Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年9月中旬

迷狂私酔の日々


9月11日(土)その1

一念発起、書類関係と本と雑誌の山と格闘する(予定だ)。

9月11日(土)その2

う〜ん、どうしてこうなるんだろうなあ。結局なんにも進まず、明日のために買い出しをしただけだ。土曜日にはJリーグがあるってのが鬼門なのかもしれん。それにしてもやたら延長が多かった。しかも京都は勝っており、J2落ち回避どころか第2ステージ優勝のメまである。なんでやろ? 加茂監督ってそんな運を持っているのだろうか? どう考えても実力とは思えん。ダイエーといい、強くないのに勝っちゃうのは決していいことではないのだ。

9月12日(日)

古本屋に来てもらって蔵書を一部売却。500冊は処分するつもりだったが、300冊どまり。いかん。改めて考えよう。問題はだな、どうして昨日から片付けなかったか? という段取りの悪さだ。わかっているのにね〜。

書類はとりあえず箱に詰めて見ないふりをして掃除に取りかかる。やりがいがあるというより、引っ越してから初めての大掃除ともいえる。結局、終わったのは午後2時前で、買い出しに行って帰って料理を始めたのは2時25分だった。パーティは3時からなのに。

Yan Tian嬢とオリーブ嬢の2氏来訪。とりあえず、サン・ペルグリーノにレモンを絞って場を持たせる。ということで、

1.甘海老と帆立のカクテル
2.カルパッチョ2種(牛肉と関アジ)
3.ラタトゥイユ温製(昨日作っておくはずが・・・)→イタリアではカポナータっていうんだっけ?
4.季節の野菜のグリル、トスカーナ風(あ、バルサミコを忘れた)
5.地鶏のカチャトーレ(コチジャン入り)
6.ポルチーニ入りクリームソースのパスタ
7.デザート4種(ガトー・ショコラ、イチジクのパイのふたつはオリーブ嬢持参、中津川の栗きんとんはYan Tian嬢持参、それにマスカルポーネのブルーベリーソース)

飲み物は、

アスティ・スプマンテ(ノン・ヴィンテージ)
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ1997
キャンティ・ルフィーナ リセルヴァ ニポッツァーノ1995
キャンティ・クラシコ リセルヴァ マドニーナ1995
(ちなみに以上4本ともすべてフルボトルである)
ハロッズの紅茶
バーボン入りコーヒー

と、一見完璧なのだが、本当はサーモンクィネルのスープと3色パスタのあと2色(赤と緑ね)は時間の都合でできなかったのである。黙っていてゴメン。それにしても、こんないろいろなデザートを各自が大皿で食すというのは史上初の快挙。写真を撮っておけばよかった。

で、話題はLANとかTCP/IPとかチューリップとか渡辺香津美とかくらもちふさことか、濃いものであった。中日が勝って阪神が(たぶん)負けた。「リバーダンス」のビデオを観て、JazzのCDをいくつか聞いて、自慢のウッドデッキのテラスを見てもらった。その内容はあまりに濃すぎてたぶん常人には・・・って、われわれは普通の人々ではないのだろうか?

9月13日(月)

おお。地震だ。何が心配って、いまだに積み上げただけの本の山だが? しかし、どういうわけか大丈夫なんだな。で、なんでもないときに倒れるのさ。

どういうわけか平日の昼間にライブハウスへ。メジャーデビュー寸前のバンドの勢いというか成長というか親バカというか(この意味はわからなくてもよい)、とにかく、よかった、よかった。なんか「歴史の現場」に立ち会った興奮すら覚えたのだ。これからいろいろ苦労も面倒もあるにせよ。(わからない人へ)すまん、まだ明らかに出来ないので許せ。

さて、DSC-X110(改)にてムービーを撮影する実験。暗いライブハウスでもなかなか撮れるもんだ(もちろん著作権の関係上、フツーは本当はいけないのだよ、よい子のみなさん)。撮ってすぐ近所のコーヒーショップで世間話をしながらPCカードアダプターで取り込み。シリアルケーブルとは段違いに楽で速くてしかも認識しないとかつながらないというトラブルが(いまのところ)ない。その場で、音は消して再生してみる。よしよし。さらに夜にはライブの本人にたまたま会ったので、今度は音も出して見せてあげた。問題は録音の質と録画時間だな。撮ったのがギターの真ん前だからバランス悪かったし。1曲をつづけて撮るのもできないし(2分で終わる曲があれば別だが)。

9月14日(火)

というわけで、昨日の経験に鑑み、DSC-SX150を買うことを決意する。こいつは記録媒体がコンパクトフラッシュに変わってしまったのだが、なんとマイクロドライブにも対応するので340MBも撮れる。ただし、マイクロドライブが4万円以上するが。

秋葉原を軽く巡回して「MacMP3」(CDからMP3ファイルにエンコード!)と「S-YXG50」(ヤマハのソフトシンセサイザー)を買い、プリンターとプリントサーバーとグローバルモデムを調べて、焦点のDSC-SX150はどこも59,800円だったのでポイントカードの効くヨドバシカメラに回って無事購入して帰って「ツイン・ピークス」を見る。ぜいぜい。

いまのプリンターってのはMac対応はUSB接続しかできないのか? ネットワークからプリントサーバーかませると、予算が倍以上かかるやないか(これはHewlette Packardの895cxiのこと)。そう言えば、こないだ買ったメルコのハブはACアダプターが無気味な異音を立てるのではずしたし。ああ、頭が痛い。

さて、実はNFLが開幕したのですね。NHKはBSでマンデーナイトを今日生放送。いいっすねえ、休日にビール飲みながらフットボールを見て過ごす。え? あなたは仕事だった? そりゃすんまへんなあ。ワテも昼前からビールはさすがによー飲まんよって、アイスコーヒーをミルクで割って観とったがな。QBはというと。ブロンコスはボブ・グリーシーの息子のブライアン(初めてのスターターで、これだけやれれば立派。今シーズンから即活躍するでしょう)。ドルフィンズは引退目前のダン・マリーノ(相変わらずの豪腕、昔から足は遅かったし、まだまだやるかも)。ちなみにコーチはマイク・シャナハン対ジミー・ジョンソン。凄かったのはマイアミのディフェンス。鬼のようなラッシュは迫力十分。

9月15日(祝・水)

昨日買ったソフトでさっそく音楽CDをMP3にエンコードしてみるが。すっげぇー遅い。このソフトの売り文句は「CDを再生しながら、演奏時間の3分の1でエンコード」っていうのだが。しかも再生してみれば音は切れるわ、飛ぶわ、雑音あるわ。ということで、マシンパワーに問題があるという結論に達する。なにしろいまのiMacは333MHzなので、それが基準になっているのだろう。私のPB G3は233MHzだもんなあ。あるいはCD-ROMの読み込み速度の問題もあるのかも。今度はEZ GIGのHDDにCDをマウントしてPB2400/320で実験してみよう。

ちなみにヤマハのXG用ソフトシンセも不調。OMSセットアップではフリーズするし、なにしろまともなマニュアルがないくせに、「ポート設定」がデフォルトでは「Unknown」になっているので音が出ないのだ。最初に初期設定が必要なら、そういう流れを組み込めよなあ。フリーウェアでももっとましだぞ。さらに、こいつもまともに再生しない。それも添付のデモMIDIでだ。デフォルトの44というレートでは音がたまにしか発音されないテイタラク。そんなにCPUパワーがいるのかよ? それとも、これはオレにG4を買えという陰謀なのか?

今日は楽しいバドミントン。うまく行けば8人という過去最大規模になるはずが、いろいろあって3人に。しかもひとりは1時間遅れで水泳のみ、ひとりは連絡無しに30分の遅刻。しかしなにが最悪かというと、その遅刻した輩に2回のゲームとも完敗してしまったのだ。う〜む。神は我を見放したか。

9月16日(木)

昨日は、アーセナルの試合を生中継で見られたし(UEFAチャンピオンズリーグ)、日本は台湾にサヨナラ勝ちするし(野球のオリンピック予選)、京都はまた勝って2位になっちゃうし(Jリーグのセカンドステージ)、プロ野球以外は幸せであった。しかし、京都パープルサンガよりも平塚の方がはるかに魅力的でいいサッカーを展開していたことが今日明らかになったのであった(ケーブルで録画を観たのだ)。これでもしも京都が優勝したらまずいぞ。それはJリーグが、とても最高リーグとは思えない対戦方式を採用している証拠だな。京都に5年住んでいた者としては恥ずかしい。とにかく、勝っているあいだにもっとましなサッカーをするようになってくれ、お願いだから。頼みはシジクレイと遠藤だ。

久しぶりに野球をしっかり観たら、日本は中国に大苦戦してしまったのだ。で、部屋の掃除を始めたらチャンスになって犠牲フライでやっと1点を取った。おお、やった! とテレビに見入ったら凡退しやがんの。で、掃除をすると今度はまたまたチャンスで連打して2点取った。ということは、オレが掃除すると得点するってか? で、汗をかきかき掃除してようやく3-0で勝ったのであった。ふー。疲れた。でも守備では日本も中国もよかったねえ。なかなか面白かったぞえ。

ビーフシチューを速攻で作って食す。なかなか美味。とても残り野菜の処分とは思えない。できあいのルーなんかなくてもこのくらいはやれるんだなあ。作りながら、けっこう暇だったので食料貯蔵品戸棚を整理し、塩のコレクションを調べる。赤穂の天塩、沖縄のシママース、ブルターニュはゲランドの塩が2種、バリ島みやげの塩、室戸みやげの海洋深層水「深海の華」。あとは岩塩だな。なんでザルツブルクで買ってこなかったんだっけ?

9月17日(金)

なにか予感がしたので、朝から歌舞伎町へ急行すれば案の定「鉄道員(ぽっぽや)」が最終日であった。それにしてもよく今までロングランしていたものではある。観客はといえばまるで老人向け慰安旅行ではあったが。

さらに<PowerYu>にてPalmPadのPB2400用を買い、ACアダプターは在庫切れだったが運良くソフマップで買えた。東急ハンズで電源On/Offリモコン(1,980円で売っているのだ、こういうのを)を買うと、次の「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」の上映時間まであと10分を切っている。新宿を知っている人ならわかると思うが、この買い物には歩いているだけで45分はかかっていたりする。要するに運動不足解消ですな。

さすがに、かなり空いていました「SW1」。ルーカス御墨付きのTHXは立川とか海老名ならやっているのだが、そこまでいく時間がどうも・・・。どうせ立川に行くなら、彫刻やらモノレールやらやりたいこともあるし。

で、2400にPalmPadを貼るのを失敗した。ちなみにこれはトラックパッドの両脇とクリックボタンという手に触れるところに貼るカバーのようなもので、熱と汗と汚れ対策なのだが、革の触感がたまんないのだ。もううちのPB G3には茶色を装着済みなのさ。しかし、2400では「うぇ〜ん」。本革なので引っ張ると伸びるのだが、縦方向にもともと長いらしく、伸ばし過ぎてバッテリーパックのベイにひっかかっちまうのである。しかも例の「ヒゲ」(クリックボタン)に沿うカーブは予告されていた通り、うまくいかない。それより何より、なんか縦横がちいとゆがんでいるような気がする。結局、一部をカットし、余った部分をヒゲのカーブに沿わせて処理した。他のパーツはうまくいったのになあ。今度は(一応消耗品なので3か月〜半年で貼り替える予定)うまくやろう。

さらにベッドサイドランプにテーブルタップとリモコン電源On/Offをかませて、リビングからコントロールできるようにする。実験成功! うっしっし。赤外線なので時々認識しないが、角度を学習すればOKだろう。寝る前にさ、読書灯をつけてから部屋の電気を消すじゃない、ね? うちの読書灯は単なる白熱灯をクリップで取り付けているだけなので、点灯するのにいちいちベッドをまたがないといけなかったのだ。さらに家の中の電灯をぜんぶコントロールするシステムもあるのだが、そんなに大袈裟な家でもなし、これで十分さ。

夜中にチャンピオンズ・リーグのチェルシー対ミランを観る。ついにチェルシーは先発メンバーにイングランド出身はワイズひとりになったらしい。監督もフーリット(オランダ)を更迭してヴィアッリ(イタリア)だし。イングランドのプレミア・リーグ随一の多国籍軍団にはフロー(ノルウェー)、ペトレスク(ルーマニア)、デシャン(フランス)、デサイー(フランス)、ババヤロ(ナイジェリア)などなど多士済々。そのなかでも真打ちはなんといってもゾラ(イタリア)。切れまくっていた。結局0-0ではあったが、無茶苦茶おもしろかった。ただし、だからと言って勝てるサッカーではないところがむずかしいところだ。今日は中盤のプレス、攻守の切り替えの速さ、守備陣の攻め上がり、ピンチの際の集散、どれを取っても素晴らしいサッカーだったが、こういうサッカーってなかなか毎回できないんだよね。とってもファンタスティックなんだけど。なお、ミランはビエルホフが自軍ゴールまで戻ってディフェンスする姿が印象的。GKアッビアーティのスーパーセーブが何度あったことやら。唯一シェフチェンコの鋭いプレーが救いか。

9月18日(土)

愛用のアラーム時計が遅れ始めた。今朝は「11時20分」を指していたので慌てて起きたら本当は8時53分だった。まるで進んでいるようだが、これが実は「遅れていた」というところが問題である。ま、とりあえず電池を取り替えて様子を見よう。

さて、今朝あせった理由は10時からGAORAで「京大対甲南」(関西学生アメリカンフットボール)の録画放送があるからである。全プレーノーカットというのが嬉しい。すでに勝ったのも知っているし。

そして今日はJリーグが地上波2試合、衛星2試合、ケーブルで1試合もあるのではあるが、全部観ていると生活に支障をきたすのでどれにしようかなあ〜と思っているうちに「鹿島対ガンバ大阪」が始まる。ああ、今日もこうして1日が過ぎていくのかと絶望しそうになったが、幸か不幸かまったくつまらない試合だったので台所の掃除をし、キッチンマットを手洗いして浴室乾燥にかけ、さっき届いた登記関係の書類をチェックして受領書を書く。

「清水対広島」を横目に見ながら所用にて外出。帰ったら「浦和対名古屋」。NHK-BSとTBSとテレビ東京をハシゴする。これが土曜日の定番なのである。ああ、忙しい。

9月19日(日)

夜中にペルージャ対カリャリを地上波で観たような気がする。それも3-0でペルージャが勝って、1点目は中田のフリーキックで、右に派手な頭のイブラヒム・バがいて、カリャリにはエムボマがいて・・・。どうも意識が混濁したままテレビを観ていたらしい。WOWOWでないとセリエAを観ている気分にならん。そんなにシンパなわけではないのだが。

オスカー・デラ・ホーヤ対フェリックス・トリニダード。僅差の判定でドミニカの英雄がカリフォルニアのハンサムボーイを破る。

ダイエーが延長の末にサヨナラ勝ち。坊西って誰だ? しかもなんで「坊西」って書いたボードを持ったファンがいるのだ? 福岡はけっこう奥が深い。しかし、なんといっても黒木の形相が凄かった。黒木、あんなに調子が悪かったのに11回を無失点だもんなあ。市原の中西、ロッテの黒木と千葉県はプロ根性のある選手がいて果報者だなあ。

ラツィオ対トリノ。ベーロン、シメオネ、センシーニ、アルメイダってほとんどアルゼンチン代表みたいになったラツィオ。セリエAをJ-SPORTSで観ている裏のWOWOWはチャンピオンズ・リーグで、こっちもラツィオのゲーム。でもまあ、ライブにはかなわない。3時半からは注目のインテル対パルマだが、たぶん寝る。

9月20日(月)

ついに書類関係をすべてリビングに広げて整理を開始。無駄なものは捨てて身軽になりたいのだが・・・。う〜ん、過去を振り返ってはいけない。

<戎>に寄って、マンションの理事会に出て、某所と某所を巡回。スピーカーにはスパイクをかませるべし。iBookは早く予約すべし(私のことではない)。眠くなったら帰るべし(私のことだ)。


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