Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年9月下旬

迷狂私酔の日々


9月21日(火)

雨が降っている。
吉祥寺で「送る会」に参列。そう、ジャズクラブのマスターが突然亡くなってしまったのだ。ミュージシャンが集まって花と酒と音楽で送る、ということなのだが、どうもいたたまれなくって30分で帰る。人生は不公平だ。

9月22日(水)

朝の3時半からミラン対ガラタサライ。チャンピオンズ・リーグの生放送だ。最近には珍しく、ちゃんと集中して観た。スコアは2-1でホームのミランが勝ったのだが、いやあ、ガラタサライ(注:トルコ随一の名門チーム)ってハジのチームだとばっかり思っていたが、ハジを引っ込めた後半の怒濤の攻めは、ひえーっ、スッゲェー、マジーッてなもんでGKアッビアーティのスーパーセーブにミランは何度救われたことか。レオナルドもシェフチェンコも好きなのでふたりが1ゴールずつでとっても嬉しいし、それにアルベルティーニも元気だったし、ガットゥーゾっていう選手のキレのいい守備(美しいパスカットがいくたびも!)も見事だったし、ザッケローニ監督はいまのところ私のアイドルだし、というわけでミランを応援していたのだが、ガラタサライもなかなか好感のもてる戦いぶりであった。

しかも。私は確かに観た。サン・シーロの向こう正面のスタンドはガラガラだったぞ。あれならチケット楽勝じゃんか。

何を血迷ったか『ファミリー!』全6巻(文庫の方ね)を読破。そうか、庵野秀明って渡辺多恵子のお友だちだったのか。へぇ〜。

そして、今週ずーっとリビングを占領している書類の山にいよいよ取り組む。という予定だ。さすがに日記に書いたらやるだろー、ワシでも。

9月23日(木・祝)

で、なんにもやらんかった。アホじゃ。

何を思ったか、ドアストッパーを2種類も買って来る。玄関のドアをずっと開放したい時ってあるじゃない、重いものを運ぶ時とか。あと、キッチンからベランダに抜けるところを開けておくと換気がいいことに気づいたのだ。ここは風の通り道なので、ストッパーなしではダメなのね、すげえ音で閉じちゃうのだ。

というわけで、一応リクツはあるのだが、もっと最優先のことがあるんじゃないのか>自分。さらに問題は吉祥寺の無印良品で物欲に火がついたことだ。

9月24日(金)

テレビが壊れた。画面に横一本の線が出るだけであとは真っ黒。音は出る。横線の向こうではどうも画面が動いているようだ。ここ2、3日からの症状だが、いったん主電源を切ってから再起動する(?っていうのかな、テレビも)と直っていたのだが、本格的にダメになってきた。う〜む。

9月25日(土)

結局、テレビは死んだままなのであきらめる。週明けに電話してラチがあかなかったら買い替えるか。

問題は、今日にもダイエーが優勝しそうだってことだ。

しょうがないので某所にてウサを晴らす。テレビもラジオもないけど。若者が<神亀>の杜氏になるそうで、客たちが拍手で送り出す。取材が入ってなんか知らんが写真を撮られる。仙人が例によって照れまくって下ばっかり向いているのが可愛い。結局、ダイエーは優勝したそうだ。南海ホークスのファンとしては喜ぶべきか?

というわけで、本日は私の誕生日でありました。お祝いでおごってくれたみなさま、ありがとうございます。なお、お祝いは10月いっぱいは受け付けております、はい。

9月26日(日)

今日からは心を入れ替えて・・・。

まず、その前にエネルギーを充実させようっと。つまりは寝ていただけちゃうか>自分。

9月27日(月)

何かやることがたくさんあったはずだ。う〜ん。なぜだ?

『永遠の仔』読了。ラッキーなことに貸してもらったのだ。

どういうわけか<戎>で4時間も飲んでさらに某所で3時間も飲んでしまった。北洋漁船で10か月男だけでスケソウダラを獲る話、笑いつつもしみじみといい話なのであった。たぶん、男にしかわからない感動だろうが。

9月28日(火)

師匠から電話。昨日私のPHSにいくら電話しても出なかったそうだ。う〜ん。思い出した結果、着信はバイブにしてあった。<戎>にいたときも持っていたんだがな。振動が弱いのか、私が鈍感なのか。とりあえず昨日のオリンピック代表の日韓戦の話。あまりに審判がひどかったらしい。WEBでいくつか見て回ったら「アウェイではそういうこともある」と選手は意に介していなかったようだ。フラット3でオフサイドをとってくれないのは致命傷なんだけどな。そんなにたくましくなって・・・。

新宿にてテレビやらチューナーやらの偵察。フラット画面ワイドスクリーンばっかし。買い直してから今のテレビが直っても癪なのでまだ買わない。というより、新しいのを買ったらあんな重いのは即下取りないしは廃棄だろうし。とにかくパンフだけ収集してスペックを比較検討することに。ついでにプリンタもEPSONにしようかな。Macシリアル対応だし。

それにしてもVIRGINのなかにあったチケットぴあがいつのまにかなくなってしまった。なんか私の行きつけのスポットがどんどん消えるような気がする。う〜む。今週はうなってばっかりである。衝動的に何も考えていなかったのにメアリー・ブラックから崔健までCDを5枚も買ってしまったではないか。

9月29日(水)

どうでもいいがベッドでPowerBookを満喫しようと試みる。ホームアンテナのおかげで家の中でもPHS通信ができるし。バッテリーだってWallStreetなら2時間は楽勝だし。いや、ACアダプタをつなげ、Etherのケーブルを伸ばせばいいのだが、ちょっとiBookでAirPort気分を味わってみたかっただけなのだ。PCカードスロットにPHSの本体が刺さっているのがちょっとタマにキズだな。P-inならかっこいいのではあるが。しかし、膝の上にそのまま載っけると火傷の危険があるほど熱い。比喩ではなく。

本日、ついに燻製に挑戦。このために豚の肩ロースの固まりを塩漬けし(3晩)、洗い(流水で3時間)、乾かして(冷蔵庫に1日)いたのだよ、計4日もかけて。しかしスモーカーはないので中華鍋にアルミホイルを敷き、ヒッコリーのチップを載せて鉄串やらもち網やら大鍋やらテンプラ用温度計やらを総動員し、部屋中の窓を開けて換気扇を全開にする。うまくいけばパンチェッタないしはベーコンがこんがり出来上がるはずなのだが・・・。

燻煙してるあいだに大理石の板をミニ食器棚の下からひっぺがしてハイテーブルの上に置く。書けば簡単だけどさ。大理石ってのは温まりにくいからパン種とかパイ生地をこねるのにいいんだよね、って言ったら50cm四方の板をくれた人が(もう十数年前だが)いたのだ。しかもこれが無茶苦茶重い。なにしろ資材サンプルの切り出しらしい。で、それをPowerBookの下にひいて放熱効果をあげようって魂胆なのだが。

放っておいて仕事すればいいのに、燻製が気になって何も手につかない。どうもチップは何度もくべなければいけないようだ。温度を上げ過ぎて燃えてはいけないし、低ければベーコンにならないし。最初からこんな大物をやるってのは無謀だったか?

てなわけで、3時間で待ちきれずに無理矢理終了させ、まだ熱いのに無理矢理はじっこを切って味見。う〜む。ちいとしょっぱいが、こんなものか。表面は見事にいぶされているが、中はいまいち柔らかい。しかし、この脂がうまいのだ。厚切りにしてボーイスカウト風ベーコンエッグでも作ったろかいな。

つまりはほとんどパンチェッタ状態の半ベーコンですな。刻んでトマトソースとかポトフに使うとよさげだ。ウフフ。

9月30日(木)

アメリカンフットボールの第1回ワールドカップの総集編の再放送がGAORAであったのを忘れていた。テレビは依然として一本の線しか映さない。やっぱりテレビ無しでは生きられないかもしれない。

「Fly!」がFedExで到着。月曜にインターネットで発注して中2日である。これで「早い!」とは思わなくなった私はいけないコだろうか? ちなみにこれはフライトシミュレーションゲームである。かつての名作の血をひき、しかも3D画面である。サンプル画面を見ると欲しくなるぞーっ、みなさん。Mac対応の日本語版まで待っていられなかったので、英語版49.95ドルをはるばるミネソタのDigital Riverに注文しちゃった。Windows版が日本で8,800円だったから送料を足しても安いと思ったのだ、その時は。

し、しかし。なんとFedExの送料は31.95ドルもしちゃうのだ。ソフト1本なのに。さすがFedEx。計算したら、1ドル=107円で日本で買うのとトントンである。早く手に入るわけだし、日本で買うんだって電車代がかかるし、損するわけでもないし・・・と、だいたい住所も入力しちゃったあとで送料を教えるんじゃない。

んでもって、CDは3枚組。マニュアルはすべて英語(当たり前だ)。で、「リサーチの結果、すべての人はゲームを始める前にマニュアルを読む」のだそうだ。ほんまか? 「あなたがstrange reasonからリサーチの対象外・・」えいっ、うるさいっ!

むしろ問題はインストールで、最小限で400MB、推奨は1.6GBの空きハードディスクが必要なのだ。う〜ん、どうしよう。メインの PBG3は2GBのうち1.3GB以上はもう使っているのだ。2400なら6.4GBだから入るけど、いまだにネットワークインストールができない状態だし、外付けCD-ROMドライブは持っていないし、第一3Dに必要なビデオカードとVRAMがあるかどうか。えいっ、やっちゃえ!

というわけで、PowerBook G3にミニマムインストールしてから、New Yorkの風景と地図も入れておく。なんとか入ったのだが、空きはわずかに「48.5MB」。これは苦しい。起動して、まずまずうまく表示する。クリックしても変化がないときにはRETURNキーを叩いてやればいいらしい。問題もあるが。option設定の変更がなぜか効かない。割り当てメモリを増やそうとしたら、なぜか変更できない。描画スピードがやや遅れる。

だが最大の問題は、どう操縦しても墜落するんだな、これが。やっぱりマニュアルをよく読もう。

<某所>に行って変なアメリカ人と話し込んでチューハイ(それも、あの濃ゆいヤツね)を5杯も飲んでしまった。しかも話題は占領期日本における性産業の実態である。いや、学術的な話なのですけどね。


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