シリアル番号 | 882 |
書名 |
風景との対話 |
著者 |
東山魁夷 |
出版社 |
新潮社 |
ジャンル |
随筆 |
発行日 |
1967/5/15発行 1990/10/20第38刷 |
購入日 |
2007/08/16 |
評価 |
良 |
新潮選書
ミセスグリーンウッド蔵書
風景画家としての東山魁夷の代表作の制作の舞台裏話は必然的に紀行文にもなり、画家の成長過程をたどる自伝的要素もある。
たまたま三陸海岸の種差(たねさし)海岸を訪れたとき、ここは東山魁夷の代表作「道」の舞台になったところだと聞き、通読する気になった。
残念ながら種差海岸までは言ったが、道の舞台になったのは少し北側の葦毛崎展望台や釜の口湾、タイヘイ牧場、鮫角灯台、白浜・大須賀海岸だという。おしいことをした。
東山魁夷画伯は荒波が洗う岩を良く描くので三陸海岸の北山崎を訪れているのではないかと思った。しかしこの本には犬吠埼、野島岬、紀州白浜、潮岬、襟裳岬、能取(のとろ)岬、能登半島の曽々木海岸、能登金剛、山陰の島根半島、萩の青海島などに言及あるも意外にも三陸は訪れていない。
犬吠埼、野島岬は近いので何度も訪問。最近では坂東の巡礼で訪れた。
能登半島のドライブでは曽々木海岸の荒々しい風景はみたが時間がなく能登金剛はパスした。
襟裳岬はバイクツーリングで訪問したが霧でなにも見えなかった。能取岬の近くの網走にはいったが、気がつかず未訪問。
山陰の島根半島はレンタカーを使わなかったので日本海側まで廻らなかった。
紀州白浜、潮岬は紀伊半島周遊ドライブで必ず訪問しよう。
萩の青海島は多分訪れることはないであろう。