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【特別現地報告】

3 Days inh Seoul
ソウル6人旅の顛末


一気呵成の1日目


(1999/05/23/07:45 UPLOAD)

アンニョンハセヨ〜!

ただいま、ソウルは5月23日の日曜日、朝の6時です。
接続がうまくいけば、みなさんに読んでもらえるはずです(希望)。

さて、無事に昨日ソウルに到着し、大方の予想通り、酒にまみれた1日を過ごしております。
なにしろ、集合場所が場所ですから(秘密)。
あ、ちえちゃん、こがりん、お見送りありがとうね。
餞別なかったけど、恨んでないよ。
というわけで、成田エキスプレスどころか、
集合前から酒を飲んでいます。

成田エキスプレスでは当然のごとく車内販売から全員が缶ビール。
KIOSKも準備中の朝6時、です。
それから成田空港の出発ロビー(LIONで生ビール)、
搭乗ゲート(売店で缶ビール)、
機内(なぜかバドワイザー)、
もちろんソウルでもずーっとビール。


しかし、ビールがどうしても欲しかった汗蒸幕帰りにに見つけた屋台では
どこもビールを置いていないんです。
はたまた、どうしても真露が飲みたくて入った店には焼酎が置いていない。

アルコール隊長の「仙人」は、「メクチュ? ソッチュ?(ビール? 焼酎?)」と聞きまくり。
なお、後刻とりあえずOBのラガーとHITEの生ビールは制圧しました。

そういえば「清河(チョンファ)」という酒もありましたね。
日本酒が酸っぱくなったような。
あの「仙人」が全部飲めなかったという。
あれが人気なんだろうか?
謎だ。


注目のソウル最初の冒険は女性陣の汗蒸幕の電話予約。
引率の「謎のキム」(って私のことですが)が
「日比谷の韓国観光公社に行ったら、現地で予約しても全然大丈夫って言われたよ」
と完全に予約をさぼったため、
垢スリ隊長の「ぼっこりちゃん」がホテルのロビーから電話。
最初の難関は電話ボックス探しだったりする。
で、無事に予約完了。
汗蒸幕、垢スリ、マッサージ、泥パックの基本セットで6万ウォン(約6,000円)。

これを聞いて俄然、男性陣も対抗意識を燃やし、
「でも、男も入れる汗蒸幕なんてあるの〜?」という疑問に答えるため、
歩いて韓国観光公社に向かう。
しかし、お休みでシャッターが降りていた。
だが屈せず、地下への入り口に見つけた「観光」と「案内」をたよりにしてカウンターに突進。

ついに江南の店に予約を入れてもらい、
きゅうりパックまで体験して(オーダーしたわけではない)きたのであった。
けっこう行くのにも帰るのにも苦労したけど。
(このあたりは、後日レポートしましょう)


楽しいのは地下鉄ですね。駅に番号がふってあるのでわかりやすいし。
立っている「仙人」のデイパックを「持ちましょう」とわざわざ声をかけてくれるし。
韓国の伝統はまだ守られています。
(それだけ「仙人」が人生の先輩に見えるということかも)
「仙人」が落としたお札を拾って追いかけて来てくれるし。
そういえば道を聞いてもとっても親切だし、電話が壊れていれば教えてくれるし。
ソウルはいい人ばっかりです。
(ただし、ホテルの入り口で「かわいいコいるよ〜」と言い寄ってきた男を除く)

噂の地下鉄車内での移動販売ですが、なんとヨーヨーがばか売れ。
たった1,000ウォン(約100円)ですが、なんとひとつの車両で一気に6コも売れていた。
目撃した私が誓って言いますが、あれは99%サクラではありません。
その間、ずっと注目してカウントしていましたから。
(だって、ヒマだったんです)


話は戻って機内食にキムチもカルビもなかったために飢えの奴隷となった一行は
培った鼻と経験を生かし、見事に新宿ゴールデン街のような心誘われる路地に潜入
「さあ、どの店にしようか?」
というその時。

「あ、ネコちゃんだ!」
の叫びとともに、
「お、どれどれ。あ、逃げたな!」
「そっちだ、あ、店に入っちゃった」
「写真撮らなきゃ!」

ということで、全員があっという間に店の中。
「アンニョンハセヨー」と、
そのままそこで骨付きカルビにありついたのでした。
(ネコが、ではない。人間である私たちが。って当たり前か)


人見知りするので、撮影は困難をきわめた。噂の招き猫「ヨギー」ちゃんのお姿。

まさしく招き猫の「ヨギー」、そのお姿とお話は後日にまたね。
(じつはデジカメとの接続がなぜかトラブルなんですよー)
→ とりあえず御真影できました(1999/05/28 UPLOAD)


さて、ここまで読んでコイツらはナニ語で会話しているんだ?
と疑問をもったあなたはいい人です。
「ソウルなんてゼーンブ日本語でいけるじゃん」
と思っているあなたは反省してください。

なんとハングル隊長に任命された「もっちゃん」は
すでに機内でスチュワーデス(じゃなくってフライトアテンダント?)から
「ハングルがお上手ですねえ」と(ハングルで)褒められ、
満足気に「カムサハムニダ」と返していたが、
カルビの店では本領を全開。
またもや褒められていた。

いやはや、とても1カ月NHKのラジオ講座をやっただけとは思えない。
それもテキストは「フーミン」(もちろん細川ふみえではない)がただでもらってきたものだし。
というわけで、隊長の指導のもと、少なくとも挨拶と
「ビールをください」
はマスターしつつある私たちであった。


最後に。
昨日は珍しくもおとなしく寝ましたよ。
ま、「仙人」と「謎のキム」が徹夜明けだったし。
午前1時半にはお開きにしましたとも。

さあ、今日もロッテデパート探検あり、烏骨鶏のサムゲタンあり、サムルノリあり、市場あり
の濃厚な1日となりそうです。
でも、たぶん全員がいちばん執念を燃やしているのは屋台だと思う。
南大門あたりの観光客相手のところなんか行きませんからね。
酒飲みの日本代表の誇りをかけて、日韓友好のいしずえとなる覚悟です、はい。

では、また、明日の朝にね。

バイチャ!

ソウル6人旅の顛末・目次

一気呵成の1日目

怒濤の2日目

大団円の3日目

登場人物について知りたければ

オールスターキャスト



Text & Photography by Takashi Kaneyama 1999