いい歌が沢山詰まっています。
こういうアルバムが作れて、本当に矢野顕子は幸せそうです。 曲と作者に対する尊敬と、歌える喜びが伝わってきます。 これはいいアルバムだ。

弾き語りってのは、演奏がシンプルなだけ曲の良さが引き立つ。 逆にミスは目立つ。単調でも飽きてしまう。 そのなかで、このクオリティを出すってのはすんごいことだよなぁ。 矢野はうまい。

ピアノの鍵盤に当たる爪の音まで録音がリアルに入っています。 それがコツコツと乾いた音で、音楽の一部になっています。

大貫妙子、佐野元春、 Pat Metheny と、僕の好きなアーティスト も多く取り上げられていて嬉しい。また、これを聴いたことで 改めていい歌だなぁ、と気付いたりもした。
大貫妙子作の「横顔」は以前竹内まりやも歌っていた曲です。

ジャケット、裏ジャケットの絵が少し暗くて怖い。もっと穏やかに ハッピイな感じだといいのに。

この 3 年半後に、同じコンセプトの弾き語りアルバム 「Piano Nightly」がリリース されます。これもまたすんばらしいです。

• 収録曲　/ 作曲者 / 作詞者

1. Super Folk Song　/ 糸井 重里 / 矢野 顕子
2. 大寒町　/ 鈴木 博文 / 鈴木 博文
3. Someday　/ 佐野 元春 / 佐野 元春
4. 横顔　/ 大貫 妙子 / 大貫 妙子
5. 夏が終る　/ 谷川 俊太郎 / 小室 等
6. How Can I Be Sure　/ Felix Cavaliere, Eddie Brigati / 同左
7. More And More Amor　/ Sol Lake / Sol Lake
8. スプリンクラー　/ 山下 達郎 / 山下 達郎
9. おおパリ　/ イッセー尾形 / 矢野 顕子
10. それだけでうれしい　/ 矢野 顕子 / 宮沢 和史
11. 塀の上で　/ 鈴木 慶一 / 鈴木 慶一
12. 中央線　/ 宮沢 和史 / 宮沢 和史
13. Prayer　/ 矢野 顕子 / Pat Metheny