天然ガス液化プラント設計の ための1971年のロンドン滞在後、休暇をとってパリ、バルセロナ、ミラノ、ベネツィア、ローマ、アテネ、カイロ、ジュネーブ、ツエルマット、ロンドン、 モスコー経由で帰国した。
1971年12月25日から29日まで４泊5日間滞在。真冬のパリはクリーンウッド氏が前に単身訪れた6月の季節のよう なベージュ色とマロニエの緑色の華やかさはなく、ロンドンのように全て灰色にくすんでいた。凱旋門近くのホテル・ロイヤル・マグダ泊 (Hotel Serial No152)。
26日はシテ島、ノートルダム寺院訪問。
27日はグランパレ、デ・ザンバリッド、エッフェル塔、シャイヨー宮、ベルサイユ 宮殿まで足を伸ばす。
28日は凱旋門、ルーブル美術館、モンマルトル、サクレクール寺院、 テ ルトル広場、モンマルトル墓地
サクレクール寺院近くのテルトル広場
12月29日、パリからピレネー山脈を越えてバルセロナにはいる。2泊3日間の滞在。ホテル・クリスティナ泊。夕刻並木道を散策したがランブラス通り（La Rambla）ではなかったか？ (Hotel Serial No153)。
12月30日サクラダ・ファミリア教会のことは知らず、カテドラルやスペイン村などを訪れる。
12月31日ミラノから汽車でベネツィアに夜入る。2泊3日間の滞在。ホテル・ボンベチアッティ泊 (Hotel Serial No154)。ここでベネツィア中の教会が除夜の鐘を打ち鳴らすのを聞きながら新年を迎える。
1972年1月1日、終日徒歩にてベネツィア観光。雨が降ってサンマルコ広場は水浸しだった。
リアルト橋
1月2日、ベネツィアからローマに入る。5日まで3泊4日間の滞在。ルックス・ホテル泊 (Hotel Serial No155)。カタコンベ、トレビの泉、パンテオン、ヴィットリオエマニュエル2世記念堂、フォロ・トライアヌス、フォロ・ロマー ノ、コロッセオ、スペイン階段、聖アンジェロ城、バチカン市国を訪問。
カタコンベは何処であったか覚えていないが、郊外のなにもないところだったので多分アッピア地区のサン・カッリスト(San Callisto)のカタコンベだったかもしれない。パンテオンのドームは紀元110年に生石灰と火山灰を混ぜて作ったセメントに似た材料で作られた。2,000年後の今でも健 在である。
パンテオン
ヴィットリオエマニュエル2世記念堂の下のフォロ・トライアヌスやフォロロマーノは小雨に濡れながら、風邪気味で微熱のある娘を抱いて散策した。1月5日、ローマからアテネに入る。7日まで2泊3日間の滞在。アストール・ホテル泊 (Hotel Serial No156)。パルテノン神殿、オリンピック競技場、ローヤルパレスを訪問。
ローヤルパレスの衛兵
1月7日、アテネからカイロに入る。9日まで2泊3日間の滞在。空港でポーターにトランクを取られて、彼らのタクシーに乗せられた。運転手は暗い所にとめてドルを現地通貨に交換してやると売り込むが一切かかわらず、ようやくホテルに着く。ホテル・ナイル泊 (Hotel Serial No157)。ホテルのトイレでは特大のアブラムシに度肝を抜かれる。ナイルの川風は意外に冷たい。はじめてミナレットから聞こえてくるアザーンの詠唱を聞く。米国人夫婦と英国人と一緒にハイヤーを雇ってギザのピラミッドとスフィンクス、モハメッド・アリのモスク訪問。スー クで安物の香水の押し売りにあったが、米国人夫婦と英国人のクールさに助けられ無事脱出。
ギザのピラミッド
1月9日、カイロからジュネーブに入る。ホテル・ブリストル泊 (Hotel Serial No158)。
1972年1月10日、ジュネーブからツエルマットに汽車で移動。ジュネーブ⇔ツェルマット間の列車はVsip（フィスプ）で乗り換え。ツエルマット泊。
(ツエルマットからサンモリッツまでの氷河急行の航空撮影は2029/7/6NHK放映)
1972年1月11日、スキーをレンタルして登山電車でゴルナーグラードへ。ゴルナーグラードからツエルマットまでウンターテオドウル氷河を横にみながらダウンヒル。アイスバーンあり。
ツエルマットからジュネーブに汽車で移動。
ゴルナーグラードでマッターホーンとウンターテオドウル氷河（谷間にあり）
1月12日、ジュネーブからロンドン、モスコーと帰国の途につく。
Rev. September 02, 2015