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6日目

マンダラハット停滞

朝から天気がいい。これで体調がよければいうことないのに。 いや、天気が悪くてもいいから体調だけでもよければ何も他には望まないかも。

全く登れそうもない、と思いながらも一応朝食をかじりに行く。 リーダは「昨日のエネルギー・ゼリーで大丈夫なはずだ。登るかどうかの判断は朝食後に聞かせてくれればいい」とのことだが、今の症状と過去に食事をちゃんととらないで登ったときに自分がどうなるかを知っている私としては、今日は既に諦めていた。

結局食後に判断を聞かれて「少なくとも今日は登りません」と結論を言った。 明日ホロンボハットに来てくれれば合流、そうでなければ下山したと判断するとのこと。 マンダラハットではグットラック(アフリカ人は現地名とは別にこういうおもしろい英語名を持っている)が部屋などを割り当ててくれる。食事などの世話はミキというポーターが世話をしてくれるとのこと。

朝日を浴びるダイニングルーム

朝食中にダイアモックスという高山病を軽減する薬が配られた。 血中の酸素を増やす薬だそうで、血管の末端にあたる部分がしびれるなどの副作用があるそうだが、アルパインツアーではいつもくばっているそうだ。 しかし、高山病についてアルパインツアーの資料も含めて、 本などに目を通したつもりだったが、そんな薬の存在は全く書いていなかった。 最近の山と渓谷などに載っていた記事を見てみても、「薬はあるがあまりよくない」とさえ記述がないどころか、 たいていの資料には「高山病に効く薬はない」と断言されている。 なぜここまでこの薬の存在を無視するのだろう。 理由があるのならそれを明記するべきだと思うのだが。。。

今日は結局マンダラハット付近をちょっと散歩した以外は、 ベッドとトイレの往復だけだった。 ここからだとキリマンジャロも見えないし、 停滞するにしてもおもしろいところではない。 明日登れそうな期待は全くないが、 登れるところまで登ってみるしかない。 でも、昨日くらいつらい登りだったら登山というもの自体が嫌いになりそうだ。。。
Y2,402歩。


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