日時	2000/1/31
銘柄	フェッツァー・ヴァレーオーク・ CS95
	米＞カリフォルニア/赤
購入店	小田急ハルク
価格	1500円
コメント	縁にピンクがかった明るめのガーネット。香りは樽香が支配的。バニラ、ココナッツ。ラズベリーなどの赤系果実。湿った土。味わいは、ミディアムボディで、タンニンは適量ながらやや収斂性を残し、酸は後半にかけて広がる。後味には樽から来るバニラの風味を感じる。バランスのとれたワインだが、やや厚化粧なのが気になる。【73】
総評/ 雑感	この銘柄はかって私がデイリーワインにしていたもの。今飲んでみると、飲みやすいのだけど、なんとも樽が主張しすぎで、葡萄より樽の味がメインと言いたいぐらい。かってはこのバニラの風味が好みだったんだけど、今飲むとちょっと鼻につくなあ。

日時	2000/2/3
銘柄	コルテ・レアル　92 （ヴィーニャ・エストレメニャ）
	スペイン＞ティエラ・デ・バロス/赤
購入店	義父母土産
コメント	縁にややオレンジの見られる明るめのガーネットで、色調はやや淡い。香りはプラム、ブルーベリー、燻香、バニラなど。 味わいは繊細、アタックはまろやかでよく熟した果実のフレーバー。酸はしっかりあるがしなやか。タンニンはきめ細かく、ボリュームはスマート。果実と酸中心の構成。フィニッシュには熟した果実味を感じ、余韻は中程度。【82】
総評/ 雑感	二日続けて日本酒三昧のあと、今日開けたのは、義父母のスペイン土産のワイン。まず、不思議なのはこのワインのラベル。ゴージャスで土産品ムードに満ちているのはいいのだけど、産地名とか種別 （ＤＯとか、ヴィノ・デ・メサとか…）の記載がどこにもない。 一体どういう素性のワインなのだろう。そもそも日本語読みがこれでいいのかもわからないし（ちなみにスペルは"Corte Real")。それとこのワイン、カベルネとテンプラリーニョというちょっと不思議なブレンド。実のところあまり期待していなかったんだけど、味のほうはなかなか、繊細でよく熟した果 実味が特徴のいかにもスペイン産らしいワインで美味でした。 　＜↑ＴＯＰ＞＜↓ＤＯＷＮ＞

日時	2000/2/5
銘柄	マルケス・デ・カセレス・ゴーディアム94
	スペイン＞ リオハ/赤
購入店	東急澁谷店カウンターにて試飲。
コメント	縁にややオレンジが見えるやや濃いガーネット。香りは果実香中心。プラム、ブルーベリに加え、バニラ、モカなどの樽香がほんのり。 味わいはアタックから極めてスムーズでまろやかな果実の味わいが特徴。果実味はやや甘味を伴うが、スペインワインによくあるような過熟な感じではなく、節度があり、タンニンは丸くきめ細かく、しなやかでしっかりした酸が後半にかけて広がる。余韻も長く、すばらしいワイン。【89】
総評/ 雑感	年があけて、初めて東急澁谷店の試飲コーナーへ。今日からつまみのチーズが加わったそうで、まだ誰も頼んでいないというから、私が初めて頼んでみた。300円だったけど、とても美味でお得だし、ワインだけを黙々と飲むよりはやっぱりちょっとしたつまみがあったほうがいい。まあそれはそうと、マルケス・デ・カセレスのこのワインについては予想以上にすばらしいワインで感心した。セパージュはテンプラリーニョ、ガルナッチャ、グラシアーノだそうで、あんまりテンプラリーニョらしさはなく、私は当初カベルネがブレンドされているのかと思った。スペインワインはこのところ好印象続きなので、もっと開拓してみたい。ちなみにボトル価格は9800円とのこと。

日時	2000/2/5
銘柄	サッセーロ・ブルネロ・ディ・モンタルチーノ94 （イル・ポッジォーネ）
	イタリア＞トスカーナ/赤
購入店	東急澁谷店カウンターにて試飲。
コメント	色はオレンジの色調が全体にかなり感じられる濃いめのガーネット。香りは閉じ気味で、トップノーズに甘いカシスリキュール香。ブルーベリーのシロップ漬け、黒オリーブ、メンソールなど、落ち着いた果実香主体。 味わいはアタックから甘味の乗った果実味を感じ、タンニンはきめ細かく上質で、酸はしっかりあるがしなやか。後半にまだ若さを感じる果実味を感じ、余韻は長め。果実中心の精妙なバランスが特徴のワインでこれもすばらしい。【89】
総評/ 雑感	チーズがまだ残っていたのでもう一杯。たまにはということで、あまりふだん飲まないイタリアワインを注文してみた。上記の銘柄はブルネロの作り手としては最高の作り手のひとりらしいんだけど、私はイタリアワインについては疎いもので… で、実際飲んでみるとこのワインも前の銘柄と甲乙つけがたいすばらしさ。今回飲んだのはどちらも優雅でバランスにとんだタイプ。このところボルドーや新世界ばかり偏重気味だったのでたまにはこういうもいいな、と思ったけど、ボトル価格12000円と聞くとおいそれとは手が出ないか。