箱根

外輪山散策

連休の中日の2005年5月3日、グリーンウッド夫妻とその友人Y夫妻は箱根峠から三国山・湖尻峠経由、湖尻にぬける、箱根外輪山の散策を楽しんだ。

箱根峠→三国山→湖尻峠→湖尻は藍色ルート

小田原東口から8:15発の伊豆箱根バスで箱根町に向かう。9:05箱根町バス亭で下車。すぐ前のタクシー会社でタクシーを拾い、芦ノ湖スカイラインの海ノ平料金所までタクシーで向かう。1,620円であるから4人でシェアすれば安い。苦労して登るより楽して外輪山散策ができる。使わない手はない。

料金所横から芦ノ湖スカイラインに並行する散策路に入り、山伏峠へ向かう。山伏峠へ向かう道は柴が生えていてとても歩きやすい。路傍にはクサボケが花をつけている。

山伏峠へ向かう散策路

路傍のクサボケ

道はやがて笹の茂みに入り、視界はさえぎられる。林の中に入るとマメザクラやアセビが沢山花をつけている。林の中を登ると山伏峠に出る。ここは2002年の8月に車で来たことがある。今回も草原に寝転んで駿河湾の景観を堪能。今回は富士山も見える、今年、2002年3月に登った越前岳も、沼津アルプスも見える。反対側には芦ノ湖と二子山、駒ケ岳、神山が見渡せる。観光ヘリが客を乗せて短時間の遊覧飛行をしていて騒々しい。

山伏峠の急坂を下って三国山(1,102m)に向かう。芦ノ湖に面した急斜面につけられた散策路からは新芽をつけた木の間から芦ノ湖と駒ケ岳が見え隠れして気持ちよい。

三国山に向かうにつれブナの巨木が見えるようになり、ウグイスシジュウカラのツッピー、ツッピーという泣き声が聞こえる。コマドリのコロコロという泣き声も聞こえる。シジュウカラはブナの葉のかげに隠れてなかなか見えないが、持参の双眼鏡でようやくその姿を捉えることができた。

三国山の山頂は広く、西丹沢の檜洞丸の山頂とおなじくバイケイソウの群落におおわれている。

コブシの巨木もブナの巨木の間で盛んに花をつけている。下界より1ヶ月おくれている。 ミツバツツジもちらほら。不老山でみたミヤマシキミが沢山花をつけ、去年の赤い実もまだ残っている。路傍にはトリカブトやモミジ・ガサ、それからスミレ、ヘビイチゴ、 フデリンドウが可憐な姿を見せている。そして帰化植物のワスレナグサ(forget me not)に似たヤマルリソウが咲き乱れて心地よい。ドウダンツツジも今が盛りだ。

ヘビイチゴ

フデリンドウ

ヤマルリソウ

ドウダンツツジ

湖尻峠からは深良水門(ふから)に向かって下る。1999年9月に雨の中、深良水門から湖尻峠に登り、長尾峠に向かって歩き、芦ノ湖展望公園から湖尻水門に下ったことを思い出す。

湖尻水門の近くの草原で

湖尻水門の近くの草原で最後の小休止。芦ノ湖で釣を楽しんだ人がくつろいでいる。ここで会った釣り人からなかなかの名ルートを教わる。それは湖尻の無料駐車場に車をおき、湖尻峠から箱根峠に登り、三国山、山伏峠を縦走して箱根峠から関所跡に下り、芦ノ湖遊覧 船で湖尻に帰るルートである。いつか試してみよう。

16:30に桃源台バス停に到着。非常にゆっくりと7時間歩いていたことになる。小田原が祭りで渋滞とのことで桃源台から宮ノ下にバスで移動したのち、宮ノ下から箱根登山電車で湯本に下り、小田急で小田原に出る。藤沢の和民で反省会。

May 4, 2005

Rev. June 21, 2008


トップページへ