日本の政治・経済の不調の原因
知優先社会は暗黙知を失い国は亡ぶ
追補ー9
マヌの法典と科挙の制度
官僚支配・文系支配は学閥支配、言うまでもなく東大(法科)支配とも言い換えられるのでは。また、そのような事態を助長してきたのは「お上」(天皇制ー幕
府ー軍部ー官僚/封建制?)を敬う文化、あるいは「一揆あるいは乱」、近くは「西南の役」の失敗の歴史が尾を引いているのでは?というコメントがよせられ
た。
その通りだがその閥を許している社会通念がどこからくるか。そこに西洋と東洋の差に権威勾配の問題がある。権威にかんしてはマヌの法典がまずあり、これが儒教になった。
これに加えるに中国と韓国の独自の科挙の制度が大きいのではないか。これは西洋ではナポレオンがはじめたCorps des Minesのような科挙の制度がフランスに残るが、成功したとはいいがたい。英
国にしてやられた。中國や朝鮮の歴代政権は王とそれをとりまく科挙で選ばれた官僚群が支配している構造であったが、武家政治には科挙の制度はなかった、
こ
れとソアソンの花瓶に象徴される所有権が認められなかったため、東洋は、西洋に植民地化された。ただし科挙のなかった日本は例外であった。明治維新で科挙の制度を導入したのは日本の最
大の問題だとおもう。
維新の会は日本の科挙の制度を爆破できますかどうか???
September 10, 2012
Rev. October 27, 2012