読書録

シリアル番号 1011

書名

コレラの時代の愛

著者

G・ガルシア=マルケス

出版社

新潮社

ジャンル

小説

発行日

2006/10/30発行
2007/2/20第3刷

購入日

2009/5/1

評価

けやきぶんこ主宰の鈴木遼太がWedge April 2009でノーベル文学賞作家のこの本を読む楽しみを書いていた。70才を越えた人間が読むものとしてよさそうだ。韓国に出かけるとき、万一豚インフルエ ンザで再入国できず、病院に隔離されたときに読もうと購入。いままではガルシア=マルケスの作品は「百年の孤独」しか知らなかった。山木会にでかけたとき 東京駅前の丸善で手にしたが購入はせず、クルーグマンの「世界大不況からの脱出」を購入。 「百年の孤独」は鎌倉図書館に借用を申し込んだ。

さて本書のストーリーは夫を亡くした72才の女フェルミーナ・ダーサ、彼女への思いで独身を通した76才の男フロレンティーノ・アリーサのふたり。51年9カ月と4日、男は待ち続けていたというもの。すでに2007年に映画化されている。

15日かかってすこしづつ読み、最後はロカ号で一気に読破。ウーン学ぶことが多い。コロンビアなど行ったこともないし、これからも行くことはないだろう。 マグダレーナ川沿いの樹木が川舟のエンジン用の薪に使われて丸裸になり、石油に代わってゆく時代がゆったりと描かれている。

Rev. April 3, 2016


トップ ページヘ