2001年3月26日（月） 12時21分

米科学者グループ、クローンの問題点を指摘（ロイター）

　［ニューヨーク　２５日　ロイター］　米科学者グループによると、 健康なクローン動物をつくることが困難になっている証拠が増大し、 クローン人間を考えている人たちに警報を発している。
　２５日付ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
　４年前に英スコットランドで誕生したクローン羊「ドリー」に詳しい 科学者グループとのインタビューで、同紙はクローンが発達過程で 重大な問題をしばしば起こすことを明らかにした。
　ある例では、ヒトでいえば３０歳くらいの年齢まで、 一部のクローンマウスは正常に発達したが、この後、急激に肥満したという。
　１９９８年にクローンマウスを初めて研究した米ハワイ大学 解剖・生理学教室の柳町隆造教授は「クローン胚は、発達と遺伝子に関して 重大な問題を抱えている」と語った。
　柳町教授によると、クローンでないマウスと同量の餌を与えたものの、 クローンマウスに急激な肥満が起きた、という。
　また、クローン動物には、発育不良や心臓の欠陥、 免疫システムの機能不全などのような障害の発生もみられるとしている。

ここから MINEW のコメント：

ほらみろ。いわんこっちゃない。

→ クローン人間作り 信者使い米で開始 / 新聞記事 2000/09/22
→ ヒトクローン、全面禁止法案を可決　米下院 / Yahoo! News 2001/08/01
→ 遺伝子操作について
→ クローン人間？