箱根
姥子から神山
2013年
12月4-5日、wakwak山歩会は1年ぶりで姥子から神山に登り、大涌谷に下った。忘年会が口実だ。神山は2002年に登
頂した。2010年に
もチャレンジしたが強風で敗退した歴史がある。
第一日
8:30小田原西口集合。マーさんの車で姥子駅前に駐車。そこからあまりポピュラーではない姥子から十字路に向かって9:30に登り始めた。十字路とは神
山→駒ヶ岳ルートと防ヶ沢→中道ルートとの十字路である。
ボランタリーグループが復元した登山道らしい標識があるが古くて読めない。初めは緩い斜面を南に向かってジグザグに登る。そのうちに斜面直登
となって厳しい登りが続く。ついに肩に到着し、以後ほとんど水平のトラバース道になる。道は霜が降りている。ここからの神山の西側の景観は樹木が茂ってい
なく、すばらしい。外輪山の丸岳
(1,158m)の向うに富士山が見える。その左脇には赤石岳と思しき白銀の高山が見える。
姥子から神山中
腹をトラバース中の富士山
更に進むとやがて芦ノ湖が見えてくる。箱根プリンスホテルの円形の建物が見える。11:00になったので、ここで風景を見ながら昼食とする。今回も
魔法瓶の湯をカップラーメンに注いで、昼食とする。駿河湾越しに伊豆半島の達磨山が見える。

神山中腹か
らの芦ノ湖
防ヶ沢からの登山路と合流。結局、姥子からのコースではだれにも会わなかった。十字路に向か
う。十字
路周辺から登山道の霜が溶け泥んこ道にな
る。だがスパッツは持ってこなかった。膝に痛みを感じはじめる。アイゼンは持ってきたがサポーターは家に置いてきてしまった。山を甘く見たことを後悔す
る。ゆっくり登り、山頂にたどりつく。

神山山頂にて
マーさん撮影
大涌谷に向かって下山開始。左膝の痛みは薄着をしすぎて体温が下がったためかもしれないと気が付き、厚着した。ここでサポーターがないため、下山に時間が
かかり仲間に迷惑をかける。大涌谷の噴気孔にはガス検知器が沢山設置されている。大涌谷に
は大勢の外国人観光客が来ていた。

大涌谷
足が痛むので姥子までロープウェイを使う。料金は710円。マーさんの車で湖尻台にある富士ゼロックスの寮、箱根シンフォニーヒル着。マーさんが使用中の
無呼吸症防止の持続陽圧呼吸器(CPAP)を見せてくれる。帝人がハンドルしているが、日本製ではない。(Hotel Serial
No.472)
第二日
夜のうちに霜が凍結して、車は暖機しなければ動かせない。この間、箱根シンフォニーヒルの構内を散策し、敷地内に巨大な枯れ沢があることに気が付
いた。流水で河床が深くえぐられている。建物はこの沢を避けて建てられている。環境省管理の「ビジターセンター」に駐車し、「野鳥の森」や「芦ノ湖キャン
プ場」でバードウォッチング。
ビジターセンター
「ビジターセンター」は国営のためオーバースペックである。だれも使っていない。眼前に外輪山の三国山(1,102m)が聳えている。「野鳥の森」には鳥
はおらず「野鳥のいない森」と命名した。「芦ノ湖キャンプ場」は鳥にとっても居心地がよいらしい。「芦ノ湖キャンプ場」湖尻水門が見える。

湖尻水門
水門の右手の対岸には2005年の外輪山散策のとき休憩した湖尻水門の近くの草原が
見えた。

キャンプ場対岸
の湖尻水門の近くの草原
小田原駅で解散。
December 12, 2013