「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.35  

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2002/05/26
 今回は、「リンゴの生ジュースにがん抑制効果」というニュースが出ましたので、「リンゴ」に関連する効能や果物についての気になる情報について調べてみました。
リンゴの生ジュースにがん抑制効果 弘前大助教授研究  
  http://www.asahi.com/national/update/0523/027.html
     Asahi.com > 社会 > 速報  2002/05/23
『リンゴの生ジュースには、がんを抑える効果があると、弘前大の城田安幸助教授が今秋の日本癌学会総会で発表するとか。リンゴから抽出したポリフェノールやペクチンの抗がん効果に関する報告はあるが、生ジュースは初めて。』、という記事。
リンゴに中性脂肪を減らす効果 
 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne1c0201.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2001.12.2
りんご毎日1個半〜2個で中性脂肪減少 つくばの研究所発表
 http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/851989/94_8bc68bZ8fp8ca48b868b408d5c89ca8ef78ca48b868f8a-0-1.html
     毎日新聞  2001.08.29 
 農業技術研究機構果樹研究所(茨城県つくば市)の研究によると、1日に1.5〜2個のリンゴを食べると、血液中の中性脂肪が平均21%も減少するという。
 その臨床データによれば、30〜57歳の男女計14人が、3週間、毎日、リンゴを食べた結果、血液中の中性脂肪の値は12人で低下した。平均値(mg/dl)で見ると、摂取前の100→87に減少。
 果糖を含むので中性脂肪が増えると思われがちだが、逆の結果は、 「1日1個のリンゴで医者いらず」の格言を裏付けることになったと伝えている。

 毎日新聞の記事には、上記のほかに、試験参加者の血液中のビタミンC量もリンゴを毎日食べる前に比べて平均34%増えた。更に腸内でビフィズス菌などの善玉菌が増え、便通が良くなるなどの効果もみられた。との記述があったことは、腸内細菌とリンゴとの相性が非常に良いという再認識を致しましたが、このことは「腸内革命の威力 月刊誌「ゆほぴか」'96/11月号」に掲載されていたことを思い出しました。

便が臭い人は、腸を整えるリンゴを食べれば臭いが消え、ガンの予防にも効果大・・・
   ・・・・・・・・腸内革命の威力 月刊誌「ゆほぴか」'96/11月号

  http://www.fruit.affrc.go.jp/announcements/kisya/h11-9-22/ringo.htm
    独立行政法人農業技術研究機構 果樹研究所 > 研究トピック  > 記者発表から
 サブタイトルに「コレステロールなし!  素晴らしい植物繊維ソース!  1日、1個のリンゴで医者いらず  そして、 さらにもっと」とある。
 そして、要約のタイトルとして下記の記載がある。
  1. リンゴを摂取することで肺ガン、直腸ガン等ガンが予防できる。
  2. ナトリウムに比較してカリウムの多いリンゴを摂取することにより、血圧を下げることができる。
  3. 食物繊維であるペクチンを含むリンゴを摂取することにより総コレステロールを低減できるだけでなく、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増加させ、動脈硬化を防止できる。このことにより心臓病や脳血管疾患等血管系の病気を予防できる。
  4. リンゴを摂取することにより、ぜん息、気管支炎、肺気腫等の慢性肺疾患を予防することができる。
  5. ガン予防等に関与する抗酸化活性の強いケルセチンをリンゴは多く含んでいる。
  6. リンゴは、他の食品に含まれているビタミンCの吸収効率を高める。
  7. リンゴを食べることにより、ガンや脳血管疾患、心臓病による死亡率を低減でき、血圧を下げること、動脈硬化の防止等により通院率を下げることができる。このことにより、医療費の削減、果実消費の拡大が期待される。
 この発表記事の「はじめに」には、果実は、野菜とともに健康維持、増進に重要な役割を担う食品であり、ガンや心臓病等の予防には日常的に多量の摂取が望まれているの書き出しで始まって、その背景として、当サイトでも再三にわたってご紹介してきた、1997年7月、「世界がん研究基金」と「米国がん研究財団」から発表された "Food, Nutrition and the Prevention of Cancer: a global perspective"(食品、栄養とガン予防:世界的展望) という報告書により、ガンの予防に果実の摂取の有効性についての科学的根拠が示されたことによります。 
 (1997年にWorld Cancer Research FundとAmerican Institute for Cancer Research Foodによってまとめられ、Nutrition and the prevention of cancer: a global perspective (1997)として出版されている。)

そして、「まとめ」には、次のように結論つけています。

  1. 欧米での(果実等の摂取による有用性に関する)成果は、食習慣が異なる我が国にそのまま応用できないとしても、日本を含む世界7カ国で比較された疫学研究の結果から、発症に人種的な差はないことも明らかなので、その基本的原理は適用できると考えられる。
  2. 日本型食生活は、健康によいと認められているが、科学的観点からみると果実の摂取が不足している。
  3. 果実の成分表をみると、野菜や他の食品に比べ、特徴的な成分が認められないなどにより、食事の中に取り入れずにおやつ的な食品と考えている人が多い。しかし、今回明らかになったことは、野菜等の摂取で果実の代替はできない。
  4. リンゴは、コレステロールを含まないばかりか、コレステロールの低減にも役立ち、特徴的な植物繊維の供給源として位置づけられる。
  5. リンゴを摂取することによるガンや脳血管疾患、心臓病等の死亡率の低減、及び、血圧の低減、コレステロールの低減等に基づく通院率の低減が示唆される。
  6. 「1日1個のリンゴで医者いらず」の格言が、証明されつつある。
 ここで、注目したい点は、日本型食生活は健康食として認められつつあるが、果実の摂取が少なすぎるということと、果実は、野菜とともに健康維持、増進に重要な役割を担う食品であり、野菜等の摂取で果実の代替はできないということだ。
 その具体的指標として、「果実と野菜を1日5単位、400g以上の摂取」なのだが、多忙・不規則な食事を止む無くされる私は複数の野菜果物を原料とするサプリメントを利用することで、野菜不足・果実不足を補う方法は、間違いではなそうだ。

▼その他の気になる「果樹研究所の研究成果


ミカンに予防効果、糖尿病・痛風 果樹研究所 
 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne1b2401.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2001.11.24 
 『農林水産省・農業技術研究機構 果樹研究所は、10月ごろから2月ごろとされるミカンシーズン中にミカンをよく食べる人は中高年になって糖尿病や痛風にかかる確率が低いとするミカンの生活習慣病予防効果に関する研究結果をまとめた。』
 記事に依れば、「毎日1〜3個」では、「週2〜3個以下」と同じ程度であり、「毎日4個以上」食べると効果が出てくるようだ。

▼農業技術研究機構 果樹研究所の詳細発表記事


≪参考・当サイトの過去の記事≫
食生活の影響を指摘する国際がん予防15か条について

2002/05/18
 今回は、あまり取り上げることの少なかった、読売新聞の健康ニュースサイトから、長寿に関する話題を探ってみました。

[長寿の科学]女性はなぜ元気で長生き? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne251305.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/05/13
『最新の統計では、日本人の平均寿命は、男性77.72歳、女性は84.60歳。世界的にも女性優位。女性の方が長生きなのは、女性ホルモンが中年期まで、女性の体を守っている可能性が考えられ、40歳を過ぎて出産した女性には100歳以上まで生きる人が多い。』、という記事。

沖縄の食べ物 血液をサラサラに 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne240205.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/05/13
『沖縄の長寿の秘けつは特産の「島ラッキョウ」のお陰? お茶の水女子大の研究グループが、沖縄の食べ物を調べたところ、血液をサラサラに保つのに効果があると見られる成分が多く含まれていることがわかった。』、という記事。

 この記事は、断片的なものと思うが、ラッキョウにも血液さらさら効果が高いということは確かなようだ。

健康食品など「代替療法」利用の高齢者 日本7割 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne232501.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/03/25
『医者よる処方とは別に、健康食品などの「代替療法」を利用している高齢者が日本では7割、米国では5〜6割いることが、日米の共同研究で明らかになった。代替療法を医師に伝えている人は共に半数以下だった。』、という記事。

 この記事に依れば、代替医療の内容は、日本の場合、
  @食生活の改善 60% 、A漢方・薬草   22%、 Bマッサージ   19%、
  C指圧       10%、 D健康食品  7%、 鍼 7%
 又、代替療法を利用する高齢者も、日本83%、米国89%が「効果がある」と答えており、反面、医師の処方については「効果がある」と思っているのは米国82%、日本では54%に過ぎず、しかも代替療法を受けていることを医師に伝えている高齢者は、日本では46%、米国でも45%といずれも半数に満たなかった。

 日本では、代替医療を積極的に取り入れる医師が少ない背景もあると思うが、漢方薬を利用するような風土もあり、もともと医食同源をも理解している人が多いことも背景にあると思われるが、急病で医者を利用することはあっても、日常の健康に関しては、あまり医者を信頼していない様にも思われる。

[長寿の科学]細胞の寿命刻むテロメア 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne230403.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/03/04
『細胞の寿命は、遺伝情報が詰まった染色体の先端が握っている。先端はほつれないようにキャップで束ねられている。 このキャップは細胞が分裂するたび短くなっていく。キャップは「テロメア」と呼ばれ、老いるまでに分裂を80回ほど繰り返す。この短くなったテロメアを修復、延ばす酵素もあり「テロメラーゼ」と呼ばれる。テロメアで老化のすべてを説明できるわけではなく、老化と寿命の関係は未だ解明されていない。』、という記事。

男性、やや太めが長生き 厚労省 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne212402.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/01/24
『男性は、標準体重よりも少し太めの方が長生きできる傾向があることが、厚生労働省の大規模疫学調査で確かめられた。 肥満の指標「BMI」と早期死亡率の比較で、男性は健康的として推奨されている数値(中心値22)よりも高めの人(23〜26.9)の方が、死亡リスクが低い。』、という記事。

 この記事に依れば、男性ではBMIが23〜26.9の死亡率が最も低い人を基準にすると、27を超える肥満ではリスクは高くなり、27〜29.9で1.38倍、30以上で1.97倍となる。女性では、BMI 19〜24.9が最も死亡率が低い。25を超えると死亡率が上昇し、30以上では1.91倍となる。逆に19未満の「やせ過ぎ」でも1.94倍に死亡リスクが高まる。

  BMI=(体重Kg)÷(身長)^2

沖縄の「百寿者」研究進む 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne210701.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2002/01/07
『沖縄は、100歳以上の超高齢者が人口10万人あたり34.67人と全国トップだが、沖縄に長寿者が多いことは明治の昔から知られていた。 沖縄の長寿は生まれつきなのか、食事など生活習慣や気候が原因なのか。沖縄では、動脈硬化が原因の心臓病と脳卒中死亡率が全国で最も低い。沖縄国際大学・鈴木信教授によれば、百寿者には遺伝子にも特徴が見られるという。』、という記事。

 鈴木信教授に依れば、健康な百寿者82人を調べた結果、70歳の人と比較したところ、免疫に関連する遺伝子(HLA)の一つの「DR」の型にはっきりと差があるという。 百寿者では、リウマチなどに関係するとされる「DR9」を持つ人が少なく、反対に免疫細胞の働きを強める「DR1」が多いという。
 DR1,9は長寿につながる遺伝子の一部に過ぎないし、このような「遺伝子エリート」でなくても百歳を迎える人は多い。その他の百寿のための要素は、「肥満」と「食習慣」であることは、今まで耳にした知識から言えるようだ。

5世代家族健康の秘けつ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne1b2501.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2001/11/25
『曽曽祖父母まで5世代にわたって健在な251組の生活実態を、製薬会社ノバルティスファーマがアンケート調査した結果、各世代に共通する好みの食べ物は「ご飯」「魚」「野菜」「果物」。一方、控えているのは「甘い物」「香辛料」。』、という記事。

 記事に依れば、第1世代(平均96歳)の好物は「魚」「梅干し」「牛乳」で、肉類が少なく、栄養のバランスがとれているということ。やはり「食」のバランスが長寿の秘訣であることが読み取れる。


2002/05/12
腸内フローラ / 免疫高める善玉菌育てよう 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ikiiki/ik1c1601.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあいきいき健考人 2001/12/16
Look マーク!
『 しょっちゅう風邪をひく人もいれば、不思議なほど元気な人 もいる。 どこが違うのか?  それは生体防御作用の差によるもの。侵入してくる病原体を撃退し、 体内に発生する変異物質や老廃物を排除する免疫系の実力がモノをいう。体の免疫力が落ちると、おなかをこわした り、歯ぐきの腫(は)れ、口内炎、おでき、がんができたり ……。 いろいろある免疫系でも、日ごろの生活で強化することが 可能な「腸管免疫」の働きが注目されている。』、という記事。

 探せば出てくるものですね。記事はちょっと古いのですが、まさに私が実践している「おなか健康!」の解説が簡潔にまとめられています。いわゆる「腸管免疫」についての解説です。お勧めの記事です。

 皆さんもよくご存知の腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌にわけられる話です。 乳酸菌やビフィズス菌 などの善玉菌が多いと免疫力を高めたり、排便を良くし、口から入った病原体は悪さを発揮できずに排除さ れます。反対に“悪玉菌”が多いと有害物質を出したり、食中毒を 起こしたりするというものです。
 この様に腸内細菌の状態は、同じ種類の細菌同士 が群生しており、花畑に例えて「腸内フローラ(花畑)」とも呼ばれています。善玉菌が優勢の花畑であれば、健康が維持され、 悪玉菌がはびこると体調が悪くなるというもので、病人や体調が悪いときの便が悪臭を放つのは、いかに健康に無頓着な方といえども体験済だと思いますが、お心当たりは有りませんか?。
 この体の防御機構である腸内フローラは、個人差が大きく、加齢 や食事の内容、ストレス、薬(抗生物質)の服用などで絶えず変化しています。

 善玉菌の代表はヨーグルトですが、生菌整腸剤より10〜100倍も菌数が多いヨーグルトを食べても有用な菌がどれだけ胃液などの関門をパスし腸壁に生着するかが問題で、 一口に乳酸菌といっても百数十種もあり、市販されているヨーグルト毎に菌種・菌株も異なるので、しばらく続けて便通などが良くなったものを選ぶようにしたいものである。
 薬や抗生物質を服用したときは、善玉菌を減らしてまうことを念頭においておけば、例え風邪薬といえども、治らないからといって1週間も飲みつづけることは、逆効果であることは、容易に理解できるものだろう。

 私は、1000億個の乳酸菌を毎日おなかに補給しつづけて10年以上となりますが、お蔭で風邪もめったにひきません。 たとえ引きそうになったときでも早めに市販の風邪薬を飲み、発病を抑えながら、同時に愛用の乳酸菌を普通よりも多めに補給することで、こじらせてダウンすることがなくなっているのは、この「腸管免疫」による免疫力の増強と加齢による腸内細菌の減少を抑えている効果であると自己分析しています。

 皆さんも、病気に掛かったら薬を飲むかお医者さんに行くという考え方から、病気に掛からないように善玉菌を多くして「腸管免疫」を高めることでの予防健康法に切り替えてみては如何でしょうか?

 又、善玉菌が多いと、血圧や血糖値を正常になるようにコントロールしてくれますから、免疫力増強のほかにも成人病の発病も抑えてくれますよ!

 これが、「おかな健康!不老の秘訣!?」の謂れです。

沖縄野菜「ゴーヤー」は糖尿病とダイエットに効 く  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/184110
     MedWaveトピックス 2002/05/09 
日経ヘルス'02/6月号
『 沖縄ではゴーヤーと呼ばれるニガウリは、中国や東南アジア、中南米諸国などで糖尿病に効 く食材として食されており、このニガウリの健康効果が、 続々と解明されているという。 糖尿病への効果について、スリランカの研究では、果実ジュー スで糖尿病患者の73%が改善、バングラデシュの 研究では果肉粉砕物で糖尿病患者100人のうち86人が 改善と報告されている。1日におよそ果実を 100g程度であり市販のゴーヤーの1/3〜1/4 本程度食べれば効果を期待できるようだとの事。

▼日経ヘルス6月号の記事のURL
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/2002/06back/saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_kako_saizen.html
クレアチンで、高齢者も元気になる
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/183653
   ----日経ヘルス ニュース 2002/05/08 
『クレアチンは、肝臓やじん臓で自然につくられるアミノ酸 の一種で、筋肉に蓄えられており、瞬発力の発揮に効果があるので、筋力アップ用としてスポーツマン向けサプ リメントとしてスポーツマンに人気があるが、高齢者の日常的な運動能力の改善にも役に立つことがわかった。』と、報じている。
アレルギー性皮膚炎の犯人、洗濯機のカビ?  
  http://www.asahi.com/life/health/iryo/020508a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/05/06 
『アレルギー性皮膚炎の原因の一つとして、洗濯機内で増 殖するカビが疑われ始めている。大阪市立環境科学研究所が調べたとこ ろ、洗濯機の中が大量のカビで汚染されていることがわかった。カビは洗濯槽の裏側で増え、水流に当たって洗濯物に付着する。又大阪市立大医学部の深井和吉助教授(皮膚科)によれば、「重度のアトピー性皮膚 炎の患者宅で洗濯機を新品にした途端、症状が大きく改善した臨床例があった。」という。 でも、ビは熱に弱く、45度程度の湯で死滅 するので対策は可能。』という記事。
落とせ!生活習慣病の元凶「内臓脂肪」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/hop/ho250501.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ/ホップステップ健康 2000/05/05
『「高血糖、高血圧、高コレステロール、肥満。この4つは「死の四重奏」といわれている。肥満は世にも恐ろしいカ ルテットの指揮者か、リーダーか?。この際、肥満の元凶体脂肪、特に「内臓脂肪」を落として、すっきりと夏を迎えませんか。』、という記事。

    ◆有酸素運動と筋トレが有効
    ◆注意!20歳当時に比べ体重10%増の人
    ◆数値こまめにチェック
       体脂肪は、体脂肪計に依る正確な数字よりも、自分の体脂肪の水準を知り、体脂肪率を毎日計測することで、その変化に敏感になる姿勢が重要であり、同じ条件で長期的に変化を見ることが大切だという。

    ≪関連記事≫

    ■効率良く脂肪燃やす運動は?
      http://www.yomiuri.co.jp/iryou/hop/ho242801.htm
         Yomiuri-Onlineからだ/けあ/ホップステップ健康 2000/04/28
     どんな運動をどの ぐらいすればいいのか。運動と消費カロリーの関係が掲載されている。

    ◆長時間、低い強度が最適
    ◆安静時の動力源は脂肪が大半占める
    ◆急激に運動すると関節、心臓に負担

      

2002/05/06
乳製品をたくさん食べると糖尿病になりにくい
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/183032
     ----日経ヘルス ニュース 2002/05/02 
『乳製品を摂ると、インスリンが働き難くなる「インスリン抵抗性」の状態になり難いことをボストンの子ども病院のマーク・ペレイラ博士らが報告した。1日の乳製品消費回数が1回増えるごとに、インスリン抵抗性の発生率が21%減少するという。どの成分が効いているのかは判っていないが乳製品を良く食べると、インスリン抵抗性の状態になり難く、糖尿病の予防になる。』と、報じている。
米ぬかで血糖値が下がる  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/180541
   ----日経ヘルス ニュース 2002/04/17 
『米ぬかに血糖値を下げる著しい効果があると、米ウイスコンシン州マディソンにある「高等医学研究所」(Advanced Medical Reserach )のアサフ・クレシュ博士らが報告した。糖尿病患者57人に、毎食時にライスブランを添加して、これを2カ月続けた結果、患者の血糖値は最高で30mg/dl下がり、多くの患者で、投薬やインスリン注射の用量を減らすことができたという。この試験に使用された使われたライスブランは「NutraStar社」製の水溶性ライスブラン。』と、報じている。

ということは、白米よりも胚芽米が健康に良いということになりますね!

「脂肪を減らせ」ではやせない、「野菜の種類を増やすこと」が大事 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/182503
     医療・介護・バイオ 2002/04/26
『米国Tufts大学のMegan A.McCrory氏が21日、米国栄養科学学会のミニシンポジウム「Obesity,Nutritional Considerlations 1」で発表した米国人592人の食事内容と肥満の関係を調べた調査に依れば、脂肪摂取率と肥満度は相関しておらず、ケーキ、クッキーなどの種類を多く食べてい る人ほど肥満の傾向が強く、果実、野菜などの種類を多く摂る人はやせていた。』、というもっとも当り前な記事。

 当然といえば当然ですが、でもこの種の調査でいろいろとデータ的に肥満の原因が裏付けられることは良いことですね。

 記事に依れば、米国の栄養学者は、クッキーやチョコバーのような砂糖と脂肪が両方たっぷり入った加工食品類を、 「high energy-dense food」と呼んで特に問題視しており、重量当たりのカロリーが非常に高く、味覚が刺激的で、その割に満腹感が少ないのが特徴とか。
 だから、ちょっと食べると太ってしまうのもうなずけるというものです。

ポテトチップスに高濃度の発がん物質 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/182332
     医療・介護・バイオ 2002/04/25
『ポテトチップスやビスケット、パンなど、世界中で数百万人が日常的に口にしている食べ物に、がんを引き起こすとみられている物質がかなりの分量含まれているとする研究結果が、スウェーデンで発表された。』、という衝撃的な記事。

 発表によると、一般的な分量のポテトチップス1袋に含まれるアクリルアミドの濃度は、世界保健機関(WHO)が飲料水について許容範囲としている濃度の500倍にも及ぶという。これは、炭水化物を焼くか揚げるかした場合に発がん物質の疑いのあるアクリルアミドが高い濃度で生成されることが原因で、ゆでた場合は発生しない。

米栄養科学学会:“腹八分目”の健康効果は? 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/prom/182198
     医療・介護・バイオ 2002/04/25
『米国Maryland大学医学部のBarBara C. Hansen氏の4月21日のE.V.McCollum賞受賞記念講演で、猿を使った長年の研究をから、摂取エネルギーを抑制することで体内の代謝システムが「エネルギー倹約型」に変化するとともに、生活習慣病につながる代謝異常が抑えられることを示し、「このシステムをうまく引き出すことが生活習慣病克服のカギ」と訴えた。』、という記事。

 記事に依れば、飼育している猿を、20年以上にわたって厳格な体重制限を施し、“腹八分目”で飼育された猿は、年をとっても糖尿病や高脂血症を全く発症しなし、耐糖能などの代謝指標も、若い猿並みに健全なことが判ったという。

米栄養科学学会:「ウオーキングで減量」には理由が! 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/prom/182197
     医療・介護・バイオ 2002/04/25
『米国Tennesee大学のNobuko Hongu氏らのグループが発表した内容は、軽いウオーキングを1週間続けるだけで、満腹感をコントロールするホルモン「レプチン」のレベルが大幅に低下することが報告された。』、という記事。

 記事に依れば、「レプチン」が欠損したネズミは際限なく食べて太ることから発見されたホルモンで、肥満で中性脂肪が高いような人ほど、レプチン濃度も高い傾向があるというが、ごく軽い運動でレプチン感受性が改善できる可能性があるという。

大豆たんぱくに痛みを抑える効果発見
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/179738
   ----日経ヘルス ニュース 2002/04/12 
『大豆蛋白質には、抗炎症作用があり、痛みを軽くする効果があるというデータを米国「疼痛学会」の会議で、ジョンズホプキンス大学の麻酔科医師スリニバサ・ラジャ博士が発表した。ラットによる実験では、脂肪を抜きの大豆粉末を与えた時が、傷に対する腫れが最も少なくなり、痛みに対する反応が全般的に小さくなった。』と、報じている。

≪参考≫

  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ikiiki/ik212701.htm
   ----YomiuriOn-Line からだ/けあ いきいき健考人 
     2年前にアメリカ食品医薬品局(FDA)が「大豆たんぱくが心臓病の危険を低減させられる」と認めた。 大豆効果は心臓病、がんだけでなく、骨粗しょう症や更年期障害にもあるとする研究も発表されている。世界一の長寿王国ニッポンの秘けつが“大豆食”にあるのでは?
カルシウム摂取が結腸がんを防ぐ
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/176491
   ----日経ヘルス ニュース 2002/03/26 
『カルシウムを十分摂取している人は結腸ガンが少ない−−こんな報告をハーバード大学公衆衛生学部のカナ・ウー博士らの研究チームが行った。女性88,000人、男47,000、計135,000人を対象に食事と大腸ガンとの関係を1980年代から調べた。カルシウムを1日700〜800mg摂取 している人では、腹部左側の下行結腸にできるガンが40〜50%少なかった。』と、報じている。

2002/04/20
血液ドロドロ、一目で “未病”段階でチェック−−食品総合研究所開発の測定装置  
     http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/179540
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 医療・生殖・生理学 2002/04/13 
 『健康のバロメーターとして血液の流れ易さが関心を集めている。血液の粘性を目で見てチェックできる装置も普及し始めた。 血液をサラサラにするにはどうすればいいのか? 』

 結論的には、「肉より魚、適度な運動でサラサラに」 ということなのだが、 従来の血液検査は、赤血球や白血球の数や中性脂肪、コレステロール値など血液成分を分析するが、食品総合研究所の菊池佑二・上席研究官が、約10年前に開発した、「血液流動性測定装置」を使うと、赤血球や白血球などの“元気”が流れやすさとして表れるので、“未病”の段階で変調をとらえることができ、検査値だけではピンと来なかった人も、生活改善の必要性を自覚しやすいという。

 また、梅干しや梅肉エキス、酢、黒豆、ソバ、ニンニク、青身の魚などを食べてると、それらを食べる前よりも、流れがよくなる場合が多いことも明らかになったという。 』

 先週も、肉より魚を食べると心臓病に効果があり、より健康的な食事となることをレポートいたしましたが、その際、魚は海洋汚染等によりダイオキシンに犯されているという情報もあり、どのような対策が必要かも探ってみましたので、レポートいたします。

     http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000221.html
     http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000219.html
     http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000222.html
     heaithクリック からだと環境  「ダイオキシンから身を守る」 
 ダイオキシン摂取の約60%は魚からで、特にダイオキシンは脂肪に蓄えられている。 ダイオキシンは、われわれが出すごみの塩素を含んだ化学工業製品(ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニデリンを含む製品)を燃やすことによって発生する。それが、焼却場から漏れでて、最終的に雨によって川に流れ込み、そして海に至り、そこに生息する魚介類を汚染し、その魚介類を食べる食物連鎖により、われわれの体に入ってくる。

 特に、近海魚の汚染が目立つ報告となっている。 魚介類からのダイオキシンを避ける工夫として、
ダイオキシンを避ける工夫のオリジナルサイトの画像です!クリックして拡大できます。

    1. 魚介類も種類と産地にこだわる。
    2. 遠い海にいるサンマ、マグロ、カツオなどは比較的汚染が少ない
    3. 脂肪の少ないイカやタコ、エビなどは比較的汚染が少ない。
    4. 近海の魚で脂肪が多いイワシ、サバ、アジ、ハマチ(ブリ)などは、汚染が高い。
    5. うろこ、えら、内蔵は取り除く。頭も切り取る。
    6. 海の魚は塩水で、淡水魚は水でよく洗う。

 肉類・野菜からのダイオキシンを避ける工夫として、
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    1. ダイオキシン類は脂肪にたまり易いので、なるべく脂肪を取り除く。
    2. 下ゆでをして脂を出してから調理する(ゆで汁は捨てる)。
    3. レバーなど、内蔵の常食は避ける。
    4. 必要以上に肉や魚を食べ過ぎない。
    5. 野菜は流水でよく洗うこと
    6. キャベツ、白菜などは外側の葉をむしる。
    7. 大根やにんじんも皮を剥いて調理する。
 1度身体に入ったダイオキシンの半分が排出されるのにも、5〜10年かかると言われているが、食物繊維をとることで、そのスピードを早くすることができる。又、われわれの体には口から入った食品添加物などの化学物質を「解毒・排出」するはたらきがあり、それを助けるのが緑黄色野菜に含まれるビタミンやミネラルであり、葉緑素は、それ自体に体内の掃除をする効果がある。

 そこで見逃してはならないのが、腸内細菌の働きである。食物繊維が善玉菌を増やし、善玉菌が増えることで解毒作用を行う肝機能を強化するという作用を忘れてはいけない。

≪参考≫

     http://www.health-station.com/topic56.htm
     http://www.health-station.com/topic44.htm
     Health Media Topics 
     http://www.nikkansports.com/news2/health/23/he23_36.html
     日刊スポーツ 健康連載  「健康への初めの1歩メーン」 
 「腸年齢」とは、腸内細菌叢(そう)の構成が変化し、腐敗菌(悪玉菌)などが増えると腸年齢が高くなったと表現するもので、腸年齢が高くなると免疫力が落ち病原菌に感染しやすくなり、全身の老化も促進させる。

 この腸年齢について、理化学研究所 微生物系統保存施設室長 辨野義己氏が解説。

 一般的には、50歳を過ぎると腸年齢の老化が始まり善玉菌が減ってくる。でも腸内細菌の構成は日ごろの食生活やストレスといったライフスタイルが大きく影響しているので、10〜20代でも腸年齢が高いことはありえるという。

 「腸年齢」は、便のPH(ペーハー)度を測ることでも分かる。善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌は酸性なので便は弱酸性から中性を示し(PH6.5〜7.0)健康な腸内環境をあらわしている。
 ちなみに、20代の女性15人を対象に調査したところ、15人中8人が腸年齢の高いPH7.0以上のアルカリ性を示したそうだ。(最高値はPH8.3=一般的には60歳以上の値)。 この原因は、スナック菓子を多量に食べるとかの食生活にあり、年齢が若くても腸の老化が進行している。
 成人なら高脂肪食、野菜不足、運動不足、ストレス、飲酒・喫煙が腸年齢を高くする原因であり、ライフスタイルを見直すことで腸年齢は、コントロールできるということ。

乳酸菌に虫歯などの予防効果・東海大が発見 
     http://health.nikkei.co.jp/news/hea/heaCh.cfm?id=20020409eimi075909
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース >健康 日経産業新聞 2002/04/10
『東海大学医学部の古賀泰裕教授らは9日、歯周病や虫歯・口臭の予防に有効な乳酸菌を見つけたと発表した。湖池屋グループのフレンテ(東京・板橋、小池孝社長)が夏をめどにこの乳酸菌のタブレットを市販する。 』、という記事。

 口の中に生息する乳酸菌の一種である、ラクトバチルス・サリバリウスT12711(略称LS1)を含むタブレットを1日五回、菌数で計1億個を摂取する実験を57人を対象に行った結果、歯周病や虫歯・口臭の予防に有効というもの。

 東海大学医学部の古賀泰裕教授といえば、ピロリ菌を減らす作用のある乳酸菌(LG21)を着きとめた研究者。

 湖池屋のホームページ

 明治乳業シンポジウム「乳酸菌で胃をまもる」 の中の古賀泰裕教授の講演内容


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