NORTHERN SOUL

99/8/12
LEON HUFF
「I AIN'T JIVIN' ,I'M JAMMIN'」
(PHILADELPFIA INTERNATIONAL AZ9 07459)

 
この曲、シャッフル・ビートで個人的にはちょっと意外。生ピアノにフル・オーケストラが盛り上げ、オールド・タイミーな臭いも感じさせながら、かつ非常にゴージャスなサウンド。わが6畳間のしみったれた空気も吹き飛ばしてしまうキレのある演奏です。

 それにしても12インチという理由からか、このソリッドな音は病み付きになりそう。ちなみに両面とも全く同じトラックが入っています。



99/8/10
THE JONES GIRLS
『KEEP IT COMIN'』('84) (PHILADELPFIA INTERNATIONAL FZ 38555)

 この頃になると、ノーザンもサザンも関係ないかもしれませんが、、、。

 これ、ヴィヴィッドなジャケットの色使いから連想される音が、そのまんま入っているといった感じで、テクノ・ポップ・ソウル、といった赴き。全体的には、聴いていてフィリーと言った印象は受けませんが、1曲目からシンプルなドラム、シンセ・ベース、シンセのリフの音色など、すべての音が程よく主張していて小気味よく耳には行って来ます。

 と、言った具合にバックのサウンドはそれなりに魅力的なのですが、メインはあくまで彼女達(このジョーンズ・ガールズは3人の女性コーラス・グループ)のヴォーカル。歌を聴くとかなり高い所を歌わされている気がしますが全く危な気なし。底力を感じます。発刺とした歌いっぷり、リードとコーラスの掛け合いの妙も、他では味わえない、とても魅力的なもの。そこら辺はバックがメインに聴こえ、歌が飾りに聴こえるシックとは対照的な存在と言えると思います。

 B1「BETTER THINGS TO DO」はギャンブル&ハフ作(アレンジはJOHN CHASE)ですが、薄いながらもストリングスがいい塩梅で全編にかかり、フィリー全盛時の名残りを感じさせながら、リズム主体のナンバーにも溶け込んでいます。歌も文句無し。このアルバムの中で最も魅力的なトラックに聴こえます。あとB3「AH,AH,AH,AH」はミディアム・テンポの80年代メロウ・グルーヴといった印象で、個人的には好みです。


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