| 2004年9月 |
| 日時 | 2004/9/17 |
| 銘柄 | モレ・サン・ドニ98(デュジャック) |
| 産地 | 仏>ブルゴーニュ |
| 購入店 | やまいち |
| 価格 | 4800円 |
| 感想 | 週末にあけるのに手ごろなワインがなくて、実家のセラーからゴソゴソと探し出してきたこのボトルは、3年以上前にやまいちのセールの際に購入したものです。自分のサイトを検索してみると、2本同時に買ったうち、1本はかなり以前に飲んでましたが、このころは点数をかなり辛めにつけていたので、今の基準でいうと、87点ぐらいのイメージだったと思います。まあこのサイトの点数なんていい加減につけているので、参考にもなりませんが。やや濃いルビーで、エッジはオレンジが見え始めてかなりやわらかな色調になってきています。香りは、ラズベリーやオレンジの皮、シナモンなどのスパイス、茶碗蒸し、それにややミルキーなニュアンスもあります。芳香力自体はさほど強いとはいえませんが、辛抱強く飲んでいるとだんだんと香りが開いてきます。味わいはアタックに力強い果実味が感じられて、広がりや旨み感も十分にありますが、中盤から後半にかけて苦味や木質的なニュアンスが強くなって、ちょっと雑然とした印象が残ります。近年のデュジャックって、どうも味わいの均整がとれていないというか、ギクシャクした印象を感じることが多いので、このボトルもそのクチなのかもしれません。加えてこのボトル、決して劣化とまでは言いませんが、このイガイガ感は、正直あまり丁寧に扱われなかったんじゃないかという気もします。いずれにしても、和風だしにも似た旨み感とミルキーな樽との繊細な調和がこの作り手の持ち味だなだけに、このボトルの後半の雑味感はかなり印象をスポイルしてしまいますね。ちょっと残念なデュジャックでした。 【87】 |
| 日時 | 2004/9/11 |
久しぶりのワイン会。不定期更新コラムにて。 |