1.プロローグ
2.ヴェトナムについて
3.ヴェトナムツアー概略
4.成田からサパへ: 12月24日(土)〜25日(日)
5.サパと山岳民族の村(その1): 12月25日(日)〜26日(月)
5.1 山岳民族の村とサパ散策1 : 12月25日(日)
5.2 チャムトン峠とカットカット村散策2 : 12月26日(月)
5.サパと山岳民族の村(その2): 12月27日(火)〜28日(水)
5.3 サパ散策3: 12月27日(火)
5.4 サパ散策4: 12月28日(水)
6.サパからハノイへ: 12月29日(木)
7.ハロン湾クルーズとハノイ: 12月30日(金)
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5.サパと山岳民族の村(その1) : 12月25日(日)〜26日(月)
5.1 山岳民族の村とサパ散策1 : 12月25日(日)
12月25日(日)6時15分にラオカイを出発したバス(2台)は、標高1,600mのサパに向かって快適に走りました。道路は観光用に最近整備されたとのことで、完全舗装されていました。ほぼ予定通りに、7時15分にサパに到着しましたが、天気は曇り空で、肌寒い感じでした。到着が早朝のためホテルのチェックインができないとのことで、直接町中のレストランに行きました。朝食はヴァイキング形式でした。ヴェトナム料理の”フォー”という麺があったので早速食べてみました。特にうまいという感じではないですが、温かいそうめんのスープといった感じで、あっさりしていました。
朝食後は、近くの山岳民族の村を訪れて、散策することになりました。ちなみに、この村の散策は観光ルートとなっており、入場料(といっても大変安いですが)を徴収されます。バスに乗って谷を見下ろす道路を走ると、10分くらいでしょうか、道路わきに降ろされました(9時頃)。谷の下方には棚田(ライステラス)と集落が見渡せました。ここが山岳民族の村、ラオチャイ村とタヴァン村で、ラオチャイ村は黒モン族の村だそうです(タヴァン村の民族の名は忘れました)。天気はずっと曇り空で、やや肌寒い感じでした。
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元気な子供たち |
車から降りると、早速黒モン族の女性(年配者)たちが寄ってきて、おみやげを買わないかと話しかけてきました。一部の女性は、サパへ戻るバスの待ち合わせ場所まで、ずっと一緒に同行?して、時々おみやげの購入を催促してきましたが、子供が買ってくれというわけではないので、そんなにいやな感じはしませんでした。なお、子供にお金を上げることはで禁止されているとのことでした。以下に、このときの写真を掲載します(時系列にはなっていません)。
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道路から棚田と集落を見下ろす |
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おみやげを売る黒モン族の女性(年配者)たち |
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棚田(刈入れが終わったあと) |
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道路が工事中でぬかるんでいた |
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住居と棚田(日本の農村のよう) |
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放し飼いの水牛(農耕用です) |
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機織 |
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民家の庭の藍染の様子 |
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学校(ホーチミンの絵が掲げられている) |
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遊ぶ子供(寮で生活している) |
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山岳民族の村を散策後、バスでサパに戻り、レストランでランチをとりました。その後、ホテル(チャウロン・サパ・ホテル:Chau Long Sapa H)へ行き、いったんチェックインをして、しばらく休憩後サパの街中の散策に出かけました。天気は相変わらずスモッグのようなどんよりした空で、気温も低めで結構肌寒く感じました。山岳民族を含む地元の人々や観光客で賑わっていました。もちろんバイクもたくさん通っており、トラックや乗用車も結構行きかっていました。左写真はメイン通りの様子です。メイン通りには、たくさんのホテル、レストラン、商店(衣類、雑貨、登山用品、みやげもの等々)が並んでいました。この通りの右には常設のマーケットがあり、やはり衣類、雑貨、生鮮三品、登山用品、おもちゃ、CDなどなどを売る店がたくさんあり、多くの人々が買い物をしていました。フランスが建てた教会(一度は破壊されたが、修復したとのことでした)や公園などもありました。以下に町の様子の写真を掲げます(時系列にはなっていません)。
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教会とバイク(タクシー代わり) |
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公園前の黒モン族の娘さん |
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マーケットの鶏肉 |
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マーケットの豊富な野菜 |
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4時にホテルに戻り、ようやくゆったりとすることができました。6時に夕食で、そこで参加者の自己紹介がありました。今回の参加者は、女性人が圧倒的に多く(山のツアーはいつでもそうですが)、参加者17名のうち、男性は4人で、夫婦での参加は私たちだけでした。親子も一組いました。
明日は、いよいよファンシーパン山登頂ですが、我々はサパ滞在なので、気楽でした。ただし、早朝、登山口のチャムトン峠(1,950m)までは、車に乗って同行することにしました。東京から2日間、前夜は夜行列車泊でもあったため、結構疲れてしまいました。
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赤ザオ族のおばあさんの裁縫1 |
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赤ザオ族のおばあさんの裁縫1 |
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5.2 チャムトン峠とカットカット村散2 : 12月26日(月)
26日(月)、6時に起床。窓の外を見ると、曇り空でしたが、雨が降っていないだけでもよしとしなければならないでしょう。ここは、現在乾期ですが、山岳地帯は霧が多く、時々小雨も降るとのことでした。登山する人は自分で持つザックとは別に、ポーターに持ってもらう荷物を入れたバッグを出します。朝食は7時です。ヴァイキングスタイルでした。
8時にロビーに集合し、早速バスに乗って、登山口チャムトン峠(1,950m)へ向かいました。道は舗装されており、快適でしたが、霧(または霞?)がかかっており、展望はよくありませんでした。35分くらいで、チャムトン峠に到着しました。霧はかなり濃く、当初はあたりが見渡せないくらいでしたが、時々霧が薄くなると、ファンシーパン山の山並みが顔を見せてくれました。気温もかなり低く、防寒対策が必要でした。峠の広場には、すでに黒モン族のガイドとポーターが15名くらい到着していました。バスが到着すると、すぐにポーターたちが登山者が預けた荷物を降ろし、計量しながら荷物の仕分けに入りました。登山者は準備体操をした後、コースの説明を受け、9時にファンシーパン山(3,143m)に向けて出発しました。我々はここでしばらくのお別れです。町へ帰るバスに再度乗って、サパへ戻りました。
*ファンシーパン山登山は、第1日目がチャムトン峠から第1キャンプ場(2,250m)を通って、第2キャンプ場(2,800m)へ向かいます。およそ7〜8時間です。第2日目は、ファンシーパン山頂(3,143m)を登り、その後登った道を下り、第1キャンプ場まで戻ります。やはり、およそ7〜8時間の行程です。そして3日目に、チャムトン峠へ下り(およそ2時間)、迎えのバスでサパへ戻ります。
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いざファンシーパン山へ |
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到着時のチャムトン峠(登山口) |
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到着時のファンシーパン山(左奥) |
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一瞬見えたファンシーパン山(中央) |
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ポーターの荷分け |
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ヴェトナム人ガイドによる行程の説明 |
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行程の説明を真剣に聞く参加者 |
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ポーターのいざ出発 |
9時30分ころホテルへ戻りました。今日は、午前中はマーケットを見たり、街中を散策したり、スケッチをしたりして時間をつぶし、午後には現地ガイドが教えてくれた近郊の黒モン族のカットカット村をぶらついてみることにしました。以下にそのときの写真(&スケッチ)を掲載します。
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朝の小学校校庭で遊ぶ生徒 |
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小学校生徒 スケッチ:教会=> |
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スケッチ:カットカット村の棚田の風景 |
カットカット村までは、サパの町から歩いて30分くらい下ります。村は昨日周ったラオチャイ村、タヴァン村と同じで観光地化されており、道路にゲートがあり、入場料を払わなければなりませんでした(入場料はたいへん安いです)。ゲートからは、700段くらいはあるという急な石畳の階段をくだります。道路の両側には、江ノ島あたりの門前通りのように、おみやげ店が並んでいました。途中で、女性が藍染めをやっていました。200m?くらい下ってようやく谷底?に着き、そこから棚田の間を緩やかに上りながら、散策しました。カットカット村では、ラオチャイ村、タヴァン村も同様ですが、日本の昔(あるいは今もある)の農村と同じような風景と人々の生活があり、西洋の風景や生活と違って、何かとても親しみを感じました。2時間ほどかけて一周し、ゲートを再度通って、サパの町に戻りました。以下にこのときの写真を掲載します(時系列にはなっていません)。 |
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カットカット村の観光入り口(ゲート) |
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カットカット村のみやげ物店(下り坂) |
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藍染をする黒モン族女性 |
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染物を干す黒モン族女性 |
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棚田風景1(赤屋根は小学校) |
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棚田風景2 |
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棚田風景3(正面は展望台?) |
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棚田風景4(赤屋根は小学校) |
のどが渇いたので、レストランのテラスに入り、アイスクリームを食べました。こんな西洋的な店があると、カットカット村の生活と風景の落差が大きく、とてもアンバランスな感じでした。サパの町は本当に農村に囲まれて隔離された別世界の”観光地”といった所でした。夕方になって雲が取れて日が射すようになりました。日が射すとかなり暖かくなります。ホテルからはファンシーパン山のスカイラインが初めて見えましたが、霞?と逆光のせいもあってか、すっきりした山容を見ることができませんでした。ファンシーパン山に登った人たちは、天気がよくなって快適な登山ができたに違いないと思いましたが、朝の寒さもあったので、相当に冷え込んでいるのではないかと心配でした。
夕食はホテルのレストランはべらぼうに高いので、近くのメイン通りのイタリアンレストランに行ってパスタを食べました。レストランはたくさんあり、メニューも英語で書かれているので、食事に困ることはありませんでした。
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村から戻ってきて一休み |
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ホテルから望む他のホテル群 |
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霞んだファンシーパン山 |
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夕日を背景にしたファンシーパン山 |
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