◆ 野良猫の食料危機(続)◆

Cat Food Crisis 2
(1996/07/12 撮影 at 近所の交差点)
猫の交差点に「餌をあげないで」の 貼り札が貼られてから 2 ヵ月がたちました。ショートテイルは 金網の陰でうつむきがちです(写真)。 彼は体つきがたくましくなって、立派な雄猫に成長しましたが、 ビッケはまた妊娠・出産して、 最近痩せて肩の骨が出てきました。

貼り札の上ではさらに書き込みバトルが続いています。 ある日、こんな文句がさらに上書きされていました(6/23)。

Message Board 4 どうか、こんなこと言わないで…
弱い者を助けてあげる気持ちは、人間として失っては
いけない心だと思います。エサをあげなかったら、
今いる子たちは死んでしまいます

それに対する反論は、赤いペンで書き込まれました(7/14)。

Message Board 5 どうぞ御自宅で飼ってあげて下さい

この人もたぶん悪い人ではないし、本当に困ってるんだから、 そう言いたくもなるわな。

貼り札もずいぶん書き込みで埋まってきました。 今後の猫たちと人間たちの関わりあいはどうなって行くのでしょうか? 猫の交差点レポートは、変化があり次第、今後もお伝えします。


1996/10/22 に見かけたのを最後に、ビッケが交差点からいなくなりました。
ショートテイルと子猫数匹は残っていて、なにやら寂しげです。 ついに猫ギライの住人に処分されたか、あるいは夫婦喧嘩してお引っ越し したかな、と心配な日々が過ぎましたが、2週間後の 11/5 には 再び交差点にいました。
少し元気がないですが、ショートテイルと中睦まじく並んで座り、 子猫3匹も従えて、おとなしく撫でられています。 よしよし、よく帰って来た。
しかし、どこに行っていたのだろうか? 通りかかった猫好きおじさんは 「避妊手術されて来たんじゃないか」 と言ってた。あぁ、それはあるかもしれない。 まだ未確認だけど、そのうちお腹を撫でて確認してみよう。(1996/11/06)

昨夜(11/12)、テニスの帰りに交差点でビッケに会って、 ゴロゴロと撫でてあげました。雨も上がって道路が乾いていたので ゴロリンと寝っ転がってお腹を撫でさせてくれました。
そこで、撫でながらビッケの あのへん をじっと眺めてみたのですが、 特に毛を剃られた様子もなく、乳首がポロポロと指に当たるばかりでした。
見ただけじゃわからないような処置もあるのだろうか。(1996/11/13)

すっかり冷え込むこの頃です。今度はショートテイルを見かけなくなりました。 交差点近辺にいるのはビッケと子猫 2 匹(白地に茶、灰黒)です。 交差点での目撃頻度も減りつつあります。

ショートテイルは戻って来ました。でも少し愛想が悪くなった。 寒いので家族一緒(ビッケとショートテイルと子猫2匹)で固まって 丸まって眠っていたりします。(1996/12/13)

1996/07/27 T.Minewaki
2000/06/10 last modified T.Minewaki

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