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3日目

ホテル前

ナイロビ〜ナマンガ

予定通り朝食を済ませて、 1BOX2台に乗り込んで出発。4列シート車両。この型の車両は4WDが必要な場所を除いた地域のサファリカーとしてよく利用されている。私が見たのは全て日本車。車のメーカーの名前が大きく書かれている。この地域では日本車に乗ることがそれなりのステータスなのだろう。4列目の後ろにフレームがつけてあり、その後ろに全員の荷物を積み込む。盗難のためか、振動で開かないためかは分からないが、後ろの扉はレンチのようなもので通常の鍵とは別にロックされている。

ナマンガまではほとんどまっすぐな舗装路を走っていく。 道には時々大きな穴があいているのと、町の入り口と出口に減速用のバンプ(段差)がつけられているのに注意さえすれば快適な道だ。 そのため、彼らは日本人には信じがたい100km/h以上というスピードで飛ばしていく。 なるほど、舗装の状態と歩行者がいないこと(時々ヒッチハイク待ちかもしれないマサイ族が立っている程度)を考えるとそれほど問題ない速度に思えるが、道幅が狭いのにそのままの速度で対向されるのには生きた心地がしない。 テレビのニュースで時々「海外のバスなどに乗っていた日本人ツアー客がスピードの出しすぎによる事故で死亡」などというのを見るが、このスピードで走る前提でツアーの予定が組まれているのだから、そんなことが起きない方が不思議だ。 アフリカで現地の人が運転する車に乗る人はある程度覚悟が必要でしょう。

途中のガソリンスタンドでペンキを塗っている若者二人の写真を撮ろうとするが「カシャッ(写真をとるポーズ)、マニー(お金をもらうポーズ)」だそうで、諦めた。 出発から2時間くらいで、お土産屋でのトイレ休憩。 現地の若者が「きれいな帽子ですねぇ」と日本語で話しかけてくる。「Thank you」と答えながらも何か売りつけるのかと身構えてしまったが、特に何もしてこない。 うーむ、なんでそういう身構え方をしてしまうのだろう。 気を取り直して「どこで日本語勉強したの?」と聞くと 「大学。あなたはどこで英語を?」と言うので 「日本の学校」と答えた。 あぁ、やっぱり会話をするのは中身はあろうとなかろうと楽しいものだ。
そこからさらに2時間ほどでナマンガに到着。

ナマンガのお土産屋
ナマンガのお土産屋

 

ナマンガでは町の中では止まらずに、その手前にあるお土産屋に止まった。町の中は混雑しているからなのだろう。
ここからアンボセリ公園まではずっと未舗装路。 しかし、今から思うとンゴロンゴロまでの雨でめちゃくちゃになった未舗装路に比べればかなりスムーズな道だった。

彼らはこの未舗装路にきても80km/h以上といったスピードで走っていく。 彼らの運転技術は狭いところでバックの駐車などといった小技は不慣れだが、ダート走行はテールが流れ始めても軽くカウンターをあてたりして、かなり慣れているように見える。 しかし、あの高速走行を支えているのはなんと言っても彼らの恐ろしいまでの視力だろう。 私たちにはほとんど見えないかなり前方の段差を見て、 どの程度の減速が必要なのかを判断してるため、あれだけのスピードを出しても走り続けられるようだ。


入園手続きの渋滞

アンボセリ国立公園到着

公園の入り口に着くと手続き待ちの渋滞ができている。 その渋滞をねらっている物売りがたくさんやってくるので、 この渋滞がいつものことだと分かる。 まぁ、スムーズに手続きが進んでしまうとアフリカらしくないのかもしれない。

300mmの手ぶれ補正レンズで相手に気づかれずに現地の人の写真が撮れる。 至近距離で撮って気づかれるとやはりお金を要求されるそうだ。 もっとも自分だって知らない人に無断で写真を撮られたらいい気持ちはしないのだから、望遠撮影というのはずるいことなのかもしれない。 何はともあれ手ぶれ補正の望遠レンズはいい買い物だった。 こんな焦点距離で手持ちでベルビアが使えるのだからうれしい限り。

公園入り口の人々

 マサイ族


サファリ

公園にはいるとすぐにシマウマが現れるが、 まだサファリ・タイムではないので屋根も開けないし、 エンジンも止めてくれない。 リーダは「この後でいくらでも撮れますから無理に撮らなくても大丈夫」とのことであったが、結論からすると動物とは会えたら必ず撮っておいた方がいい。 そもそも写真の基本かもしれないけど、、、

ロッジに着いた後のサファリ・タイムでは、 下の写真のような動物達が現れてくれる。 基本的には写真を撮っている間はエンジンを止めて、 全員が撮り終わるまで待ってくれる。 もちろん口で言えば、もっと長い時間待ってくれるので、 動物のポーズなどのタイミングを待ちたいときには頼むといい。

シマウマ / ハイエナ(唯一の肉食獣)
シマウマ 

イーグル / ダチョウ / ヌー / カンムリヅル
   

ぞー!
象

象の親子

 

 

 

分岐点標識 / サファリカー走る
 

サファリの夕暮れ
 

この日の最大の目玉は象でしょう。 象の大群が道路をゆっくりと越えていく中に身を置いていることは、なんとも言えない気持ちを与えてくれる。 やっぱり動物は檻の中じゃなくて、自然の中が一番! とつくづく実感させられる。


ロッジ(泊まった建物ではない)

アンボセリ・ロッジ

ロッジは噂通りかなり贅沢で、シャワーをみんなが一斉に使うと冷たい汚れた水しか出てこない(これはそういうものなのでリーダなどに不満を言っても無駄)ことを除けばとても快適な気分が味わえる。
蚊帳付きベッド
アフリカの蚊帳 マサイ族のダンスショーのために来ていたマサイ族の若者と話をしたが、彼が英語をほとんど話せないので苦労する。 でも、彼自身ショーが目的なので休憩時間に外国人と話すことが楽しいらしく、こちらとしてもとても楽しい会話だった。 会話の最後の方で私の一眼レフを指さして「自分(マサイ族)の写真を撮らないのか」と言われたので、お金を要求される(実際彼は他の日本人に写真のお金を要求していた)と私の「友達になれた」という楽しい気分が減ってしまうので断った。

食後にマサイ族のダンス・ショーが開かれた。 このダンスに対する評価は分かれるところだろうが、 一度見ておいて損はないだろう。 このショーは写真撮影をしても構わないが、 動きが早いのでフラッシュを使わないと難しいと思う。
Y12,485歩。

マサイ・ダンス・ショー
 

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