2000年1月29日(土)
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1月29日(土)三茶小田島にて
今日は日比谷で遅らばせながら「シックスセンス」を観たあと、年明け初めて三茶の小田島へ。食事はすませていたので、つまみとともに何種類かのワインを楽しんだ。ちなみに昨年12月のワイン会で飲んだ「ルパン」のボトルを店で取り置きしてくれていたので、持って帰って部屋に飾られることになり、カミサンは大喜び。(右図)


銘柄 ポメリー・ブリュット・ブラン・ド・ブラン
仏>シャンパーニュ/泡
総評
/雑感
まずは泡モノから。色は黄緑がかったイエロー。泡はきめ細かく、勢いあり。香りは洋ナシ、トースト、白い花。アタックは強めで爽やかな炭酸とともに豊かな果実味を感じ、酸は丸いがしっかりしており、ボリュームは中程度。全般に果実味豊かながらキレ味もよく、さわやかなシャンパーニュ。
【82】 
銘柄 オスピス・ド・ボーヌ・小田島ラベル97
仏>ブルゴーニュ>モンテリー1級
総評
/雑感
オスピス・ド・ボーヌの競売で一樽購入したとかで、ラベルも小田島オリジナル。色はとても濃いルビー。香りはイチゴ、ラズベリー、バニラなどで果実香中心のフレッシュな香り。味わいはアタックからフレッシュな果実を感じ、とにかく凝縮感がすごくあるのに驚かされる。そのため液体というよりもネットリしたゼリー状のようなコクすら感じられ、酸は丸くおだやかで、タンニンはきめ細かい。アフターにはやや甘みを伴ったフレッシュな果実。余韻は長め。ある意味スゴイワインだが、酸度がここまで低いと長期の熟成は難しいかもしれない。
【84】 
銘柄 Ch.ブラーヌ・カントナック87
仏>ボルドー>メドック2級>マルゴー/赤
総評
/雑感
以前飲んだムートン87の印象がよかったので二匹目のドジョウを狙って、ブラーヌカントナックの87を注文。ちなみにグラス2000円。
色はオレンジがかったガーネットでかなり淡い色調。香りはカシスリキュールの甘い香り中心でドライフルーツ、キノコなど、かなり熟成香が混ざる。味わいは甘みを伴った果実味が感じられ、意外にボリューム感が強く、その割に酸はやや控えめで、タンニンもとけ込んでいるので、全般にネットリとしてやや平板な印象を受ける。
【82】 
銘柄 ヴォルネイ・1erクリュ93
 ( ユベール・ド・モンティーユ
仏>ブルゴーニュ>ヴォルネイ/赤
総評
/雑感
縁にピンクがかった明るめのルビー。香りは、ラズベリー、梅、ミネラル、回すとややジビエ。アタックはまろやかで、豊かな果実味としっかりめの酸を感じ、ボリュームはややスマートで、後半にかけてしなやかな酸が口中に広がる。余韻は中程度。
【78】 
銘柄 Ch.ボーセジュール・ベコ96
仏>ボルドー> サンテミリオン特別 1級B/赤
総評
/雑感
抜栓後一日経っているとのことだが、まだまだしっかりしているどころか、ちょうど飲み頃という感じ。全般に黒みがかった非常に濃いルビー。香りはブルーベリー、湿った土、墨汁、バニラ。味わいはフレッシュな果実味とかなりの収斂性を伴った大量のタンニンが主体で、酸は丸いが量は多め、全般に各要素が自己主張しあう骨格のしっかりしたワイン。飲み頃にはまだかなりかかりそう。
【78】 
銘柄 モレ・サン・ドニ91(ピエール・ブーレ・エフェス)
仏>ブルゴーニュ>モレサンドニ/赤
総評
/雑感
新樽を一切使用せずに伝統的な醸造法により作られたワインとのこと。
色はかなりオレンジの入ったガーネット。香りはラズベリー、オレンジピール、回すとなめし革、ジビエ、枯葉などの熟成香。
アタックはやわらかくやや旨みの伴った果実味を感じ、酸はしなやかで後半にかけてやや強めに自己主張する。タンニンもしっかりあるがキメは細かく上質。ボリューム感は中程度。この年にしてはボディがしっかりしていて凝縮感がある。熟成して複雑さがかなり出ており飲み頃。
【85】 

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