ドイツ紀行その4  

 バンベルグ、ゲ−テ街道(エアフルト、ヴァイマル、ライプティッヒ)
2001年4月25日〜5月7日  新日本トラベル

ンベルクは街全体が世界遺産に指定されており、7つの丘の上には大聖堂,教会、修道院が建ち、水郷の美しい景観から小ヴェネッィアとも呼ばれている古都で第二次世界大戦の被害が少なく石造りのバロック様式の建物が立ち並び中世の面影を色濃く残している。

 大聖堂東内陣には中世美術の傑作「バンベルクの騎士」像があり、ド−ムは11世紀から13世紀の建築である。新宮殿のバラ園はその時期には早かった。ゴシック様式の回廊の旧司教館もすばらしい。最高の見学場所はリグニッツ川の中州に杭を打ち込んで建てられた旧市庁舎でフレスコ画で飾られた北側ファサ−ドと木組みの南側の部分が対照的である。その夜はバンベルク名物の燻製ビ−ルのラオホビ−ルを飲み、レジデンスシュロスホテルに宿泊する。

 
 5月3日ゲ−テ街道に位置するエアフルト、ヴァイマルの見学。

 エアフルトはチュ−リンゲン州の州都で、かっては地中海とバルト海を結ぶ交通の要衝として栄え、ハンザ同盟の一員として発展してきた。染料タイセイ(大青)は街と市民に富と権力をもたらした。その当時の面影を残す街並みが保存されている。

 旧市街のはずれの広いド−ム広場には大聖堂とセヴェリン教会が立ち並んでいる。教会の前には物乞いの人が座っている。東西ドイツの格差か。教会とド−ムの間には大階段があり、夏にはこの階段を使用して音楽会などが催される。15〜16世紀建築のギルドハウスやネオ・ルネッサンス様式の市庁舎の立ち並ぶフィッシュ・マルクト。ゲラ川にかかるクレ−マ−橋は一見の価値あり。橋の両側には狭い道を挟んで三十二軒の店がひしめき連なっている。絵になる風景である。
バンベルク・修道院 バンベルク・旧司教館 バンベルク旧市庁舎と
レグニッツ川
バンベルク・大聖堂
エアフルト・大聖堂と
セヴェリン教会
エアフルト・クレ−マ−橋 エアフルト・旧市街 エアフルト・フィッシュマルクト

ゲ−テ街道について;

 ゲ−テが生まれたフランクフルトから東へ、ドイツの緑の心臓と呼ばれる緑深いチュ−リンゲン州を,古都ヴァイマル、さらにライプツィにのびる道をゲ−テ街道と呼ぶ。フランクフルト、ヴェッラ−、フルダ、アイゼナハ、エアフルト、ヴァイマル、イェ−ナ、ライプツィヒ。

ヴァイマル;

 1175年、26歳のゲ−テはザクセン・ヴァイマル公国の君主カ−ル・アウグストの相談役に着任し、枢密院参事官、大臣になり、1832年83歳でその生を終えている。1782年から死亡まで住んでいた広大な邸宅はゲ−テ・ハウスとして一般公開されいる。書斎、仕事部屋、標本室、居室。
 
 ゲ−テはイェ−ナ大学に歴史学教授としてシラ−を招いている。1802年から死に至るまでの数年をシラ−が過ごした家がシラ−・ハウス。
二人の友情は十年以上続き、ブロンズの二人の立像が国民劇場の正面に立っている。領主城館、イルム公園。マイセン陶器の鐘の市庁舎、マルクト広場。

 ゲ−テは銀杏を好んでいたので、銀杏の形をしたチョコレ−トがあり、みやげ物として売っている。

5月4日ラオプツィヒ、ポッダムの見学の後,旧東ドイツのホテルに。

 ライプツイヒは19世紀以降商工業の街として発展し現在は年に数回国際見本市が開かれている。昨年2000年はバッハ歿後250年で賑わったという。ライプツィヒはスラブ語で菩提樹の土地を意味している。

 バッハは1723年から死ぬまでの27年間を聖ト−マス教会の音楽監督兼カント−ルとして過ごした。教会の周囲にはたくさんな菩提樹が大きな枝を伸ばしており、バッハの立像が建っている。バッハは当地では金銭的に恵まれることが無かったようで、内ポケットを裏返しにしていますとガイドさんの説明。ゲ−テはライプチッヒ大学に学んでいる。ト−マス教会のバッハの墓碑は常に花で飾られている。

 ト−マス教会から東に入ったア−ケ−ドにゲ−テのファウストに出てくる居酒屋アウエルバッハス・ケラ−があり、ファウスト博士とメフィスト−フェレスの像が建っている。博士の左足の靴がピカピカに光っていた。

 聖ニコライ教会の聖ニコライはライプツィヒ商人の守護神で、堂内は修復され明るい。聖ニコライ教会の柱と同じデザインの棕櫚の柱が教会の外の旧マルクス広場に建っている。これはベルリンの壁の解放に先立つ1190年10月に数十万人の市民が蝋燭を片手にデモを行ったのを記念したものある。シュ−マン達がよく使ったコ−ヒ−ハウスを見学した。
 

 ゲバントハウスホ−ルの入口にはメンデルスゾ−ンの立像が立っている。

ヴァイマル・ゲ−テとシラ−の像 ヴァイマル・ゲ−テハウス ヴァイマル・ゲ−テハウスの庭園 ヴァイマル・領主城館とアウグスト像
ライプツィヒ・ト−マス教会 ト−マス教会バッハ墓碑 フアゥストの像 ライプツィヒ・シュ−マンの部屋
            
1:ケルン・ライン川・ハイデルベルグ・バ−デンバ−デン 2:ボ−デン湖・マイナウ島・アルペン街道・ミュンヒェン
3:ロマンティツシェ街道 5:ポッダム・ベルリン
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