コルグ RK-100

一番熱い鍵盤

ヤマハKX5に遅れること数ヶ月、コルグ初のショルダーキーボードとして登場。
電子楽器にもかかわらず本体は木製とし、その形にもこだわりを見せた。色も黒、赤、白、さらにはウォルナット(=木目、1万円高)まで準備した。商品宣伝にはギタリストの渡辺香津美氏を用いた。
すべては、「ギタリストのようになりたい」というキーボーディストの夢を、素直に形で表したものだった。そして特にロック系のキーボーディストに好感を持って受け入れられた。彼らにとって、重い木製の本体は好都合だっただろう。
RK-100には汗が似合った。
しかし、汗の似合う音楽自体がだんだん少なくなっていた。
また、ベロシティー対応鍵盤では無かった。
これは、デジタルシンセを鳴らすには、少々残念なことだった。
美しい形にもファンが多かったが、コルグ707の登場とともに、4年で発売を終了した。

音源 なし(音を出すには別に音源が必要です)。
鍵盤奥行 白鍵/黒鍵 140mm/85mm
鍵盤 オクターブ幅 164mm
重量 (電池除く) 5.0Kg
使用電池 単3 6個
使用形態 ぶら下げ専用
発売年、価格 1984年、70,000円(ウォルナット80,000円)
MIDI あり

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