Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 2000年6月下旬

迷狂私酔の日々


6月21日(水)

久しぶりにOvationを弾いたらなぜか3弦が切れた。ポトスもパキラも半死半生だった。EURO2000はグループリーグの最終戦だし。

・・・ということで、ポルトガルが全勝で8強に進出したし、ひと風呂浴びて洗濯したし、ほぼ徹夜状態にてハローワークへ。25分も前に着いて完璧。「ぴあ」も買ってあるし、何も問題はないのだが・・・。

唯一の問題は「背中が痛い」ということである。食欲もなく、体調最悪。映画を観る予定もキャンセルして自宅に帰って療養。

夜に少し復活して2軒ほど巡回。

6月22日(木)

オランダがフランスに逆転勝ち。もっと驚いたのはスペインがロスタイムに2点入れてユーゴに逆転勝ち。どちらもいいサッカーとはいいがたいが、とにかく勝ち上がることが重要ということか。もともとポテンシャルが高く、伸び盛りの若手も多いチームなので、結局勝ち進んだりするのかなあ。

<きんせい>でいつもの定食を食す。ここのごはんとみそ汁はもともと定評があるのだが、ものすごくうまく感じる。まあ、1か月ぶりだからなあ。

銀行で通帳記帳したら案の定ページが足りなくなって新規発行。「キャッシュカードはお持ちですよね?」って、いつもカードで引き落としているから記帳するとページが足りなくなるんだろうが。

本屋に寄って、やっぱりいろいろ買ってしまう。吉祥寺へ行って弦を2セット買う。安さに負けてd'AddarioではなくMartin。無印良品に寄って、詰め替えティシュとカモミール(入浴剤)だけ買う。さらに西友で牛乳やらタマネギやらベーコンなどの基本品を取り揃える。

郵便局の留め置き郵便物が配達される。ワーナーからCDが2枚。

夜、またまた2軒ほど巡回。

6月23日(金)

なにかの拍子に舌を咬んだ。これが悔しいのは、昨日も咬んだのだ。昨日はなんと舌の中央部を咬むという、いったいどうしたら咬めるのかわからない部位だったが、今日は左端中央だった。これが無性に痛い。しかも腫れている。

しかしめげずに「エニイ・ギブン・サンデー」を観に行く。雨。銀座を歩くのはやめて新宿の東急ハンズでにてソウルで落としたボールペンを買い直す。風鈴をふたつ買って、猫の陶器はもっちゃんの快気祝いにし、山形の鉄細工は自分用にする。ちなみに、自分用のは1500円、猫はその半分以下の値段だったりする。ちょっと鬼畜の気分。

帰宅前に西友で卵などを買っておく。冷やし中華の季節になった。というか、どうしてオールシーズン揃えてくれないのだろうか? あれは冬にこたつで食べてもおいしいのだよ。

今日も2軒巡回。

6月24日(土)

そろそろ平常に戻ろうか、とも思ったが、今日からJリーグが始まってしまった。

夜中に巡回に出かけるが、留守番隊長に任命したぼっこりちゃんが肝心のブツを忘れる。やっぱり、愛情なんてカケラもないんだろーなあ。

さらに真夜中に、突然ソウルでなくしたはずのボールペンを発見する。どうやらバッグの奥深くに潜んでいたらしい。しかし、いままでなんで見つからなかったんだろう? 謎だ。

6月25日(日)

ポルトガル対トルコ、2-0。

イタリア対ルーマニア、2-0

ぶっつづけはきつい。眠い。でもポルトガルよ、勝ってくれ。

手帳行方不明のため、更新があやぶまれたが記憶で書く。ということで、「かんたんな日記」シリーズはとりあえず、完結。

投票に行ってユニクロに行ってビールを買って西友で食材を買ったら師匠来訪。

ナムル、かぼちゃ、春雨サラダ
かつおのたたきとめかぶ
豚肉とニンニクの芽となすの四川風
カレーライス

オランダ対ユーゴは6-1。あまりに眠いので途中リタイヤしたらクライフェルトのハットトリックで目を覚ました。

6月26日(月)

爆睡。

カレーピラフとオムレツ。

また爆睡。

<戎>に行って帰ってスペイン対フランス(録画)を観るが、やっぱり途中で寝てしまった。ううむ。

6月27日(火)

ものすごく早起きしたので風呂入って洗濯してまた寝た。

荷物が着いたので、某所で飲んでから郵便局に引き取りに行く。なんと、6月8日にライデンから送った荷物ではなく、6月19日にブリュッセルから送った方だった。書籍小包って早いのか? 1週間で着いちゃった。

それはよかったのだが、ウィスキーをたらふく飲んでから自転車で飛ばしたので、酔いが回って気持ちが悪くなった。く、苦しい。

6月28日(水)

今日こそは「オール・アバウト・マイ・マザー」を1000円で観よう、という魂胆だったが腹痛と下痢で断念。咳と痰も。軽い風邪かもしれない。にもかかわらず、夜半から某所と某所をはしご。留守番隊長から無事にブツを受け取る。しかし、腹痛がぶり返し、ほうほうの体で帰る。

6月29日(木)

フランス対ポルトガルという、悩ましい準決勝。眠りながら観るが、どう観てもフランスに分がある。ポルトガルだって勝つチャンスはあったが、もともと黄金の中盤にやっとこさついた決定力、っていうチームだけに中盤をつぶされると辛い。フランスもそんなに得点力があるわけではないが、アンリの成長が大きい。後半から延長にかけてのポルトガルのしのぎには、なんかほろりとさせるものがあった。

それにしても、PKでVゴール負けというのはなんともきつい。ポルトガルよ、2002年にはぜひ来てくれ。

というわけで、そのまま支度をして大阪へ向かう。フェルメールを観に行く道楽者、である。

やっとこさ大阪市立美術館に着いたら「3時間半待ち」という衝撃的知らせ。しかしここまで来て見ないわけにはいかない。結局2時間行列して入場し、さらに30分かかって展示室にたどり着いた。それでも、一度に5点「も」フェルメールが見られる機会は世界的に見てもそうないだろう。しかし、普通の人にとっては5点「しか」来ていない、ということになるのだろう。しかも解説がまた「聖プラクセデスが殉教者の血をスポンジで絞っている」とかいうことしか書いていないため「気持ち悪いわあ」という感想しか出てこない。あるおばさんは透視法のためにひもを刺した点を見つけようとやっきになっていた。そういう解説をビデオで流していたからだが、それに見合う床のタイルなどが描かれた絵は、今回はないし、第一、そんな微細な点が見えるはずがない。あの点は修復家が偶然発見したものなのだ。

というわけで、せめてタピストリーのマチエールとか、サインはどこかとか、光の描き方とか、窓の位置とか、フェルメールの真髄に触れる解説はまったくなし。これは、観る人をばかにしていると思う。かてて加えて≪聖プラクセデス≫が真作かどうかについてまだ疑問符がついていることは、まったく出ていない。まあ、ウィーロックが監修した時点でそれは予想できたことだが。

さて、結局3時に疲れ果てて天王寺をあとにし、サントリーの天保山ミュージアムへ。ここはまるでデートスポットだが、気持ち悪いくらい人が少ないので、非常に気持ちよく安藤忠雄の建築を検分する。例によってかっこいいが使い勝手はよくない。これは、訪れる人や働く人を試すような建築なのだ。それにしても西側が思いっきり開口部になっていて港がよく見えるのはすがすがしい。ギャラリーにもアイマックスシアターにも行かずに、ここのピロティを散歩するのがベストだと思う。なにしろお金がかからない。

というわけで、新大阪で柿の葉寿司を買って帰る。

深夜に師匠来訪。オランダ対イタリアは、なんということか、イタリアにPK戦で負ける。オランダの攻めをかろうじてファウルの連続で止めるイタリアはザンブロッタが早々と2枚目のイエローを食らって退場。ただでさえ「守って守ってカウンター」だったのに、10人になってからは「守って守ってなんとしても守る」ことになってしまった。こういう意思統一ができたイタリアは強い。

PKの失敗にしても、師匠の説では「フランク・デブールが左で蹴れば、GKはカンタンに予測できる」のだそうだ。案の定、PK戦でも止められていた。それにしてもイタリアはちゃんとラストパスやシュートに対して必ず体を入れているところがすごい。ゼンデンのクロスなんかことごとくはじかれていたものな。

ああ、4強のなかでもっともつまらないサッカーをしているチームが決勝に出てきてしまった。

6月30日(金)

朝から「インサイダー」を観る。アル・パチーノを連続で観たわけだ。うわははは。

昨日書き忘れたが、夜中にまた舌を咬んだ。それも、前に咬んだところを思いっきり。もう立ち直れないかと思ったが、実は出血していて、いまだに痛い。<はつね>のラーメンを食ったら熱いスープが沁みて飛び上がりそうになった。前途多難だ。


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