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シリアル番号 表題 日付

1272

モーツアルトの死因

2010/03/12

吉野忠彦氏の鎌倉プロバスクラブ卓話

1971年「皇帝ティートの慈悲」、「魔笛」の作曲と多忙な一年を過ごしたモーツアルトはその歳の暮れに未完のレクエムを残して突然死亡する。その死因についてサリエリが匿名でレクエムの作曲を依頼して過労で死亡させたという説を使用したアマデウスという2002年の米映画が有名である。しかし本当の死因はどうであったかというミステリーを解明。

ニーメチェックによる伝記にモーツアルトの言葉として「毒を盛られた」ということばがある。
検視は「急性粟粒疹熱」は症状を言っているだけで病名ではない。墓は不明。頭骨、髪の毛などのDNAは全て一致しない。

@サリエリ説はパトロンのヨーゼフ帝の心はサリエリにあったのでありえないし、レオポルト新帝下では二人とも不遇

A匿名の依頼者はフランツ・フォン・ヴァルゼック伯爵で無くなった夫人のために依頼したことがわかっている

B旅一座のオーナーであるシカネーダー に魔笛の作曲を依頼される。魔笛はフリーメイソンのさまざまなシンボルや教義に基づく歌詞や設定が用いられていることも特徴で、とりわけ各所に数字の3を象徴的に使っているのが目立つ。序曲の最初や中間部で鳴り響く和音(同じフレーズが3回演奏される)は、フリーメイソンの儀式で使われるもので、劇中ザラストロの神殿内の場面でも再現する。2人の作者がメンバーとしてフリーメイソンの精神をオペラ化したのだとか、当時皇帝から圧迫を受けつつあったメーソンの宣伝であるなど、教団との関わりを重視する指摘がある。モーツアルトはフリーメーソンの会員だった。モーツアルトがメーソンの教義を漏らしたため、フリーメイソンのメンバーが暗殺したという説もあるが、これは否定されている。(ちなみに3 は 2 番目に小さな素数で、一つ前は 2、次は 5。22 - 1 = 3 のためメルセンヌ素数であり、2! + 1 でもある。23 - 1 = 7 は2番目に小さいメルセンヌ素数である。 また最小のフェルマー素数でもある)

C姉アロイジアとモーツアルトの浮気、死に対する沈黙、埋葬不参加、17年目という遅すぎる墓参 から妻コンスタンツェによる遅効性毒薬アクア・トファナ毒殺説もあるが、はなはだ疑問

D2500ccに達する瀉血によるショック死

E完全に熱の通っていないブタ肉を食べたことによる条虫感染症による死 。豚の筋肉(赤身の部分)は、人を固有宿主としている有鉤条虫の幼虫(有鉤嚢虫)の寄生部位であり、生食すると感染する恐れがある。有鉤条虫に感染した場合、成虫が産卵した虫卵が人の小腸内で孵化し、身体各所に有鉤嚢虫が寄生する人体有鉤嚢虫と言う状態となることがある。有鉤嚢虫は、眼球・脳などにも寄生することがあり、時に重篤な症状を呈することがある。

どうもEが妥当らしい。


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