私たちのツアーの別グループの車がトラブルで止まってしまった。 当然私たちの車の運転手が修理を手伝うことになったが、 そっちの車に乗っていた人たちは故障をいいことに、 車から降りて付近(車道以外も)を歩き回っていた。 そして、あろうことか公園内の花を摘み始めた人がいた。 規則で公園内は、「車から降りてはいけない」「車道から出てはいけない」「(花など)何もとってはいけない」ことになっている。 特に3点目は落ち着いて考えれば子供でも分かることだ。 私が「あーあ、花まで摘んじゃってるよ」とつぶやくと私たちのリーダが「花を摘むのはやめましょう」と大きな声で注意した。 リーダの仕事も大変だ。
そんな修理をしているうちに時間はたってしまい、 ロッジに戻って朝食になった。
キリン初登場 / アンテナ付きの猿
こっちが気になるシマウマ
シマウマ / サファリ・サファリ / ヘビクイワシ
『4日目の鳥は「ヘビクイワシ(セクレタリーバード)」です よ。英名の語源は、昔の書記が羽ペンを頭に挿しているような姿から生 じたそうです。目のまわりにお化粧をして、ショートパンツをはいて、 ポニーテールをしてるって。とっても、珍しい鳥だそうです。なかなか 見れないそうですよ』
アンボセリ公園の入り口付近で昨日同様シマウマが登場した。 リーダは昨日「シマウマはこの後いくらでも見れる」と言っていたが、結局この同じ場所まで現れなかった。 昨日とは違ってゆっくりと撮影した。 彼らは縦の縞がくっきりしていて、一眼レフのパッシブ・オートフォーカスでもすぐにピントが合う。 それにしてもこんなどこからみても分かる模様をしていて、 本当に肉食動物から見つかりにくいのだろうか。 林の中にいてもこれだったらすぐに見つかってしまうような気がするんだけど。
少し走ると待望のキリン登場。 結局サファリ中ではなくてこんな移動中に何度も現れるのだから分からないもんだ。
ナマンガのケニア側はたくさんの土産物を売りつける人たちがいるために、この手続きは結構あわただしい。 リーダは毎度のことでスムーズにこなそうとするのだが、 私たちはそんな事情は知らないので、せっかくの国境の写真を撮ろうなどと考えてのんびりしていると「早くしてください」の声が飛んでくる。 車に乗り込むときに土産屋に阻まれて苦労するまで、 なんでそんなに急ぐんだろう、などと思ってしまった。
現地のツアー会社がケニアのブルース・サファリからタンザニアのライオンズ・サファリに換わるために1BOXも乗り換える。 なぜかタンザニア側の1BOXの方がいい車だった。 最近買ったからかもしれない。 ドライバーの名前はラシュリ。 キリマンジャロからの下山後にずいぶんとひどい目にあわしてくれる彼だったが、この時点ではいろいろと話をしてくれたので、チップをあげようかと思ったくらいだった。
今回の旅行中で行ったところは基本的に見渡す限りの平原で、
たまに山が見えるのでその名前を尋ねたりするが、
平原にあるせいで目立つだけで地図を見る限りほとんどの山はそれほどの山ではないようだ。
アルーシャ公園に到着し、 クレーターのふちからバッファローの大群の移動を眺めた後、 モメラ・ロッジまではこの旅行で一番楽しいサファリだった。 屋根を上げて(この上がる屋根は時々振動で閉まったりするので、注意していないと大きな事故になる)、公園内の道路を走っていくと下の写真のような動物が次々と現れてくる。 正直なところ、私たちの車は先頭だったのでこれだけの動物を見ることができたが、ほとんどの動物は私たちの車を見て車道から遠くに逃げてしまったので、他の人たちはそれほど見れなかったのかもしれない。
キリンはアンボセリの出口付近で遠くのを見て喜んだことが悔やまれるくらいたくさんいた。
キリンが私たちにびっくりして、急斜面を急いで(るようには見えないのだが、彼らにしてみれば急いでいるらしい)逃げていく姿は、写真には撮りづらいけど、とっても楽しい。
そして、待ちに待ったディクディクの登場。
ガイドブックを読んで期待していたけど、
これほどまでに期待を裏切らないかわいさだとは思わなかった。
動きが早く半分以上の写真がぶれてしまっていることと、
小さいので背景が地面になってしまうのは残念だけど、
見れて本当に良かった。
イボイノシシ / 前方歩行中
バッファローと蠅々
今までこんな体調になったことが一度もないので、 本当に困ってしまった。 食あたり以外に考えることができなかったので、 数日間に食べたものを考え直したり、 どんな薬を飲んだら直るのか真剣に悩んだりした。
しかし、旅行が終わって日本に帰ってみると感染性胃腸炎という病気が流行っていたことが判明した。
症状を聞くとまさしく自分の症状そのもの。
つまり、日本で感染して私たち二人をゆっくり潜伏&発病&感染として経て、この日がめでたく私の発病デーとなったわけらしい。
この病気は明日の登山を迎えて最もひどい状態になるわけだけど、「発病してもいいけど、よりによってなんでこんな日になったのかなぁ」という感想をぬぐい去ることは難しいだろう。。。
Y6,775歩。