■(4-3).ユーザー車検体験記・費用編■ |
(1).事前予約と必要書類 / (2).定期点検と記録簿 / (3).出発前の最終確認
(4-1).ユーザー車検体験記・受付 / (4-2).ユーザー車検体験記・検査ライン / (4-3).ユーザー車検体験記・費用
(5).ユーザー車検Q&A / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(前編) / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(後編)
前ページでは、検査ラインの様子についてレポートしました。
このページでは、費用の集計や所見などについて述べます。
〜 検査ライン終了時の書類の流れについて 〜 | |
これはピットに設置されている停止板です。前輪をこの谷間部分 に「はめて」停止します。エンジンを止め、ギヤをニュートラルに 入れます。初めはサイドブレーキを引いておきますが、後に表示 される電光掲示板の指示に従ってブレーキ操作を行います。 |
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念入りな「下回り検査」が終了すると、車を前に移動させてジャマに ならない位置に止めます。通常は「総合判断室」の横でOKです。 車から降りて、また「自動車検査票」に下回り検査結果を記録させ ます(挿入方向に注意)。左はその記録機です。記録後は、すべて の書類をそろえて「総合判断室(別名:プレハブ小屋)」に提出します。 |
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これが「総合判定室」です。提出するすべての書類とは「自動車検査証」、 「継続審査申請書」、「自動車税納税証明書」、「自動車検査票」、「自賠 責保険証(新・旧の2通が必要)」、「自動車重量税納付書」、の6通です。 「定期点検整備記録簿」については、提出しませんでしたが何も言われ ませんでした。すべての検査に合格し、かつ書類に不備がなければ、 合格印を押して返却されます。もし不合格項目があれば、再検査です。 |
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さあ、あとは新しい車検証とステッカーの交付を待つばかりです。 多摩自動車検査登録事務所では、6番窓口になります。 もしも検査で不合格項目があった場合には、再調整した上でその 部分のみの再検査をうけます。当日中であれば、何度でも再検査 できるようです。当日中の手直しが困難である場合は、「限定車検 証」を交付してもらって後日再検査(手数料が必要)、となります。 |
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今回、再検査もなく、無事にユーザー車検を終了した BG5Bレガシィ。かかった総費用については、 このページの下をご覧下さい(ホントに安上がり!)。 |
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〜 おまけ:もしも当日、再検査を受ける場合は 〜 | |
検査ライン入口にそなえられているインターホンで、 「次の車、○○の再検査です。」と告げ、隣の 再検査ボタンから該当する項目を押す。 |
さて、総費用はいくらでしょうか。
〜 今回のユーザー車検でかかった総費用 〜 | |||
No. | 内 容 |
費 用 |
備 考 |
●前日までの出費(自分で作業) |
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1 | コイン洗車場で下回りを洗車(ロングコース) | 700円 | 東京は高いな〜 |
2 | 荷室の見栄え向上(スピーカーボードをトリム化) | 1438円 | Jマートで材料購入 |
3 | 検査場に検査日を電話予約(テレホンサービス) | 100円 | 電話代のことです |
4 | 自賠責保険更新(向こう24ヶ月分、88ナンバー) | 32450円 | 東京スバルで手続 |
●当日の出費(出発前、整備工場) | |||
5 | ヘッドライト光軸調整、排気ガス点検など | 2575円 | 諸費用を含む |
●当日の出費(検査場にて) | |||
6 | 申請書類(継続審査用3枚セット×2)を購入 | 60円 | 予備用1セット含む |
7 | 手数料印紙(自動車検査票に添付用) | 1400円 | 小型(2000cc)以下 |
8 | 重量税印紙(自動車重量税納付書に添付) | 25200円 | 88ナンバーのため |
合計費用 : 63923円 (約6万4千円で済みました) |
【 おわりに 】
ここでコストパフォーマンス度を再確認してみます。
車検の際は、誰が行っても
「申請用紙や自賠責保険、印紙代」 は必須ですから、
かかった合計費用に対する これらの「必須費用」の割合 を求めてみましょう。
■合計費用=63923円
■必須費用=59080円
コストパフォーマンス度(簡易版)=(59080円/63923円)×100=92.4%
以上の結果より、ユーザー車検でかなりの出費を抑えられることが分かりました。
私のレガシィは88ナンバーですので、ホントはさらに普通の5/7ナンバー車の
車検費用に対するコストパフォーマンス度もあるわけです。これらの相乗効果に
より、総費用で6万円台が実現しました。苦労はしますが、何事も勉強ですね。
ただし、車検を単にお金の面だけからとらえてはいけません。
私(KAZ)が言っても説得力があるかどうか分かりませんが、日常の点検であれ
ユーザー車検であれ、ユーザーが 「自己の責任において」
実施するものです。
脚まわりを交換したらアライメントテスターで点検してみるとか、マフラーを交換
したら排気ガスの漏れを定期的にチェックするとか、ヘッドライトのバルブ交換を
したら光軸に注意するとか、オイル交換をしたらドレンボルトからのオイルにじみ
をチェックするとか、程度の大小はあっても
すべて自分が管理者であり責任者で
あるわけです。自分で点検できない項目については、整備業者にお願いします。
検査場の検査官は、本当に真剣に見てくれます。
これらの方々にも失礼の無いよう心がけましょう。
さあ、あなたもユーザー車検にチャレンジしてみませんか?
■ユーザー車検 INDEX■
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