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            Artist | 
          EAGLES |  
         
        
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            Title |  
          ONE OF THESE
            NIGHT | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          アサイラム ワーナーパイオニア/20P2-2015=CD | 
         
        
          |  「呪われた夜」収録。学生時代初めて聴いた時、ベースとギターのコール&レスポンス(?)のキャッチーなイントロから大人の世界へ連れていってくれたような気がしたこの曲は、どっしりとしたドラムにメロディックかつリズミックなベイス、官能的なギターと全てに渡ってヘヴィーな音つくり。それにデビュー時からのイーグルスの看板である「爽やかなヴォーカル・ハーモニー」もソウル的な官能的ファルセットに転用するなど、見事なまでに「大人のロック」に変身を遂げている。75年作。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          BREAD |  
         
        
          | 
            Title |  
          ON THE WATERS | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          RHINO
            ELECTRA/R2 73503 | 
         
        
          |  「MAKE IT WITH YOU」収録。この曲を作ったメンバーの一人、デヴィッド・ゲイツは、60年代からソングライターとして活躍し、ブレッド解散後もソロで活躍した人ですが、ブレッド時代はフォークをベースにして何処かソウルっぽいスイートなエッセンスを混ぜて、しっとりとしたナンバーを聴かせてくれます。   「MAKE
            IT WITH YOU」をはじめヒット曲が多いのですが、他のアルバム収録曲は今一つの印象で、あまりアルバム・オリエンティドな人達ではないです。VANDAではソフトロックのアーティストとして扱われていたりもします。70年作。ってそんなに昔の作品だったのか。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          JACKSON BROWN |  
         
        
          | 
            Title |  
          THE PRETENDER | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ASYLUM/6E
            107-2=CD | 
         
        
           ジャクソン・ブラウンの曲は歌詞がよいらしいのですが、聞き取り出来ず、歌詞カードも入っていない輸入盤を買ってしまった私は、未だにそのよさが分からずにいます。しかし、歌声を聴いているだけでも、その切実感は何となくストレートに伝わってくる気がします。 
             その歌詞の世界をがっちりとサポートするかのように、バックにはデヴィッド・リンドレー、チャック・レイニー、ジム・ゴードン、ラス・カンケル、リー・スクラー、ビル・ペイン、JDサウザー、ジェフ・ポーカロ、ロウエル・ジョージ、ヴァン・ダイク・パークスなど、スティーリー・ダンも真っ青なミュージシャンが集まっています。本当、書き出すと凄いです、この面子。 
             そして、そんなバックをあくまで歌の引き立て役にまわして、ジャクソン・ブラウンの世界を展開。「THE FUSE」、「YOUR
            BRIGHT BABY BLUES」、「LINDA PALOMA」あたりの流れはニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」のA面と並んで、つい聞き入ってしまうアルバム・オリエンティドな展開。 
             76年作ですが、こういうロック・スピリット溢れる音楽をストレートに作った最後の人と言う感じもしないでもないです。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          LINDA RONSTADT |  
         
        
          | 
            Title |  
          HASTEN DOWN
            THE WIND | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ASYLUM/1072-2=CD | 
         
        
           邦題「風にさらわれた恋」。カーラ・ボノフ作の「LOSE
            AGAIN」、「IF HE'S EVER NEAR」のスローで地味な曲もリンダが歌うとそれなりに華のある曲に聴こえるから不思議、というかその歌唱力にはいつも脱帽していまいます。そして、その真骨頂がライ・クーダー作の「THE
            TATTLER」。アンドリュー・ゴールドのくぐもったエレピに、ややニュー・オーリンズ入った(?)スローなリズム、そして、リンダの歌と、これさえあれば酒の肴は要らないよ、というような一日の終わりにグラスを片手に聴くのに丁度よいサウンドを展開。 
             他にもカントリー時代を引きずったような曲も入っているけど、それはパス。76年作。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          10cc |  
         
        
          | 
            Title |  
          THE ORIGINAL
            SOUND TRACK | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          マーキュリー 日本フォノグラム/23PD-113=CD | 
         
        
           このアルバムに入っている大ヒット曲、「アイム・ノット・イン・ラブ」はメンバー、ステュワート&グールドマンのポップ・センスとゴドレー&クレームのテクノロジーへの飽くなき探究が生み出した、奇跡の結晶。息継ぎの聴こえない夜霧を思わせるコーラスと、夜の静かな海面を連想させる揺れるエレピ、ひたすら心地よいメロディー、それらが一体となってスピーカーから這い出して来て、包み込んでくれます。 
             アルバム全体的にはタイトルとおりのドラマチックな内容で、同じイギリスのクイーンの「オペラ座の夜」あたりに近い雰囲気があります。75作。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          ROXY MUSIC |  
         
        
          | 
            Title |  
          AVARON | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          WARNER
            BROS. EG/9 23686-2=CD | 
         
        
           アダルトなロック、ブルー・アイド・ソウル的ロック、アルバム・オリエンティドなロック、色んな点でこれがAORじゃなかったら、何がAORなんじゃい、と言ってしまいたくなるような彼等のラスト・アルバム。 
             キャッチーな8ビートの曲「モア・ザン・ディス」が取っ付きやすいから、つい入ってしまうが、タイトル曲を筆頭に彼等の枕詞「退廃的」サウンドが次から次へと襲ってくるといった内容で、最後のアンディ・マッケイのサックス・ソロが止めを刺す「タラ」を聴き終える頃には、なんか年取った気になる、82年作。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          VALERIE CARTER |  
         
        
          | 
            Title |  
          JUST A STONE'S
            THROW AWAY | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ソニー/SRCS
            6278=CD | 
         
        
           これはCDで再発されたとき、雑誌も、大型CDショップも大々的に取り上げていたので、つい買ってしまった盤ですが、1曲目のスタン・ヴィンセント作、ファイヴ・ステアステップスのカヴァー「ウー・ウー・チャイルド」は買った当時も今も大好きな曲。 
             スローだけどキレのあるバックに彼女のしなやかかつ力強い歌が乗って、さらに間奏ではロウエル・ジョージのスライド・ギターがあっちの世界へ誘ってくれる感じで、夕闇、或いは朝靄のなかのロスの街並が眼前に広がってくる感じがします。シミる。77年作。 |  
         
        | 
  
  
    
      
        
          
              | 
          
            Artist | 
          STEVE WINWOOD |  
         
        
          | 
            Title |  
          BACK IN THE
            HIGHLIFE | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ISLAND/422-830
            148-2=CD | 
         
        
           そのソウルフルな咽を生かして、ソウルフルなロックの道を着実に歩んできたスティーヴ・ウィンウッド。前作までは宅録的なテクノ・ポップ的サウンドを展開していましたが、この86年のアルバムはそれにホーンを効果的に使ったりして、MTV世代にも受け入れられそうな、キャッチーなサウンドを展開。その結果、アルバムは大ヒット。 
             ややコミカルなヒット曲「ハイヤー・ラブ」も何処か余裕を感じさ、タイトル曲(これも大ヒット)では、これが大人のロック、と言わんばかりにそのソウルフルな歌声を聴かせてくれます。 |  
         
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              | 
          
            Artist | 
          ALLEN TOUSSAINT |  
         
        
          | 
            Title |  
          SOUTHERN NIGHTS | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ワーナー リプリーズ/WPCP-4415 | 
         
        
           ニュー・オーリンズの大プロデューサー、アラン・トゥーサンのソロ・アルバムですが、これ聴いて黒人アーティストのアルバムと思う人っているのかしら?とその歌、サウンドから常々思っています。 
             まず、声がなんと言っても黒人アーティストぽくない。アル・クーパーとどっこいどっこいか、もっと「白い」感じがします。それに、ミーターズを使ったバックでも、ミーターズ自身のアルバムと比べると、彼等独特のグルーヴは希薄で、リトル・フィートの方が余程ニュー・オーリンズぽい。曲も「サザン・ナイツ」などはクラシックすら連想させるもので、ソウル色は希薄。 
             そんなアルバムですが、これ、白人の作ったアルバムと思って聴くと、ソウル色を取り入れた、ソフィスティケイトされた、シティー・ポップ、という感じで好印象。そんな訳で黒人側からのAORという捉え方をこのアルバムに関してはしております。 
             ボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリース』でカヴァーされている「WHAT DO YOU WANT
            THE GIRL TO DO?」も収録されていたり、前述したトゥーサンのピアノの弾き語りによる「サザン・ナイツ」もシミる系の名曲。そして、個人的にはスロー・バラード「BACK
            IN BABY'S ARMS」のねちっこいバックと乾いた歌声のコントラストが面白く感じ、気に入っています。75年作。 |  
         
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            Artist | 
          STEELY DAN |  
         
        
          | 
            Title |  
          AJA | 
         
        
          | 
            Label/No. |  
          ワーナー パイオニア
            MCA/20P2-2055 | 
         
        
          | 「麗しのぺグ」は何処を聴いても完璧。最近は歌の間の手のホーンのフレーズに痺れています。これを聴かずして少なくともAORは語れない、77年作 |  
         
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