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迷狂私酔の日々


11月11日(木)

ようやく、書類の整理に入る(つもり)。その準備としてCDのセットを入れ替える。エスニック・ヒーリングからソフト・ロックへ。アンプがボリュームを回すとガリガリと異音をたてる。そろそろ買い替えどきかもしれん。こいつにはベッドルームで携帯CDプレーヤーと小型スピーカーとのセットで余生を送ってもらおう。実は、タンノイのマーキュリーm1を買いたいのであった。

そうだ、そのためにもお部屋を片付けないといけないのだ。という長い前フリなのであった。

11月12日(金)

久松史奈の写真を加工して遊ぶ。なんてことはない、Mu-さんのサイトの近影をダウンロードして、デスクトップ用にしようと思ったのだ。とりあえず、個人のマシンで楽しむだけなので、許してね。

で、拡大するとドットが荒れるので、シャープネスはあきらめて、ぼかしをかけ、青い空を書き足し、水彩画風のフィルターをかけて逆光効果で仕上げ。ううむ、素晴らしい。海辺の街の風情がなかなかだ。さらに他の写真も、スポンジとか雲模様とか、遊んではデスクトップに張り付ける。

思い立ってMP3のストリーミング再生を試す。予想を裏切り、56kbpsでもかなりうまくつながる。まれに音切れが発生するのだが、この程度なら許せる。24kbpsだとモノラルだが、56kbpsだとjoint-steroがほとんどなので全然音質が違うのだ。さらに44.1kHZだともっと音がいいのだが、さすがに128kbpsなので音がブチブチ切れる。う〜む。こんなに面白いチャンネルがたくさんあるのになあ。FMラジオなんかよりよっぽどいいぞ。あ、Celt専門まであった。ああ、もっと速くつながってくれえ〜。

というわけで、ついにケーブルネットに申し込むことにした。理論的には「8Mbps」である。64k ISDNの125倍である。しかもつなぎっ放しで月に通話料込みで6,500円である。おおおおっ。それは知っていたのだが、どうもサポートが怪しいのと、現在のASAHI NETのメールアドレスとサイト容量がもったいないのと、理論値と実際値にへだたりがある場合があるらしい、ってことがひっかかていたのだ。しかしまあ、そんな悩みともお別れである。Mac OS9はしばし導入できなくなってしまうが(DHCPでIPアドレスが自動取得できないので。ケーブルでは手入力もできないのだ)。しかし、「対象区域外です」ってあっさり振られる場合もあり得るのだな。

さて、察しのいい方々はおわかりの通り、いまだに全然片づけは進行していないのであった。

11月13日(土)その1

いい天気だ。書を捨てよ、街に出よ。ん? そうだ、本を捨てないといけないんだ。というわけで、泣く泣く整理に入る(今日こそ)。こう思って何か月たったことか。

ふうう。とりあえず、diaryとmovieを更新。

11月13日(土)その2

っていうわけで、タイ対日本。もうシドニー行きは決まっているのだが。

平瀬がおいしいゴール2発で試合を決め、あとは小島・明神・市川・藤本と計ったように新しいメンバーが得点して終わる。タイのラフプレーで小野のようにケガ人が出ることを心配したが、イエローも大ケガもなく、めでたしめでたし。

ただ、中澤のプレーがおかしかった。長いフィードが不安定なのはいつものこととして、相手のボールへの寄り、ポジショニングの間違い、長過ぎる間合いなど、調子が悪いのかスパイクのクリーツを間違えたのか、初歩的なミスでピンチを招いたのが不思議。まあ、相手がミスしてくれたので大事に至らなかったが。

しかし、このチームは運もいいが、運を呼び寄せる実力ももっているということだろう。

11月14日(日)

なお、例によって師匠も一緒なのであったので、早朝のオランダ対チェコなんていうのも観る(私は前半寝ていたが)。この週末はEURO2000予選のプレーオフで各国リーグはお休みなので、各国代表がいろいろやっているのだ。注目のイングランド対スコットランドは0-2でイングランドが先勝。オランダは開催国なので調整に四苦八苦。

結局、スタムがフリーキックからのナイスボレーで得点したあと、やはりスタムが絵に書いたようなマークミスで1点献上して1-1の引き分け。ダーヴィツもオーフェルマルスもクライフェルトもベルカンプもファン・デル・サールもいて監督はライカールトなのに、オランダに輝きはない。う〜む。

リラックスタイムに、ローズマリーの香を焚き、MP3ストリーミングでケルト・ミュージックを聞いて、ガーデニングの本を読む。静かに過ぎていく昼下がり。

さて、片付けをしようと気付けにバーボンをストレートで飲んだ。ああ、いい気持ちだ。少し横になろうか。いや、リビングでは寒いな。ベッドに入ろう。んんんん・・・。

11月15日(月)

あっという間に朝になった。記録を塗り替える15時間睡眠。いや、途中で目が覚めて本を読んでも眠れなかったような気もするが。夢かもしれない。新聞休刊日なので起きるタイミングを逸してしまった。いかん、いかん。

と言いながら昼間からカモミール・バスにつかるつもりなのであった。いやはや。

とりあえずdiaryのみ更新。

11月16日(火)

ローズマリーの香を焚き、久松史奈のCDを5枚連続でオートチェンジャーに仕掛けておいて、気持ちを奮い立たせる。が、くしゃみと鼻づまりがひどく、鼻炎カプセルを飲んだのがつまずきの元だった。私は滅多にクスリを飲まないので、ものすごく効くのである。あららららら、眠いことよ。

というわけで、午後は夢の彼方へと消えていった。やったことといえば、牡蠣とほうれんそうのクリームグラタンを作ったぐらいである。クリームソースに牡蠣のゆで汁を加えながらのばすと、なかなかおいしいのであった。

11月17日(水)

思い立ってからはやひと月。やっと書類の整理に取りかかる。やれやれ。あまりに溜め込んだので、何がどうなっているのかさっぱりわからない。しかし、ようやく「預金通帳」と「離職票」を発見し、ひと息つく。

ここで、衝撃の事実。私は10年以上勤務して、30歳以上45歳以下なので、210日間(要するに7か月ね)の受給資格があるのだが、自己都合の退職なので、7日+3か月の待期期間がある。ところが、受給可能なのは退職してから1年間なのだ。今まで私は、この待期期間を「除いて」1年間だと思い込んでいたのだ(だってさあ、無給で待ってるだけなんだもん)。しかし、実はこの3か月も含めて1年間しか有効ではないのであった。ああ、なんでこんな変な思い込みをしてたんだろ? 9月にハローワークへ行っていれば、なんてことはなかったのである。しかし、私は3か月の期間で長い旅行をするつもりだったので、旅行可能な見通しが立った時点で申請しようとギリギリまで待ったつもりなのであった。ただのウツケモノだな、こりゃ。

つまり、今から受給申し込みに行っても最後の2か月近くは「もらえない」のである。あ〜あ。いくらなんでも。しかも、銀行に行って口座確認印をもらえとか、写真とか、住居の証明とか、いろいろ必要なのであった。そういうもろもろが判明したのは午後3時過ぎだったので、あっさりあきらめて本屋に行ってから<はつね>でタンメンを食べて買い物をしてJリーグを観ることにした。

あ、浦和対市原、なかなか盛り上がったでんな。中西の退場がなければ、もっと面白かったのに。ちなみにJ2からの昇格の残るひとつは大分か東京か、という勝負の最終戦はなぜか山形と大分が当たる。大分の石崎監督は去年は山形で指揮をとっていたのだ。こうしてみると優秀だよね、2年つづけて違うチームで上位に絡むんだから。しかも山形と大分で、だ。

悪いことは続くもので、右上奥歯のかぶせものがとれる。あちゃあ〜。しかも、明日は歯医者さん(あの「美人の女医さん」)は休みだ。

11月18日(木)

忙しい日なのに、なんと獅子座流星群が見えないかな? と3時には起き出した。しかし、厚い雲にはばまれる。う〜む。5時からはイングランド対スコットランド。EURO2000予選プレイオフ第2戦。すでにアウェイで0-2で勝っているイングランドは無理をしない。イングランドが出ない欧州選手権はつまらないもんなあ。でも、あの陽気なスコットランド人のサポーターたちも大好きなんだが。

さて、まずは近所の区役所サービスコーナーで住民票の写しを作ってもらい、写真屋でスピード証明写真を撮り、中央線に乗って銀行へ行って確認印をもらい、ついでに国際キャッシュカードを申請したら今使っているキャッシュカードを取り上げられた。なんか、前の勤務先の社内ATMで使える仕様なので、とかうんたらかんたら。窓口の女性はていねいで親切だったんだけど。

その足でハローワークへと向かう。ここまで所要1時間半。しかし、ハローワークの入っているビルを見つけるのに迷ってしまった。アホじゃ。で、無事に申請。ふう。

求職票に記入して、提出のときに聞かれたのは「大学での専攻は?」と「退職理由は自己都合で問題ありませんか?」だけであった。そしてやはり210日のうち、52日間は支給してもらえない、ということを確認。しかしだな、ここまでで窓口は3つ経由するのである。さらに説明会があり、4週間ごとに出頭することになる。

そうなのだ。私の最大の関心は、「いつからいつまで拘束されるのか?」なのであった。このスケジュールが確定しないことには、旅行に行けないのである。なにしろ、私にとっての旅行は人生設計に関わってくるので重大なのだ。ということで、12月9日から2月いっぱいはなんとかなりそうだ。1月は何かと予定があるので、4週間の旅に2回は行けるか。

つづけて證券会社に寄って住所変更などの手続き。ネット取り引きも申し込んだのだが、Windows用しかない。仕方ないのでVirtualPCを導入することになるんだろうな。それにしてもさっきの銀行といい、せっけんの詰め合わせなんていう景品を客にサービスなんてことをまだやっているようではあかんような気がする。

気が荒まないように(と自分に言い訳して)、CDを買い込む。今日はアラン・パーソンズ・プロジェクトとかベン・フォールズ・ファイヴなど5枚と、ベーム指揮「指環」全曲(ということはCD14枚組である)を購入。「指環」は1967年のバイロイト盤。14枚で9,800円だから安いよね? 通して聴くと14時間かかる。いわゆる1晩と3日(2枚、4枚、4枚、4枚)というのが正しいのであろうが、輸入盤なのでライナーノーツを独仏英のどれかで読まねばならないのであった。

11月19日(金)

7時前に部屋を飛び出してウォーキング。正確には、縄跳びできそうな場所の物色である。きのう、HANDSで衝動買いしたのね、縄跳びの縄を。しかし、公園で飛ぶのはなぜかもの悲しくなったので、ただの散歩で帰る。まだ人格が未熟なのかもしれない。

歯医者に電話して今日の4時に予約。新宿で「ノッキン・オン・ザ・ヘヴンズ・ドア」、金曜初回は1,300円なのだ。そのあとヨドバシカメラでカタログ集め。マイクロドライブが38,800円と広告に出ていたので探したが見つからなかった。コンパクトフラッシュと同じ大きさで340MB、信じられる? これをDSC-SX150に装着すれば動画を約1時間収録可能。わっはっはっは、というつもりだったのだが。それはまあいいとして、プリンタと暖房器具とオーディオというよくわからんジャンルで価格調査。衝動買いは厳禁。キャッシュカードがないので現金が貴重なのである。あ、昨日のCDはクレジットカードね。

そんなこんなでいったん家に帰って歯を磨いてから歯医者へ行く礼儀正しい私である。とれたものをはめ直すだけかと思っていたら(前回はそうだった)、なんとすり減ったり欠けたりしているので削ってつくり直した方がよいという。削る、というのは私の自前の歯を、である。

「神経は生きていますね。これ、しみますか。しみない。しみませんね。はい、それでは、このまま削っちゃいましょう。痛かったら麻酔をかけますから

ということで、麻酔なしで、高音でうなるドリルが私の歯をグイグイ削っていくのであった。『マラソンマン』の恐怖。このドリルが神経を直撃したら・・・。

脂汗も涙もなく、45分後に解放されたときには「生きて帰れるぞ」とまるで捕虜収容所から帰還する兵士の心境であった、というのは大袈裟に過ぎるであろうか。

diaryのみ更新。早く寝よう。

11月20日(土)

ケーブルインターネットに先週申し込んだのに音沙汰がないので電話したら、区域外ということであった。がっくり。来年春には、という予定だそうだが、どうなることやら。まずマンションに引き込む工事も必要だし、ちいと策をめぐらした方がいいかもしれない。あ〜あ、つなぎっ放しでMP3ストリーミングが楽しめると思ったのに。

ちなみに、NTTの月額8,000円というサービスも我が家は区域外である。それ以前に、月に37.5時間までという制限が気に食わない。NTTが「日本の通信料は高くない」という論拠(というか比較の前提)は、ユーザーの接続時間の現在の平均値によるものだが、だいたい、通信料が高いから接続時間を短くしようと努力しているのであって、それを前提に比べてもらっても困るのだ。これがつなぎ放題になればどれだけ自由になることか。通信はいまや交通に並ぶ重要なインフラなのだ。ああ、久しぶりに真面目になってしまったではないか。

ついでにPB G3内蔵ベイ用CD-RWの入荷について申し込んだ販売店に問い合わせ。どうやら入荷はしているが少量のため、早い申し込みから供給しているそうだ。12月以降、ということは旅行に行っちゃっているかもしれない。まあ、仕方ないか。

さらについでにISIZEのサイトにアクセスして自分のページを確認する。格安航空券の検索をしたらずいぶん改善されていた。価格別に該当数が表示されるので、「8万円以下」で見たらゼロ、「9〜10万円」でもゼロ、ということはなくなった。サーバも速くなった気がする。

市原、神戸に敗れる。不運というよりはプレーに確実さが足りない。気持ちだけでは、勝てないぞ。

吉祥寺へ出かけてエディ・バウアーでダウンジャケット、ツイルシャツ、タートルネックの薄手セーターを、無印良品で温度湿度計、ポトスのミニ観葉、詰め替えティッシュ、ラベンダーの香を買う。

どうも脚が寒いので、もらいものでほとんど使ったことがないミニ電気ストーブ(400W/800W、スティーム付き)を出してつけてみたら、なかなか暖かかった。これなら別に新しいのを買わなくてもいいな。持ち運べるし。実はガスファンヒーター導入のためにガスをどう引こうか考えていたのだが。その前に、Tシャツにスエットという服装がまずいのかな?

師匠来訪。浦和対平塚の録画を観る寸前、NHK-BSはニュースで試合結果を流すという不粋。ラストがわかって観たらすまらんだろうが。ともかくまあ、調子が戻った浦和なら平塚の敵ではないだろう。それでも、決定的なチャンスがふたつはあったが小松原と松川がはずした。残念だが、J2でいいサッカーを。

遠くへ行った友から届いたじゃがいもを肉じゃがにて食す。超絶美味。


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