女子10000メートルでは川上優子(沖電気宮崎)、高橋千恵美(日本ケミコン)、弘山晴美(資生堂)の3人が出場した。1組目、弘山が32分7秒68の記録で5着、予選通過を決める快走を見せると、続く2組目でも高橋が5着(32分34秒70)、川上が8着(32分36秒60)と予選を通過。3人揃って決勝への進出を果たした。3人は昨年のセビリア世界陸上でも揃って決勝進出しており、30日の決勝に向けて、楽しみな展開となった。
また、男子200メートルでは、伊東浩司(富士通)が20秒75の記録で2組の2着、末続慎吾(東海大)も20秒60で6組2着と揃って2次予選への進出を決めた。
弘山の話「スローペースになると思っていた。思い描いていたとおりの展開でした。ただ、前のほうの選手はまだ余裕があるので、決勝で順位を狙うといってもたいへんなことになるでしょう。前回のアトランタでは予選のスタートラインに立つのが精一杯。今回はスタートラインに立つのが楽しみだったし、やれるかなという余裕もあった。(夫の勉さんからは)“このレースを苦しんでこい。これは刺激だ、決勝が勝負”と言われてきた。決勝では入賞して、1つでも上を狙いたい。そして日本記録を作りたいと思う」