2000/3/27
Linda Ronstadt/It's So Easy ('77)
アルバム"Simple Dreams"('77)収録曲。言わずと知れたバディ・ホリーのナンバー(Buddy
Holly & Norman Petty作)のカヴァー。(この頃の彼女のアルバムはいつもそうですが、)ワディ・ワクテル(G)、ケニー・エドワース(B)、リック・マロッタ(Dr)などの西海岸のスタジオ・ミュージシャンの手堅い演奏陣とプロデューサーのピーター・アッシャーが彼女の周りを固めている、といった具合。
ロックだろうがフォークだろうがカントリーだろうがソウルだろうが、何でも自分の歌にしてしまう彼女ですが、このロックン・ロール・ナンバーも見事としか言い様が無い程、歌いきっています。もう、説得力が凄い、というか、これでもか、とダメを押されるように耳に入ってきます。
彼女の歌声を無性に聴きたくなる時があります。精神的に参っているか、不安定か、要はあんまり気分よく無い、そんなときですが、どんな時でも彼女の歌声は裏切らず、やさしく包んでくれる、わたしにとってそんな存在です。リンダ・ロンシュタットのレコード。そして、今夜も、、、
2000/1/5
千年紀のこの部屋での聴き納めと2千年紀の聴き初めはレッド・ツェッペリンの『聖なる館』に入っている「THE
SONG REMAINS THE SAME」。なんでこんなことになったかというと、大晦日の早朝(7時くらい)階下の住人がボンジョビかなんかのレコードをかけながら、エレキ・ベースを弾きながら、大声で歌う、という暴挙にでた為(もちろん大音量)、普段は気にしない私も余程寝起きが不機嫌だったらしく、両隣が空き部屋に状態になっていることをいいことに、「ふざけんじゃねえ、ハード・ロックならゼップじゃろうがあーーー、ベースはジョン・ポール・ジョーンズにきまっとるーーー」ということで、このゼップの曲をヴォリュームの目盛りを4時の位置に合わせて聴いてしまった、という訳です。そして、CDをそのままプレーヤーに入れっぱなしにして、外出し年が明けてそんなことがあったことも忘れて、電源を入れるとまた鳴り始めたということになってしまいました。聴きながら少し反省した次第。しかし、こんな事抜きにして、ゼップのこの曲は何度聴いても格好イイと思います。ボンゾとジョン・ポール・ジョーンズによるファンクなリズム・セクションにジミー・ペイジの超格好イイリフとケルトっぽいソロ・ギターが絡まってアルバム1枚この曲が続いてもイイと思える程。
99/11/25
ELCTRIC LIGHT ORCHESTRA/DISCOVERY('79)
23日に3枚買ったELOのアルバム(1枚はサントラ)を聴いてみましたが1番このアルバムが気に入りました。正直言って、ELO自体に大きな期待はしていなかったのですが、こんなに格好よく聴こえてくるとは、思いもしませんでした。
ポップス職人が作ったポップなアルバム、といえばそれまでなのですが。1曲目のパフィーネタで有名な「SHINE A LITTLE
LOVE」から、あちこちのツボを押すような心地よい刺激が溢れ出てきます。ほかの曲に移ると、今度は別のツボを刺激するといった感じで、飽きることなくアルバム1枚あっという間に聴き終わって終いました。
サウンド的な快感は、上ものの痒いところに手が届く、的な様々な仕掛けは勿論のことですが。太っといブンブン唸るベースの音の凄まじさは圧倒的で、バランスを欠く程ですが、それがまた気持ちよくてたまらないです。
しかし、今頃になってパフィーのアルバム『JET CD』の由来が分かりました(ELOのこの頃のレーベルってJET RECORD)。知らぬは私ばかりなり。あと、ELOの例のシンボル・マークはボストンのそれと並んで、嫌でも70年代を感じさせてくれます。
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