされ、人類の間で自由に活動し始めてしまい、人間だけでなく、神々ももはや諸悪の活動を抑止できなくなってしまったというのです。ただ、人間の手元には”希望”という空しいものだけが残されました(”希望”が人間にとって”悪”であるか”善”であるかは、見方が分かれているようです)。古代ギリシアも、中世や近世も、我々が生きている現代と同じような問題を抱えていたことだけは確かなようですね。それで、解決策は??神様にお願いするしかないかな??


☆ 2015年09月2日 : 明日3日は中国における抗日戦争勝利の日

 中国では、明日3日が抗日戦争勝利の日で、記念式典や軍事パレードがあるようです。日本のマスコミは、過去の戦争を反省し、憲法9条を守り、戦争法案に反対などと騒いでいますが、中国の抗日戦争勝利については、あたかも第3者であるかのように論評をするだけです。マスコミなどは、過去の侵略戦争を反省し、戦争で多大な迷惑をかけた人々に謝罪すべきと言っていますが、多くの日本人は過去の近現代史(侵略戦争)を本当に学び、反省をしている人などはほとんどいないのではないでしょうか。

 大きな事件でも、1927、28山東出兵、1931柳条溝”事件”と満州”事変”、1937盧溝橋”事件”と日中戦争、1940太平洋戦争突入などをどのように考えているのでしょうか。また、朝鮮や満州の植民地支配、三光作戦、石井701部隊による細菌作戦や人体実験、慰安婦強行連行などなど、数え上げればきりがないほどです。日本人は原爆投下によって戦争の被害者であるような意見が多数ですが、とんでもないことです。朝鮮、中国の人々が被った被害や苦痛の大きさは、原爆による被害に決して劣るものではありません(もちろん、原爆投下が正しかったと言っているわけではありません)。真の平和を求めるなら、これらの歴史事実に真摯に向き合う必要があります。
白馬コルティナ
 マスコミは、このような歴史的事実を、正しく、大きく日本人に伝えるべきです(一面に掲載したらどうでしょうか?自民党や財界は怒るでしょうね)。その勇気があってはじめて、憲法9条や戦争法案反対が真の戦いになるのではないでしょうか。さらには、日米安保条約と日米軍事同盟の見直し、同時に東アジア、東南アジア諸国との友好関係と平和の構築が現実味を帯びたものになると思っています。これも、机上の「理想主義」の一つかな??


☆ 2015年08月25日 : 戦争法案の成立がそろそろ近づいてきましたね

 朝日新聞(2015.8.15)に、柄谷行人(からたにこうじん)という哲学者のインタビュー記事がが掲載されていました。私は今までこの人を知りませんでした。哲学者の話などは興味がないので読み飛ばそうと思ったのですが、「戦後70年 憲法9条を本当に実行する」というタイトルが気になって少し読んでみました。内容は、やはり想像通りがっかりしました。”憲法9条を実行する”という意味は、カントが人類史の到達点とした世界共和国にいたる第一歩であり、現在機能しなくなった国連を変えるための運動をすることであるといっています。「日本が今後憲法9条を実行するということを、国連で宣言するだけで、状況は決定的に変わります。」と結んでいました。

 この”立派な”哲学者は、現状に対してどう実行しようとしているのでしょうか。国会論争も低調で、そろそろ終わりに近づいてきました。来月には戦争法案が成立しますよ。

*私は大学1年生のとき、哲学くらいは勉強しないといけないと思い、哲学の講座を選択しました。ところが、受講者は私一人でした。教授は、哲学の素養のない私に問題を投げかけ一生懸命?哲学的思考を促してくれましたが、もちろん成果はゼロでした(単位は取得しましたが)。それ以降も、カントやヘーゲル、マルクスなどの哲学書も読んではみたのですが、ほとんど理解できないまま、現在に至っています。
水彩画作品01:立山連峰(剣山から)


☆ 2015年08月18日 : 教科書「ファインマン物理学」

作品:飛び立とうとするワシ 収穫(右上の大きなウリは冬瓜) 鮮やかな色のフシグロセンノウ 梨が原のユウスゲ

 最近、当ホームページでも掲載した「ファインマン物理学」の著者であるファインマンに関する”伝記”が出版されたので、購入して読んでみました。タイトルは「量子世界を生きた天才物理学者 ファインマンさんの流儀」(ローレンス・M・クラウス著、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)です。内容は物理の専門家でないと理解できないような難解な書籍で、私もほとんど理解できませんでした。ただし、その中で以前から私が知りたがっていた、「ファインマン物理学」の誕生の経緯が記されていたので、ここに一部紹介してみます(どうでもよいことかな??)

 「カルテック(カリフォルニア工科大学のことです)の学部学生は、二年間の初級物理学の講座を取らなければならないことになっていたが、このような講座の常で、内容は期待はずれだった。とりわけ、高校の物理に夢中になったあと、相対性理論や現代物理の不思議な世界を学びたくてうずうずしており、斜面を転がるボールの研究から始める気などさらさらなかった、最も優秀な学生たちにとってはまったく幻滅でしかなかった。このことを、もうかなりにわたってファインマンと議論していたマシュー・サンズの強い勧めで、まず物理学科が、そしてついに学科長のロバート・バッカーが、この講座を刷新することに決めた。これもまたサンズの提案で、ファインマンが初級講座のはじめから終わりまで全授業をとおして、一つのクラスを受け持つことが合意された。

 ファインマンは、教え方のうまさで定評があったわけではなかったが、コーネル大学で彼が書いた授業報告書はひじょうに優れており、彼がその気になったときには、解説に比類ない才能を示すことで内輪では有名だった。彼の驚異的なエネルギー、気さくな態度、物理学の直感、ロングアイランド訛、そして生まれ持った才気が、どこで演壇に立とうが、聴衆を惹きつけて放さないオーラとなって彼から発散した。  中略

 彼は毎日、学生たちが来る前に教室に入り、毎回、古典力学から、電磁気学、重力、流体、期待、化学、そして最終的には量子力学に至るまでのすべてについて、まったく独創的な講義を彼らに聞かせようと準備万端整えて、にこにこしながら待ち構えていた。実演を見せるための巨大なデモ・テーブルの後ろや大型黒板の前を行ったり来たりしながら、大声で叫んだり、顔をしかめたり、聴衆を持ち上げる甘い言い方をしたり、ジョークを飛ばしたりした。こうして講義が終わるまでに必ず、黒板一面にびっしりと書き込み、そして、今日の授業で講義する予定として最初に提示しておいた、互いにつながりあっている一連の概念や考え方を、もれなく示し終えるのだった。

 こうやって彼が示したかったのは、たとえ彼らの知識が足りなかったとしても、必ずしも十分な理解に到達できないというわけではない、懸命に努力すれば一年生であっても、最近発見されたばかりの現象のいくつかを、詳細に至るまで探ることができるということだった。  中略

 まもなく、カルテックの大講義室で何が行われているかがうわさになって広まり、受講していた学部学生の多くが怖気づき圧倒されて出席しなくなっていった一方で、大学院生や教授たちが、聴いてみようと次第に集まってきた。おそらくカルテックのような学校でなければ起こらないことだろうが、多くの学生が最後の試験で合格できなかったにもかかわらず、物理学科はファインマンに二年目もこのコースを教えてくれと頼んだ。

 ファインマンの講義は録音もされて、サンズが他の同僚たち、主にレイトンと協力して文字に起こし、編集した。そして最終的に、「赤本」と呼ばれる全三巻の教科書が全世界で販売されることになった。近代になって以降、物理学の基本原理の知識基盤全体と、その提示の仕方を、これほど網羅的にかつ個人的に一から作り変えて、再編成したものはそれまでなかった。これが題名に反映されて、この三巻セットは「ファインマン物理学」と呼ばれている(日本では岩波書店から邦訳版が5巻構成で出版されている)。」

 以上ですが、「ファインマン物理学」を読んでいない人にはよくわからないかもしれませんが、私自身は数年前にそれを手にとって読んだときは、電気が体の中を通ったかのような衝撃を受けたことを今でも覚えています(最近感銘した教科書がもうひとつ。それは「大学生物学の教科書:Blue Backs」です。これもいつか取り上げてみたいと思っています)。日本でも書籍自体は売れているようですが、これを教科書として採用している大学などはないのでしょうね(アメリカでもカルテック以外はないのかな?)。まずそんな革新的な頭をもった教授はいないだろうし、またいたとしても、「ファインマン物理学」をベースに講義できる能力のある教授もほぼ皆無なように思っています。違うかな????


☆ 2015年08月11日 : 生命の誕生??

 ニュートン7月号で「地球と生命 46億年をさかのぼる旅」という特集記事が掲載されました。最近、地球物理学や生命の誕生の書物を集中的に読んでいたので、興味深く読みました。

 現在、ダーウィンの進化論を疑う人は、アメリカの一部の宗教者を除いては、ほぼいないのではないかと思います。現在、地球の誕生は45億6700万年前と言われています。そして、地球誕生から5、6億年後の40億年前頃に初期生命が誕生したというのが通り相場の説のようです。その根拠は、グリーンランドのイアスにある38億年前の地層の中から、生命の痕跡と見られる”化学化石”(生命による炭素の痕跡)が発見されたことによるようです。また、西オーストラリアのビルバラの35億年前の地層から、バクテリアと思われる化石が見付かっているそうです。それで、35億年前頃には原核生物(バクテリア)が出現したというのが通説のようです。現在の生物の起源になる真核生物が現れるのは、22から20億年前頃ではないかと想像されているようです。

 しかし、これらの説は諸説がたくさんあって、いろいろと変わってきており、特に新たな発見があれば修正を余儀なくされる類の仮説です。そのために、初期生命の科学者は、地球の辺鄙な地域で一生懸命初期生命の痕跡の発掘に精を出しているようです。ご気楽でかつご苦労なことですね。名誉が欲しい科学者はどこにもいます。結論としては、生命の誕生がいつごろからなのかはまだわかっていないというのが現状のようです。

 一方、生命はどのようにして創られたのか?ということも興味のある話です。昔、生命は無機物から創られたというロシアの化学者オパーリンの説を読んだことがあります。実際に、実験室の中で無機物(原始スープ)からアミノ酸などの有機物が作られることが確かめられています(有名なアメリカのミラーの実験)。しかし、最近では、初期生命は海中の熱水噴出孔から誕生したという説が有力になってきているようです。

 要するに、生命がどのようにして誕生したのかはまだ皆目わからないというのが現状のようです。そうですよね。生物(細胞)は確かに原子の集まり(分子)からできていることは間違いないのですが、その原子がどうやって、あるいはなぜ、”代謝”を行いかつ遺伝による”世代の継承”を行うような生命へと”進化”したのかは、本当に不思議で、それこそ神のみぞ知る世界のように思えてきます。また、生命は単なる原子の集まりではなく、認識し、考えるという知能をも獲得しました。この知能というか、精神というものについては、物理学的な科学では解明できないように思います。

 ところで、量子力学(波動力学)で超有名なシュレーディンガーが、晩年?に生命科学に興味を持ち、量子力学を捨てて?生命科学を研究し、「生命とは何か」というテーマで講演を行っていることをご存知ですか。これは、結論的には成功していないのですが、物理学者の視点から”生命とは何か”に挑んでいます。私には難しくてよくわからないのですが、量子力学の世界では素粒子という無数の粒子の確率的統計がベースになっているが、生命の代謝や遺伝は、精密に作られた仕組みによる規則的な(確率的ではない)プロセスの実施に基づいているというようなことのように思いました。秩序、無秩序やエントロピーの話までが出てきて理解できないところが多かったのですが、こんな見方もあるのかと驚きました。


☆ 2015年08月03日 : 火の神プロメテウス

 昔、西洋知識の常識?を取得すべくギリシア神話を読んだことがあるのですが、そのときはストーリーが支離滅裂?で、私にはほとんど理解できませんでした。そもそも神話というものにはほとんど興味はないのですが、最近の就寝前の読書に「ギリシア神話」を読んでみました。そこで、プロメテウス神話の話に少し興味を引かれたというわけです。その理由の一つは、朝日新聞で連載中の「プロメテウスの罠」の”罠”の意味がわからなかったことと、プロメテウスは”火の神”であり、また”技術の神”でもあるということがわかったからです。

 ご存知の方も多いかと思いますが、プロメテウスはゼウスが人間から隠した火をゼウスのもとから盗み返し、人間に与えた。ゼウスはプロメテウスの盗みに怒って、プロメテウスを縛り、鷲にその肝臓を食わせる極刑を与えた(もうひとつパンドラの話がありますが、後日とりあげる予定です)。
朝食のテーブル おいしそうな?タマゴタケ

 プロメテウスは人間に”火”の惠を与えた神として崇められているということですが、プロメテウスはまた人間にさまざまの”技術”も与え、”技術の神”としても崇められているそうです(実際にはいろいろな説があるようですが)。ということで、これからは私の仮説?ですが、プロメテウスは人間に”火”ばかりではなく、”原子の力”まで与えてくれました。しかし、愚かな人間はそれを適切に使うことができず、”原子爆弾”による大量殺戮や、原子力発電による”爆発”を引き起こしてしまいました。このことが、人間にとってプロメテウスの”罠”であったと言っているのではないかと考えました。違うかな??

 私も技術者の端くれとして、科学技術と人間について考えることもありますが、無能な技術者が”科学とは??”と問うても、解答は得られません。自然が美しいと言っても何も始まりません。私はたっぷりと科学技術の恩恵?の中で生きているわけです。それでも、戦車やロケットばかりでなく、化学製品、自動車、レーザー、原子力などなど、みんなプロメテウスの罠なのでしょうか?死の訪れのみが問題の解消のときのようです。


☆ 2015年07月26日 : ササ枯れ?

富士山展望(手前は三つ峠と黒岳) 一斉に枯れたササ? タイマツソウ(庭の花) クサレダマ(庭の花)
 大菩薩の南に連なる連山のうちのひとつである大蔵高丸(標高約1700m)に登ってきました。湯ノ沢峠まで車で入ることができ、登る標高差は100か200mくらいです。一応山梨100名山に入っています。山の周りは草原になっていて、コウリンカ、ウスユキソウ、グンナイフウロ、アヤメ、などが咲いており、素敵でした。展望もよく、富士山はもちろん、御坂山系や南アルプス、八ヶ岳、奥秩父連山などが展望できました。気になったのは、付近の山や道路わき脇を含めて、辺り一面のササがすべて枯れていたことです。花が咲き終わって、実(種)?をつけているようでした。ササはおよそ80年に一度花を一斉に咲かせ(かつて白い花を咲かせているササを見たことがあります)、枯死するという話を聞いていますが、そのような状況なのでしょうか。経過観察しないとわかりません。


☆ 2015年07月21日 : 陶芸作品

 今年初めての陶芸作品です。家内と二人で使うために制作した水色とピンクのペアコーヒーカップ、出来栄えはよいと思うのですが、家内に拒否されました。どなたか使ってみたいという人はいませんか??急須はなかなk難しいです。特にふたとその受け口がうまく作れません。もう少しトライしようと思っています。


☆ 2015年07月15日 : 無題

 野暮な私用のため、ハワイ in U.S.Aに行ってきました。ハワイは3回目ですが、常夏の国は素敵ですね。ちょっと気づいた点を挙げてみます。1)雨はそんなに降らない所と思っていたのですが、毎日のように山を中心にスコールがあり、山に虹が架かるのを何度も見ました。時々海岸に少々の雨を降らすこともありました(ハワイ島東部は雨が多いそうです)。 2)オアフ島では、ワイキキ市街の道路の渋滞がとても激しいでした。交通マナーはよいので、中国やアジア、中近東のように恐怖を感じることはありませんでしたが。 3)ホームレスのテントがとても目立ちました。日本のようなダンボールは見かけませんでしたが、登山用テントやブルーシートが道路わきにたくさん設置されていました。ワイキキの浜は大勢の行楽客が人生を謳歌しているのに、この”豊かな”アメリカ(、それも常夏のハワイ)で生活に窮している人がたくさんいるとは、まったく不条理であると思いました。

 今日、戦争法案が粛々と可決されたようですね。私にとっては、まるで他人ごとのように感じてしまいます。国民が選挙で自民党を圧倒的に支持したのだから、今さら憲法違反や戦争反対と言っても、何となく締まらない話と思います。きっと国民が望んでいる安心できる国がこれから築かれていくのでしょう。
おなじみのワイキキとダイヤモンドヘッド



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