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Artist |
Isley Brothers |
Title |
Brother,Brother,Brother |
Label/No. |
Legacy/Epic/ZK
65221=CD |
タイトル曲をはじめ、「SWEET SEASON」、「IT'S TOO
LATE」が収録されている72年作。
ヴォーカルはリード、コーラス共にソウル・マナーに従った、スィートな歌声を披露。に対しバックはギターはアコギがメイン、鍵盤は生ピアノ、オルガンでホーンはナシと至ってシンプル。この肉料理とサラダのような取り合わせの妙が、今の私には気持ちよい「BROTHER,BROTHER,BROTHER」、「SWEET
SEASON」。対して「IT'S TOO LATE」はバックもBPM落として、サンタナばりのギターが入る等官能の世界へ聴き手をいざなって呉れます。これを聴くとキャロル自身のスタジオ録音盤はしなびたサラダのように聴こえてくる。 |
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Artist |
Darlen Love |
Title |
The Best Of
Darlen Love |
Label/No. |
MMG/AMCY-486=CD |
「LONG WAY TO BE HAPPY」1曲収録。この曲未発表だったらしいんですけど、スペクター・サウンドの中で一番好きな曲。奥の方で聴こえるドライヴ感溢れる8ビートを叩くドラム、その他の楽器、コーラスが混然一体となってグワーンと襲いかかって来る中、ダーレン・ラヴの歌声が切り込んでくるといった、力技の激突が聴けます。キャロル・キングの曲はローラ・ニーロのそれと違って比較的誰でも歌えそうなのが多いように思うのですが、この曲はダーレン・ラヴくらいの人でないと歌えないだろうなあ、と思ったりもして。 |
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Artist |
Mannfred Mann |
Title |
My
Little Book Of Winners(~Four Mannfred Mann Originals) |
Label/No. |
EMI/7243
8 35040 22=CD |
アメリカ発売の65年作。「OH,NO,NOT
MY BABY」収録。彼等のカヴァーは私が兎や角言うまでもなく、素晴らしいものが多いですが、その中でも格好イイと思うのがこの曲。この曲の場合、サビをいきなり頭に持って来ていて、それがなんともキャッチーで効果的。ポール・ジョーンズ&コーラスの分厚い歌声も効いてます。 |
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Artist |
Dusty Springfield |
Title |
Dusty In Memphis |
Label/No. |
Philips/8460252-2=CD |
タイトル通り英国人の彼女が、メンフィスのアメリカン・スタジオにて、アリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウドプロデュースのもと録音された68年作。
「SO MUCH KOVE」、「DON'T FORGET ABOUT ME」、「NO
EASY WAY DOWN」、「I CAN'T MAKE IT ALONE」4曲収録。ジーン・クリスマン、レジー・ヤングをはじめとするバックのアーシーな味わいのある演奏に、ダスティーのソウルフルで気品のある歌声が最高にシミてくる。 |
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Artist |
Barbra Streisand |
Title |
Stoney End |
Label/No. |
COLUMBIA/CK
30378=CD |
ダスティーを業々イギリスから呼んで来ないと、良質なポップ・アルバムを作れないのか? という問いに答えるかのような72年作のこの作品。「NO
EASY WAY DOWN」収録。ミュージカル出身の彼女のやや勿体ぶった歌い方は少し鼻につく感じがない訳ではないけれど、なんとも華と暖かみのある歌声がその辺もプラスに転じて聴こえてくる。 |
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Artist |
Linda Ronstadt |
Title |
Silk Purse |
Label/No. |
CAPITOL/0777
7 80126 2 7=CD |
ストーン・ポニーズ時代の流れを汲むカントリー・ロック・サウンドの70年作。ここでカヴァーされているシレルズの「WILL
YOU LOVE ME TOMORROW?」はカントリー・ファンキー・ロックの大傑作。弾むドラムにベース、それにカントリー・フレイヴァー溢れるギターが絡んで、その上にリンダの泣きのヴォーカルが乗っかっているといったサウンドは、シミてきてしようがないっス。アレンジはELLIOT
MAZER & ADAM MITCHELL.。 |
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Artist |
Monkees |
Title |
Head |
Label/No. |
Rhino/R2
71795=CD |
彼等主演のサントラ盤。68年作。テーマ曲の「PORPOISE
SONG」、「AS WE GO ALONG」を収録。浮遊感あるサウンド面も含めて、サイケの印象は受ける。しかし、珍しくキャロル・キング作の曲であるという実感はあまり湧いてこない。そういうこと抜きにして聴いている訳ですが、何故に聴くのかと考えた場合、高校、大学の頃聴いていたピンク・フロイドが手掛けたサントラの『モア』や『雲の影』に何処となく似ている為なのかも。 |
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Artist |
Bryan Ferry |
Title |
These Foolish
Things |
Label/No. |
Virgin
/0777 7 86529 2 2 EGCD9=CD |
ソロではカヴァー・アルバムが多い彼の73年作。ここではクリケッツの「DON'T
EVER CHANGE」をカヴァー。ドタバタするドラムがロキシーと似ていたりするが、そのドラムがたたき出すシャッフル・ビートに乗って、一部では「聴くと虫酸が走る」、と言われるヴィブラートの掛かったフェリーの歌声が、いつもより余計に震えて聴こえて来ます。エンディングはゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ風。 |
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Artist |
Laura Nyro |
Title |
Christmas And
The Beads Of Sweat |
Label/No. |
CBS/ソニー/CSCS
6059=CD |
キャロル・キングと共に東海岸を代表するシンガー=ソングライターである彼女の70年作。ここでの「UP
ON THE ROOF」はドリフターズのオリジナルよりテンポを落として、しっとりと、しかし力強く歌い上げています。ラスカルズの「グルーヴィン」を連想させる、ピアノをメインにして、ベルや鈴を効果的に使った控えめなバックにも、彼女のセンスを感じさせます。 |
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Artist |
The Drifters |
Title |
Rockin' &
Driftin' The Drifters Box |
Label/No. |
Rhino/R2
72417 |
ドリフターズは様々な作家の曲を歌っているが、キャロル・キングの曲も何曲か歌っているみたいで、このボックス・セットには「SOME
KIND OF WONDERFUL」、「WHEN MY LITTLE GIRL IS SMILING」、「UP
ON THE ROOF」、「AT THE CLUB」の4曲が収録されている。正直言って、サウンド的には古臭く感じるものが殆ど。時代的にも60年代前半のものが多いので仕方ないところもありますが。その中で「UP
ON THE ROOF」だけは今聴いてもグッとくるものがあります。イントロの木琴もシャレてて、ストリングスも屋根の上に広がる空を感じさせる爽快感があります。 |
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