鎌倉プロバスクラブ卓話

元ファーストレディーのこぼれ話

橋本久美子

2013/04/12

鎌倉プリンスホテル

『杉原ビサ 』の周辺」 とか「モーツアルトの死 因」という興味あるお話をしていただいた吉野忠彦さんの血縁という橋本龍太郎元首相夫人久美子さまの首脳外交の裏話。

結婚前に、一緒に住む、子供は沢山つくると約束したのに、選挙区のある広島に住まわされ、子供は4人になったらもう充分だと言った。政治家の公約なんてこんなもの。

代議士の妻の世界というのは選挙区を越えるものではない。ところが夫が自民党の幹部になると全国区に世界が広がる。蔵相の妻としてG7などに出席すると世 界は地球規模に広がり、付き合う相手は例えば英国のメージャー蔵相の奥さんが相手になってくれる。緊張するといういうと「すぐ慣れるから」と慰めてくれたが、そのとお りだった。そして互いに首相とファーストレディーがどうふるまえばよいか脇からながめで学ぶというわけで、G7はよくできている。

ファーストレディーとなってからはヒラリーが相手となる。自分の夫はしし座だというとヒラリーは「ビルもしし座だという。しし座の男はやさしいのはいいのだ が、だれにでも優しくて困る」と冗談を言っていた。

デンバーのG7のとき、ゆっくり山登りする登山列車の最後尾のデッキにヒラリー・久美子・もう一人のファーストレディーと3人でたって見送っている人々を 観ていた時のこと、若い男2人がヒラリーと叫んでいるので振り返った。ズボンを下ろして尻を3人に向けた。その滑稽さに笑いころげたが、ヒラリーは笑いも せず、すましていた。そのとき撮影された写真を見せてくれる。そのとき気が付かな かったと思ったのだが、あとでヒラリーの回顧録を読んだらシッカリ言及していたので観ていたということは確認できた。

トニー・ブレアの奥さんは若くてかわいく、先輩ぶっていろいろと教えるという役回りとなった。

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April 12, 2013


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