9月17日

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シドニー五輪
柔道・楢崎教子が銀メダル

 女子柔道52キロ級楢崎教子(ダイコロ)は、決勝で宿敵のベルデシア(キューバ)に1本負けを喫し準優勝にとどまった。楢崎はアトランタの時では菅原姓(旧姓)で銅メダルを獲得。アトランタでの雪辱は惜しくも果たせなかったが、前回の銅メダルを上回る銀メダルという結果を残し、主婦五輪選手として輝かしい足跡を刻んだ。また、男子66キロ級の中村行成(旭化成)は3回戦で敗れ、敗者復活戦でも敗退しメダルはならなかった。

楢崎教子「相手の背負いをしっかり受け止めようとして、変な感じで反対側に落ちてしまった。4年前の悔いを晴らすために今日を迎えたけれども、ベルデシアに勝とうとか、そういうことではなかった。私の心の中にある弱い部分を克服したかった。練習をし、ここまで来たことには非常に充実感があったし、納得のいく気持ちで今日を迎えられた。4年前はベルデシアに破れてしまったけれども、私は自分自身の弱い部分を克服したかったから今日までやってきました。やることをすべてやってきたと思うし、今日までの積み重ねに対しては納得しています。今、終わったばかりでこれからのことは考えられませんが、今日に最高のピークを持ってこられたことはよかったと思います」

出口コーチ「実力は世界一の選手だった。油断や隙とかいうものがあったわけではない。(体が畳に)背中からついてしまったので(一本負けは)仕方がないかもしれない。全日本の中で一番、やるべきことをやってきた選手だった。先に技ありを取って、守ってしまったところがあったかもしれない。もっと前に前に出て行けばよかったと思うが、お互い、手の内は知り尽くしているはずだから、それでもよくやったと思う」

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杉山茂樹の

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