「D.N.A.」 |
ジョン・フランケンハイマー監督、ヴァル・キルマー、マーロン・ブランド、デヴィッド・シューリス |
★★☆ |
原作は有名なH.G.ウェルズの『モロー博士の島』。遺伝子操作で猿ともヒトともつかない生物を作りだし、支配する奇怪な科学者にマーロン・ブランドが扮する。ヴァル・キルマーはその助手。ストーリーはどうということはない。特撮もどうということもない。観客を飽きさせずに引っ張っていく力はある。もしも暇があれば、というところ。 |
「素顔のままで」 |
アンドリュー・バーグマン監督、デミ・ムーア |
★★ |
以前に話題になったデミ・ムーアの高額ギャラの作品。見所は彼女のヌードがふんだんに見れるところだけ、と言っても過言ではない。軽いタッチのサスペンス・ストーリーとして、期待せずに見れば怒りは感じない、と思う。 |
「ザ・ファン」 |
トニー・スコット監督、ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス |
★★★☆ |
マイケル・ダグラスの「フォーリング・ダウン」に似た、人間が次第にキレていく映画。デ・ニーロが狂気と正気の境目で演技していて、見せます。しかし、あまりにも救いのない結末で、そのわりには「ヒッチャー」のような怖さもなく、お薦めとは言いがたい。でも、私は好きです。 |
「八つ墓村」 |
市川崑監督、豊川悦司、浅野ゆう子 |
★ |
日本映画の将来を本気で心配した。市川崑に撮らせること自体が失敗としか思えない。呆れて私は眠りこけそうになっちゃった。 |
「エグゼクティブデシジョン」 |
ステュアート・ベアード監督、カート・ラッセル、スティーヴン・セガール |
★★★★☆ |
これもよくできたアクション映画だが、シナリオがいい。なんと、セガールが始まってまもなく、死んでしまう。スリルに満ちていて興奮を持続させる力があり、最後まで、息をつかせない。この手の映画では、とくに、お薦めします。 |