常立寺と元使塚

龍口寺の西隣に龍口山常立寺(じょうりゅうじ または じょうれんじ)という寺がある。創立は1504-21年頃。龍口寺が貫主さまを持たなかった時代、交代で貫主を務めた輪番八ヶ寺の一つ。ここには元使塚とされる5つの五輪塔が本堂左手にある。元使650年記念の大正14年9月に誰姿森(たがすのもり)記念碑が元使塚の後ろに健立された。常立寺のある界隈が誰姿森と呼ばれたことにちなんでいる。

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元使塚

1274年第一次元寇の翌年杜世忠以下5名の国書を携えた元使が派遣されるが、円覚寺を建立した第8代執権北条時宗は1275年9月7日斬首。これを葬ったところが日蓮宗常立寺である。

杜世忠の辞世の詩を刻んだ石碑も五輪塔の脇にある。

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杜世忠の辞世の詩

1282年第2次元寇。



常立寺の梅 2014/2/7撮影

常立寺の梅をみて一句。

梅におう  誰姿森(たがすのもり)の 五輪塔

December 21, 2004

Rev. February 7, 2014


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