2000年1月24日(月)〜1月28日(土)
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日時 2000/1/24
銘柄 カルメン・レゼルバ・メルロー96
チリ> マイポバレー/赤
購入店 やまや
価格 980円
コメント 色は縁にややピンクがかった濃いガーネット。粘性中程度。
香りはブルーベリージャム、鉛筆の芯、杉の木。シンプルな果実香が中心だが、オークのフレーバーも過剰にならず節度がある。
味わいはアタックに豊かな果実を感じ、しっかりした丸い酸とキメの細かいタンニンとのバランスがよい。ボリュームは中程度で、新世界のワインにしてはスマート。このシリーズのカベルネはかなりタンニンがしっかりしているが、メルローはその点もほどよく、バランス感にすぐれる。アフターにはやや甘みを伴った果 実味と酸がほどよく感じられ、余韻中程度。いつ飲んでもすばらしく、コストパフォーマンスはナンバー1と言ってよいと思う。
【78】
総評/
雑感

年が明けてから、日頃の飲むワインがインフレ気味になっていたので、ここは初心に戻って、1000円以下のワインを。寝室のラックの中で2年近く置き去りになっていたカルメンを選んだんだけど、この瓶がまたすごい。よくドメーヌのセラーとかで黒カビまみれの瓶の写真は見かけるが、この瓶はそれとは似ても似つかぬホコリまみれ。あんまりそのホコリがすごいんで思わずそのままデジカメで撮ってしまった。

日時 2000/1/26
銘柄 ブルゴーニュ "レ・ボン・バトン96
(フィリップルクレール)
仏>ブルゴーニュ
購入店 BAR"3rdRADIO"にて
価格 グラス1000円
総評
/雑感

友人の送別会の二次会で南青山にある上記のバーへ。有名なRADIOの三号店だそうです。ワインバーではないので、ワインには期待してなかったのだけれど、一次会でワインを飲まなかったこともあり、またまた赤はフィリップルクレールのACブルゴーニュ、白はウンブレヒトのリースリングというグラスワインのセンスのよさもあり、結局赤白とも注文。ところが、グラスがいけない。脚が長くてオシャレなタイプだが、いわゆる「寸胴」の香りがこもらないタイプ。
色は暗くてわからず。香りはラズベリー、ゴムなどの若い果実中心。味わいは酸味がかなり突出していて、果実味とともに若いピノノワールらしさは感じるものの、それ以上のものではなかった。たぶんグラスの条件のせいだと思う。【70点】
<同時に飲んだワイン>
リースリング・ヘレンベッグ・ド・テュルクハイム97
(ツィント・ウンブレヒト)
上のワインといい、このワインといい、選んだ人のセンスは感じられる。ただ、このグラスは冷えすぎでキンキンの状態。【68】

郷に入らば郷にしたがえというように、すばらしいウイスキーのリストが並んでいる中、わざわざグラスワインを注文することもなかったかなとちょっと反省した一夜。

日時 2000/1/27
銘柄 ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン・レゼルブ93
仏>シャンパーニュ
購入店 レストラン「トップハット」にて(持ち込み)
総評
/雑感
この日はちょっと遅めの新年会で、夜景の見える新宿の超高層ビルのフランス料理。上司が持ち込んでくれたシャンパンが上記の銘柄。ヴーヴクリコは先日も飲んだばかりだが、さすがにビンテージとなると味わいが1ランク違う。
色はやや濃いめのイエロー。泡立ちは弱めだが、気泡はきめ細かい。
香りは、白桃、洋ナシ。黄色い花。回すとトーストのような香ばしい香りが。味わいは、アタックから豊かな果実としっかりしているが角がとれた酸が感じられ、これらのバランスがよく、コクは中程度で余韻は長め。どっしりと重たくもなく、かといって軽すぎもせず、節度のある味わいで、すばらしい。【85】
日時 2000/1/28
銘柄 ボーヌ・1erクリュ ・ペルチュイゾ(デューシェ)
仏>ブルゴーニュ>ボーヌ/赤
購入店 土浦鈴木屋
価格 3180円
コメント 色はかなり淡めの明るいオレンジがかったルビー。粘性は控えめ。
香りは熟成香主体。ジビエ、なめし革の強めの香り。小梅やラズベリーなども。味わいはアタックやさしく、ボリュームはスマート。果実はやさしく旨みと甘みを伴い、酸は丸くしなやかで、果実味とバランスがよくとれている。熟成したピノノワールの特徴がよくでている。凝縮感はないが、やさしくとてもよい状態で熟成されたワイン。
【86点】
総評/
雑感
今日はカミサンが外出なので、家でひとりで寂しく夕食。ワインは年末に土浦鈴木屋で購入したもの。あまり聞かないプリミエクリュではあるが、 古酒を抱えることで有名なドメーヌデューシェということで結構期待。結果 はなかなか良好な熟成状態で、3000円チョイでこれだけのワインが飲めるならリーズナブルだと思った。久しぶりに美味しいブルゴーニュを飲んだ感じ。

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