蓼科山荘近くの八子ヶ峰山頂から八ヶ岳連峰を望む

趣味に生きる

二十歳すぎから、六十歳で定年を迎える、または定年延長で六十五歳まで、一心不乱に働いてきて、私もその一人でしたが、さてこれからは温泉に行ったり、海外旅行でもして、妻と一緒にゆっくりと時を過ごそうかと考えている方、またはその予備軍も多いかと思います。そういう方々の先達として、仕事を離れてからは、蓼科に山荘を構え、老後の手習いでゴルフを始め、時折、妻と海外へ個人旅行を楽しむ、私こと、趣味の達人が趣味に生きる生活をガイドします。

山荘生活を楽しむ

春先から雪が降る晩秋まで北八ヶ岳中腹の山荘で過ごしています。春は山菜採り、夏は付近の山をトレッキング、秋はキノコ狩りとジャム作り。天気が良ければ燻製を作り、悪ければ手作り工房で木工、時々は山を下りてゴルフを楽しむ。冬は孫たちのスキー行きのお供で雪山でスノーシュートレッキング。

こんな、充実した、趣味に生きる、まさにこれ以上はない非生産的な生活をエンジョイできるなんて、山荘を購入するまで思いもしませんでした。最近では、私のような普通の人でも手軽に山荘(地元では別荘と言わず山荘と言います)が購入できるようになりました。ぜひ、ご検討ください。山荘生活のイロハを先達の私がガイドします。

個人旅行のすすめ

海外旅行といえば真っ先に考えるのが大手旅行会社のツアーですが、多くの名所旧跡を、楽に、短時間に、効率よく巡ることが目的でもない限り、少人数とはいえ団体旅行ということで個人の趣好が制限され、少なからぬ不満が残ることは避けられません。

本来、海外旅行に期待することと言えば、「パリで本物の印象画をたっぷり見たい」とか、「イギリスで英国式ガーデンを時間を忘れてゆっくり楽しみたい」とか、「スイスアルプスでトレッキングしたい」など、個人の趣好そのもののはずです。そういう趣好を捨てきれない方のために、個人旅行をお勧めし、その計画から実行までを「旅の達人」が指南します。また、私の多数の個人旅行の経験を、それぞれ、計画から実行まで紹介し、共感される方がそれに倣えるようにします。

個人旅行をためらう最大の要因の一つが「言葉」です。これは、後に紹介する「フラッシュカード」を作ることで完全に解決できます。テレビで宣伝している「英語が聞き取れる」教材などの付け焼刃は実践では全く役に立ちません