ブルージュ

2006年12月19日(火)ブルッセル滞在中のグリーンウッド夫妻はブリュッセル・シティー・ツァー社の観光バスでゲントを訪問したのちブルージュを訪問 した。

ゲントからバスで更に同じくらい西に走り、北のベニスといわれるブルージュのリング道路の駐車場に着く。中世には港だったという運河を水門で仕切った愛の湖 にかかる橋に立つと素晴らしい景色が目に入る。フランドル伯夫人が設立したという現在は老人ホームになっているベギン会修道院の庭を散策したのち、再度愛の湖を渡ってレストラン、ビバルディで昼食をとる。(International Restaurant Serial No.297

ちょうど丸紅のブリュッセル駐在員だった人の奥さんとそこで生まれたという娘さんがセンチメンタル・ジャーニとして参加していたのでご一緒する。これから列車で英仏海峡を抜けてロンドンに行こうか思案しているという。なるほどいい案だ。航空券など買うんでなかったと反省しながら名物のムール貝の料理を賞味した。

愛の湖

レストランの前の広場には観光客待ちの沢山の馬車がたむろしている。スイスのツエルマットでは馬の糞でせっかくの雪が汚れて不快であったが、ここでは巧妙な糞受けを工夫して路面は清浄である。

観光客向け馬車

運河沿いの建物

昼食後は聖母マリア教会でミケランジェロの聖母子像を観る。運河沿いに市庁舎に向かって散策してゆくと運河の向こうにベルフォルト(鐘楼)が映っている一画がある。後にベルフォルトの頂上からここを見下ろすことになる。

運河とベルフォルト(鐘楼)

この運河に面したところにここでの最高級のフランス料理の店ダック・ドゥ・ブルゴーニュがあった。

フレンチレストラン、ダック・ドゥ・ブルゴーニュ

市庁舎→聖血礼拝堂→ベルフォルトと歩く。ここで5ユーロ支払ってベルフォルトの頂上まで 狭いラセン階段を登る。途中、カリオンを自動演奏する巨大な仕掛けがあった。原理はオルゴールと同じで、巨大なドラムにカリオンのロープを引く爪が埋め込んである。ベルフォルトの頂上から中世の街の360度の眺望を楽しんだ。 北東の方角には眼下に市庁舎と聖血礼拝堂、その向こうにダック・ドゥ・ブルゴーニュとこのベルフォルトを映していた運河が見えた。

北方遠くには、近代土木技術で浚渫して建設したらしい巨大運河が見えた。観光としとしてでなく、現代に生きる施設も整えてあるようだ。

ベルフォルト(鐘楼)トップから市庁舎と運河方向を望む

ブルージュはゲントより大きく美しく保存状態もよかった。こうして霧の中ブルージュを後にしたのであった。

January 2, 2007


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