2日目

午前7:00
起床。昨日早く寝たので子供二人も今日はすっきり目覚めて早起きです。私達もいつものキャンプよりもぐっすり眠れて、目覚め爽快でした。
なぜなら、今回の初登場アイテム第三弾、エアーマットのおかげです。
写真にあるように、空気を入れると厚さ15cmくらいに膨らんでふかふかのマットになります。その上に全開にしたシュラフを敷けば簡易ベッドの様な寝心地です。

空気を入れるのが大変そうですがそこは準備周到、車のシガーソケットにつなぐ小型の電動ポンプもちゃんと持ってきましたから女の人でも楽々空気入れができます。(実際、今回はママが一人で膨らませました。)
ただ、寝てみて初めてわかったのですが、空気の量を最初は少なめに(この方がやわらかくていいと思って)したのですが、これは間違い。空気はある程度多めに入れましょう。なぜなら、少ない空気だと寝ながら体がユラユラ揺れて気持ち悪くなります。普段、ウォーターベッドに慣れている人は別にしても、普通のベッド、布団で寝ている人は、あのなんとも言えないユラユラ感は私個人としてはいまいちでした。

早速、空気を補充して今度はいい感じです。
芝生サイトのときは別にしても、地面の上にテントを張る場合の我が家のキャンプの必須アイテムになりそうです。



午前7:30
朝食
キャンプでの朝食はいつもロールパンに目玉焼き、コーンスープとコーヒーといった簡単な物にしています。「たまには日本食を・・」なんかも考えますが、朝早くから遊びたいモードの子供達の相手をするために、なるべく手間のかからない物でさっさと済ませるようにしています。

この日も、まだ朝の冷たい空気が気持ちいい中で、早速川遊びが始まりました。昨日の午後はダッチオーブンのシーズニングに忙しかった私はあまり子供と遊んであげられず、娘のサヤから「今日はもう黒ナベの仕度はいいの?」なんて言われてしまい、昨日の分も合わせていっぱい遊んでやろうと思いました。

このキャンプ場を流れる川は、まさに渓流という感じで川底の石や砂がはっきりと見えるほど澄んだ水が流れています。流れ自体もそんな急ではなく小学生くらいなら子供同士でも安心して遊べるくらいです。部分的にはもちろん、自然の川ですから、急な所もありますがそこだけはきちんと注意しておけば、川遊びには最適の川です。残念ながら手づかみで取れるような魚はいませんでしたが、川の流れに乗って数十メートル川くだりしたり、大きな石の上を飛び移ったりと、思う存分楽しめました。



午前11:00
今日は私の弟夫婦が子供を連れて私達のキャンプに遊びに来る予定なので、ランチは昨日シーズニングしたばかりのダッチオーブンでご馳走を作る予定です。

選んだメニューはローストチキン。誰もがダッチオーブン料理でやってみたいメニューでしょう。しかし、今回は丸ごとのチキンが入手出来ずにその代わり、鶏の手羽先、胸肉、腿肉とバラバラですが合わせれば丸ごとチキンと同じようになるように材料を揃えました。
下味はシンプルに塩、コショウ、ちょっとスパイスを入れtただけですが、焼き上がりは皮のパリパリ感と言い、お肉のやわらかさと言い絶品でした。一緒に焼いたじゃがいも、ニンジンも普通の付け合わせなのになぜかおいしく感じました。

我ながらこんなにおいしいなんて想像していなかったので、単純に驚きとダッチオーブンのシンプルかつ合理的な調理法にただただ脱帽でした。簡単で、おいしい、多少は適当に味付けしてもそこはダッチオーブンの料理ですから、それなりに満足の行く料理になってしまう、まさしく男の料理と言うのにふさわしい料理だと思います。
第一回目がそこそこの成果で終わったため、俄然このダッチオーブンにハマってしまった私でした。
(料理に関しては料理編もしくはダッチオーブンのページへ)



午後2:00

お腹も大分落ち着き、また川遊びを始めた子供達を尻目に、今度はパン作りに挑戦です。
娘サヤとはパン作りの約束をしていたので、川から呼び戻し早速生地作りを始めました。初めての体験にサヤは本当にうまくいくかドキドキでとても楽しそうです。
粉と水をこね、1次発酵に1時間、生地の成型をして、2次発酵に20分、焼くこと30分、なんだかんだで3時間近くかかって初めてのパン焼きも大成功に終わりました。レシピは小麦粉の袋の裏に書いてあるバターロールを参考にしたのですが、意外と簡単と言うか、書いてある通りにやれば誰でもあの程度はできるのかなって感じです。味、見た目、食感ともバターロールそのものでした。でも、オーブンから焼きたてのパンを食べるというのはなかなか普段ありませんから感動ものでした。
このパン焼きで、私のダッチオーブンに対する愛着は相当な物になったような気がします。
(パンの焼き方はダッチオーブンのページへ)



毎回私の役目で一番憂鬱な物。それは水汲みです。
なかなか水場の近くにテントサイト作ることがないので(水場の近くは人通りが多くて騒がしいのでいつも避けている)、数十メートルの距離を重さ30kg近い水のタンクを運ぶのです。実際やってみると途中何度か休憩しながらやっとの思いで運ぶような重さです。一言で言えばかなりの重労働です。

そこで、今回初登場のアイテムパート4は、水汲み用のキャスターです。
これは、すぐれもの。どうしてもっと早く気づかなかったのかと後悔しています。水を汲んでキャスターの上に設置するのは大人の力が必要ですが、いざ乗ってしまえば子供(6歳)の力で十分運ぶことが出来ます。サヤは私の手伝いが出来ると大喜びで水を運んでいました。
おかげで私はいつもの腰痛に悩まされることなく、かなり楽させてもらいました。ちなみにこの水汲み用のキャスターは、ホームセンターで2000円もしないで購入できますので、絶対にキャンプ用品のなかに加えることをお勧めします。(特にお父さんのために)



午後5:30

ゲストの弟家族が帰って、今日は予約(朝8:00に予約した)してあった、家族風呂に入りに行きました。
昨日の露天風呂もなかなかのもんでしたが、この家族風呂も4人では広すぎるぐらいの湯船と浴室で、ゆったり入れました。
子供2人はお風呂で騒いでも他の人がいないので、露天風呂のよりこっちの方がよかったみたいです。

本当にキャンプでお風呂にゆっくり入れるなんて、普通の旅行に来ているのと勘違いしてしてしまいそうです。そして、お決まりの生ビールとアイスクリームで風呂上りの仕上げをしてテントサイトに戻りました。



午後6:30

夕食。今夜は子供達の大好きな煮込みハンバーグを作りました。このメニューは2人とも大好きでいつもパクパクたくさん食べてくれるので、キャンプ2日目の夕飯に作ったのですが、ショウはあまりの遊び過ぎ、はしゃぎ過ぎで、とうとう一口も食べずに寝てしまいました。
せっかく大好きなハンバーグなのにちょっとかわいそうなショウでした。
やっぱ、一日中外で遊んでいると体力の消耗は相当な物なのでしょう。この時間から寝たくせに朝まで一度も目を覚ましませんでした。



午後9:00

続いてサヤも就寝。
寝る前に昨日の残りの花火を独り占めで楽しんで、テントに行ったかと思ったらすぐに眠りに就きました。




3日目(撤収の日)

午前7:00
いつものように、簡単に朝食を済ませ今日はいよいよ撤収、帰宅の日です。
今回はスケジュール的に無理をしてキャンプに来たので、今日の出発予定時刻は午前9:30です。(早いー)

朝食、片付け、身支度をしてから撤収の開始です。残された時間内にすべてやり終わらないといけなかったので、少々テントのたたみ方など雑になりましたが、どうにか車に荷物を積み終わったのは丁度午前9:30。
やれば出来るものなんだなあと自分ながら感心しました。(もちろん、ママ、子供達の協力があってこそですが・・・)



とまあ、こんな具合で終了した今回のキャンプ。ダッチオーブンの魅力に目覚めたり、少しでもキャンプ生活が快適になる様に色々工夫したりと、少しは進歩がみられたと思っています。ますます、子供も親達もキャンプにハマってしまったのでした。

次回は秋のキャンプを計画しています。夏のそれとは違ってまた楽しみです。




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ふかふかのエアーマットのサヤちゃん
おはよう!ショウくん
すぐ下の川で遊んだ
水遊び最高のポーズ
初めてのパン作り。生地をこねてます。
たくさん入れると重たくなるよ
子供の力でも楽々運べます
ウェルキャンプ西丹沢(2日目)